1998年4月10日のオンエア情報です。

BEAT UKは1990~2002年における英国のチャート番組で、深夜とはいえ民放テレビによる洋楽番組は大変貴重でした。今ではBS朝日の「ベストヒットUSA」が洋楽総合番組として役割を果たしているでしょうか。
自分は当初1時間だったこの番組が30分に短縮され物足りなくなり、TV版も観つつ1時間番組である同番組のラジオ版も聴き始めてしまいました。
超好みでないと一度聴いただけでは曲が認識できない、という理由もあります。
最近コロナ禍で来日アーティストが全くいないため番組制作は苦労していると思いますが、貴重な洋楽情報源なので長く続くことを願っています。

1998年4月6日付HO HOU(ホ・ホゥ)
今週のヘッドライン
良くも悪くも方々でお騒がせなイアン・ブラウン
ブラック・グレープは解散予定?
ブラーがシーモア時代の音源テープをオークションに


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
緑字の部分は旧公式サイトからの引用です。
日本語黒字の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません…が、時々適当に訳してることもあり、その際は斜体青文字で表記しています。ご了承ください。


BEAT UK  April.10.1998 On Air 
Voice / Neil Fox

OPENING
The Divine Comedy / I've Been To A Marvellous Party

This interpretation of the classic 'I've Been To A Marvellous Party' can be found on the forthcoming Noel Coward tribute album compiled b Neil Tennant.
この曲は、ニール・テナント編集のノエル・カワードのトリビュートアルバムに収録されている。
ノエル・カワードとは1910~50年代に活躍し、1973年に亡くなったた俳優・映画監督です。
また作詞作曲もこなした方で、今回は彼の楽曲群をペット・ショップ・ボーイズのニール・テナントが監修したトリビュートアルバムとしてまとめられることになりました。このアルバムTwentieth-Century Blues: The Songs of Noël Cowardは97年から英国のさまざまなアーティストに依頼し、レコーディングが進んでいます。
この曲は北アイルランド出身のバンドであるデヴァイン・コメディによる同名曲カバーで、原曲は1938年に書かれています。
トリビュートアルバムは98年9月にリリースされ、これはエイズのチャリティーアルバムとしての役割がありました。英国盤は99年にリリースされますが、こちらは再発のようです。


TOP 20
20  N  Prince Buster / Whine And Grine   PVなし

In the early 1960's Buster, founder of The Voice Of The People sound system, went into hiding after the Jamaican government made an attempt on his life!
ザ・ボイス・オブ・ザ・ピープルというサウンドシステムの生みの親であるバスターは、60年代初期にジャマイカ政府に命を狙われ姿をくらましていた。
プリンス・バスターはジャマイカ出身のアーティスト・プロデューサーです。ジャマイカと言えばレゲエですが、彼はレゲエ以前のジャマイカ音楽である1950年代後半から1960年代のスカ・ロックステディ期にかけて活躍しました。
彼は一度音楽活動をやめていたそうですが、1984年に英国で行われた音楽フェス「レゲエサンスプラッシュ」に出演したことがきっかけとなり再度音楽活動を始めています。
今回は彼にとって英国では1967年以来のチャートインとなり、英国シングルチャート21位になっています。曲自体は1960年代に製作された既存のものですが、シングルリリースすることになり新たに録音されました。
何故今になってチャートインを果たしたかというと、英国では毎度話題になるリーバイスのCMソングとして使われたからでした。このヒットにより英国の音楽番組Top Of Popsに出演していますので、今回はそのライヴ映像を貼ってみました。
英国では、70年代後半にレゲエを発展させた2トーンスカのバンドであるスペシャルズやマッドネス等の台頭に始まり、90年代前半のレゲエアーティスト群のヒット連発、90年代後半のヒップホップやビッグビート系のサンプリングネタ使い等により、度々ジャマイカンルーツミュージックの再評価がなされています。今回リーバイスのCM曲として採用されたのも、そのような音楽的流行をすくいとった結果だったのでしょう。


こちらがプリンス・バスターの曲が使われたリーバイスのCMです。

19  ↓   Alexia / Uh La La La
18  ↓   Spice Girls / Stop
17  N  Louise / All That Matters

Despite being consistent hitmaker as a solo artist, Louise is yet to achieve no.1 success since her split with Eternal in 1995.
ソロになっても次々とヒット曲を出しているルイーズだが、95年にエターナルを脱退して以来1位の座は獲得していない。
英国で人気のR&B系ガールズグループ、エターナルの元メンバーであるルイーズの97年10月リリースの2ndアルバムWoman in Meから、最後のカットとなる3rdシングルです。
エターナルは元々友達同士の4人グループで、ルイーズが唯一の白人メンバーであるのとモデル級の美貌だったこともありソロ売りできるという判断で脱退。その後デビューとなり英国のセックスシンボルとして君臨するルイーズでしたが、ここにきてサッカー選手との婚約が発表されました。
エターナルが英国1位シングルを輩出したものの、ルイーズは上位には行くものの大ヒット曲はまだありません。その代わりメディア露出が多いので、歌以外のところでも活躍しているのでしょう。

16  ↓   Madonna / Frozen
15     LeAnn Rimes / How Do I Live
14  ↓   M People / Angel St
13  N  Trickster / Move On Up

Retaining strong elements of the original is this latest reworking of the classic Curtis Mayfield track, first released in 1971.
原曲は71年にリリースされたカーティス・メイフィールドの名曲の、オリジナルの良さを伸ばした焼き直し。
トリックスターとは Dino Fingers RamirezとMarco "Pimp Daddy" Nashの二人組ハウス系グループです。名前からしてラテン圏の人かな?と思いましたが、調べたところこれは芸名で二人とも英国人でした。他にもたくさんの名義でやっているようですが、ラミレスさん(本名ディーン・マリオット)の方が主体でやっているようです。
この曲はグループのデビューシングルで、英国シングルチャート19位になっています。テロップにもありますがこれは1971年のカーティス・メイフィールドの同名曲カバーです。原曲が有名曲ということもあって耳馴染みがあるうえ、現代的なアレンジが加わっています。クラブで掛けたら盛り上がるのは間違いないでしょう。

12  ↓   Texas feat. Wu Tang Clan / Say What You Want
11     Savage Garden / Truly Madly Deeply


ON STAGE
Warm Jets / Never Never
ウォーム・ジェッツの客なしライヴです。同じ映像は発見できませんでした。


NEW RELEASES
Shola Ama and Craig Armstrong / Someday I'll Find You

This is part of double A sided single alongside The Divine Comedy with all profits going to the 'Red Hot Aids Charitable Trust'.um of the
ディバイン・コメディーとのダブルA面となっているこのシングルの収益はレッド・ホット・エイズ・チャリティー・トラストに寄付される。
英国のR&B系シンガー、ショーラ・アーマの新曲です。先のシングルMuch Loveの時の説明テロップに「実はあまり好きではない曲」と暴露されてしまったノエル・カワードの曲でチャリティをすることになり、先に紹介したディヴァイン・コメディとのスプリット・シングルとしてリリースされました。
何故ペット・ショップ・ボーイズのニールがノエル・カワードのトリビュートでエイズ関連チャリティなのか。実はノエル・カワードはゲイとして知られていたこともあって、ゲイの間で蔓延している…というイメージが強いエイズ患者等へのチャリティを、同じくゲイと公表済のニール・テナントが旗振り役となって支援してる、ってわけです。
もちろんこれっきりの支援ではなく、その後エルトン・ジョンが作ったエイズ関連の財団にも度々支援しています。

Todd Terry / Ready For A New Day  →PVはこちら

Taken from Terry's album of the same name which features vocals from Mahsa Wash, Jocelyn Brown, Shannon and Bernard Fowler.
テリーの同タイトルのアルバムからのこの曲はマーサ・ウォッシュ、ジョスリン・ブラウン、シャノンとバーナード・ファウラーのボーカルをフィーチャーしている。
ニューヨークのDJトッド・テリーの97年リリースのアルバムタイトルトラックです。先のシングルと同じく今回もマーサ・ウォッシュにジョセリン・ブラウンなど実力派ソウルシンガーをフィーチャリングしたシングルです。
マーサ・ウオッシュと言えば少し前にドラァグクィーンのルポールとコラボしたリメイク曲でもチャートインしていたりとクラブ系楽曲と相性が良く、この時期であっても活躍の場が多いシンガーです。
もちろんトッド・テリー自身も世界一のハウス系DJとして世界を飛び回っているのした。

Page And Plant / Most High
18 ears after Led Zeppelin split, Robert Plant (49) and Jimmy Page (54) return with the first release from their forthcoming LP 'Walking Into Clarksdale'
レッド・ツェッペリンが解散してから18年、ロバート・プラント(49才)とジミー・ペイジ(54才)の近日発売予定のアルバム‘Walking Into Clarksdale’からの最初のリリース。


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
20  Lighthouse Family / Postcard From Heaven
19  Savage Garden / Savage Garden
18  All Saints / All Saints
17  The Bluetones / Return To The Last Chance Saloon
16  Texas / White On Blonde
15  M People / Fresco
14  Iron Maiden / Virtual
13  Space / Tin Planet
12  Eric Clapton / Pilgrim
11  Morcheeba / Big Calm
10    Natalie Imbruglia / Left Of The Middle
  9    The Corrs / Talk On Corners
  8    Kylie Minogue / Kylie Minogue →Impossible Princess
  7    The Verve / Urban Hymns
  6    Finley Quaye / Maverick a Strike
  5    Celine Dion / Let's Talk About Love
  4    George Martin/Various / In My Life  (Golden Slumbers / Come Together)
  3    Madonna / Ray Of Light
  2    Robbie Williams / Life Thru A Lens
  1    James / The Best Of  (Sit Down - '91ver)


REQUEST
Everything But The Girl / Missing  - Todd Terry Mix

英国の恋人同士の男女デュオ、エヴリシング・バット・ザ・ガール(以下EBTG)は1982年に結成され、83年にシングルデビューしました。デビュー当時はネオ・アコースティック系のグループでしたが、その後様々なジャンルの音楽に影響を受けダンスミュージックへと接近してゆきます。そのさなかメンバーのベン・ワットが病に倒れ、長期間の療養を余儀なくされてしまいました。
Missingは、ベンが復帰し94年7月にリリースされた8thアルバムAmplified Heartに収録され、同年8月に2ndシングルカットされた曲です。この時点でも電子音が入っているものの、まだアコースティック色の残るMissingでした。
95年にこちらのトッド・テリーによるミックスバージョンがリリースされると、英国で3位、アメリカで2位の大ヒットになりました。これがきっかけとなってEBTGは本格的なダンス系グループとして方向を定め、リミックスをしたトッド・テリーとしても自身が手掛けた中では最大のヒットとなったことで、名声も更に上がったのでした。
なおEBTGは2000年に解散していたことが後から伝わりましたが、これは二人の間に産まれた子供との生活を優先するためだったそうです。解散してもお互いに音楽活動は続け後に結婚もしていますが、ライヴツアー等大きく活動しなければならなくなるEBTGを復活させるつもりは今のところないようです。(音源の再発などはしている)


SPECIALIST CHART
UK R&B SINGLE CHART
1  Janet Jackson / I Get Lonely
2  Destiny's Child / No No No
3  LL Cool J / Father
Changing Faces Featuring Jay Z / Time After Time / All Of Our Days
5  Will Smith / Gettin' Jiggy Wit It


ONES TO WATCH
Gomez / 78 Stone Wobble

Gomez are Tom (vocals/guitar/keyboards), Ian (vocals/guitar/harmonica), Ben (bass/vocals),Olly (drums/percussion) and Paul (bass/vocals).
ゴメズは、トム(ボーカル、ギター、キーボード)、イアン(ボーカル、ギター、ハーモニカ)、ベン(ベース、ボーカル)、オリー(ドラム、パーカッション)、そしてポール(ベース、ボーカル)。
96年に英国・サウスポートにて結成されたロックバンド、ゴメスの登場です。サウンドはフォーク・ブルースやサイケデリックさを含んだ抑え目のロックで、ブリットポップの次のロック系注目株でもあります。
97年にデモテープをいくつかのレーベルに送ったところ大きな反響があり、その中からヴァージン傘下のオルタナロック系レーベルであるハットと契約しレコーディングを始め、98年3月末にこのシングルでデビューとなりました。
4月半ばには1stアルバムBring It Onがリリースされるのですが、イギリスっぽくない土臭さとルーツロック的雰囲気を感じられ、かといって古臭さのない実験姓のある意欲作として非常に高い評価を受けました。この「評価」はいずれBEAT UKでも紹介されるでしょう。
シングルTop20以内にはなかなか入りませんが、今後も新作アルバムが出るたび紹介されるくらいのバンドです。

Ruth / Where Is The One
'Where Is The One' is Ruth's fouth single and is included on their forthcoming debut album 'Harrison'.
この曲はルースの4枚目のシングルで、近日発売のデビューアルバム‘Harrison’から。
ルースは92年に結成された英国の4人組ロックバンドで、デビューは95年です。サウンドはポップロックで、明るい曲が多いバンドです。
95年にシングルデビューしたものの新曲のリリースされる間隔が空いてしまっていて、これは96年以来のシングルになります。なかなかアルバムが出ませんでしたが、1stアルバムHarrisonがようやく出る運びとなりました。
なおバンドは後に名前を45sと変更し、2003年に解散。その後メンバーだったマット・ヘイルズはアクアラング名義でソロ活動を始めています。
PVや音源は残念ながら発見できませんでした。

Boom Boom Satellites / Dub Me Crazy

Boom Boom Satellites are Michiyuki Kawashima and Yukihiro Nakano and take their name from a Sigue Sigue Squtnik track!
ブーム・ブーム・サテライツは、ミチユキ・カワシマと、マサユキ・ナカノで、彼らはその名前をシグ・シグ・スパトニックの曲からとった。
ブンブンサテライツは1990年に日本で結成された川島 道行と中野 雅之による二人組ユニットです。
日本のユニットとして海外レーベルデビューを果たし、97年に英国のテクノ系レーベルR&Sからリリースされたシングルが話題となりました。当時はテクノ系を中心に海外デビューの逆輸入アーティストが何人かいましたが、この時代テクノや最先端のビッグビート系は、ヨーロッパの方がレーベル及びリスナーに受け入れられやすかったのです。
このシングルは97年にR&Sからリリースされた2ndシングルで、当時まだテクノ系部門があった日本のソニーからも同時期に、ミニアルバムJoyrideのカップリングとして収録されていました。
1stアルバムOut Loudは98年10月にリリースです。こちらはもう少しロックに寄った作風になっていて、日本では「デジタルロック」の括りとして紹介されていました。
あとご存知の方も多いでしょうが、ブンブンサテライツは川島氏が2016年に病気で亡くなり、翌年に活動終了しています。驚くことにデビュー時から既に病魔との闘いが始まっていたのでした。


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Therapy? / Szene - Vienna, Austria  25 April /
 Rote Fabrik - Zurich, Switzerland  26 April

Propellerheads / Junction - Cambridge, UK  28 April
The Jesus Lizard / LA2 - London, UK  28 April
こちらは4月23日の公演でした。

Menswear / Temple King's Callege - London, UK  30 April

NORTH AMERICA
Salt 'N' Pepa / 9:30 Club - Washington, USA  25 April

ASIA
Super Furry Animals / Club Snoozer / Liquid Room - Tokyo, Japan  18 April
The Bluetones / The Garden Hall - Tokyo, Japan  25 April
Metallica / Rainbow Hall - Nagoya, Japan  29 April /
 Osakajo Hall - Osaka, Japan  30 April
 →29日30日のセットリスト

Portishead / The Garden Hall - Tokyo, Japan  30 April


FEATURE
LATEST SCOTTISH BANDS
スコットランド・バンド特集

With underground independent labels like Chemikal Underground and Creeping Bent and a burgeoning music scene of it's own, we thought we'd take a look at the latest crop of bands to come out of Scotland.
ケミカル・アンダーグラウンドやクリーピング・ベンドなどのアンダーグラウンドなインディペンデントレーベルやその音楽シーンが発展しつつるあるスコットランドに今回は注目し、スコットランド出身のバンドを特集します。

英国ブリテン島北部地域、スコットランド出身のバンド特集です。
スコットランドは、南部イングランドとは別の法律や制度を持ち、同じ国でありながら先日英国から独立すべく住民投票が行われるなど、独立性の強い地域です。
首都はエディンバラですが、音楽シーンの中心はスコットランド最大の都市であるグラスゴーです。
今回は新人期待株中心の紹介ですが、この時代に活躍しているスコットランド出身アーティストで有名なのは、テキサス、プライマル・スクリーム、トラヴィス、ティーンエイジ・ファンクラブ、シンプル・マインズ、プロクレイマーズ、エドウィン・コリンズ、パステルズ、ジーザス&メリーチェイン等が挙げられます。

The Delgados / Everything Goes Around The Water

The Delgados have already appeared on a split single with Urusei Yatsura for Japanese label '100 Guitar Mania' and supported the likes of Pavement and Elastica.
デルガドスはすでにウルセイヤツラの片面で日本のレーベル‘100ギター・マニア’からレコードを出しており、ペイブメントやエラスティカの前座をしていた。
デルガドスは94年にデビューした、男女のヴォーカルがいるグラスゴーシーンのバンドです。ここで紹介するスコットランドのバンド群の中では結構重要な立ち位置にあります。
彼らはデビューのために自身のレーベルであるケミカル・アンダーグラウンドを94年に作り、やがて数々のスコティッシュバンドを世に送り出すまでに成長しています。他にビス、ウルセイ・ヤツラ、モグワイ等がレーベルに所属しています。
100 Guitar Maniaは90年代に洋楽ロックをリリースしていた東京のレーベルで、そこから95年にウルセイ・ヤツラとのスプリットシングルをリリースしています。
日本では知名度の低いバンドですが、2008年には日本のアニメ「ガンスリンガー・ガール」の主題歌として、2002年の4thアルバムHateに収録されている楽曲The Light Before We Landが使用されたので、アニメに造詣の深い方であればご存知かもしれません。

Adventures In Stereo / Airline

A.I.S.'s Jim Beattie used to be in Primal Scream and the band follow up their self-titled album of last year with 'Alternative Stereo Sounds' in May.
A.I.Sのジム・ビーティーは元プライマル・スクリームで、バンドは去年出したセルフ・タイトルのアルバムに続く‘Alternative Stereo Sound’を5月に発売する。
プライマル・スクリームの創設メンバーだったジム・ビーティが彼女のジュディス・ボイルと作った新バンドSpirea Xを経て、94年に結成されたアドベンチャーズ・イン・ステレオです。バンドはローファイ的なポップロックサウンドで、この曲は96年のシングルです。
バンドはコーナー冒頭にも名前が挙がったレーベル、Creeping Bentからのリリースです。

Arab Strap / Here We Go

Having performed at the NME Brats showcases earlier this year, Glaswegian's Arab Strap are set to release their second album 'Philophobia' in April.
今年はじめNMEのブラッツのショーケースで演奏したグラスゴー出身のアラブ・ストラップは2枚目のアルバム‘Philophobia’を4月に発売する。 トップ40のヒットをすでに出している彼らは今夏次のアルバムと最初の正式なUKツアーが見込まれる。
アラブ・ストラップはエディンバラとグラスゴーからやや北の町フォルカークにて95年に結成された、二人組ロックバンドです。デビューはデルガドスのレーベルであるケミカル・アンダーグラウンドからで、以降も同レーベルからリリースしていました。
テロップにあるショーケースは、1998年1月18~25日にロンドンのアストリアで行われたNME Clean Sweepの一環と思われます。22日にはアラブ・ストラップの他にスーパー・ファーリー・アニマルズ、モグワイ、カンパ・ヴェロセットが出演しています。
再結成後新曲を出していませんでしたが、2020年に14年ぶりとなる新曲をリリースしています。

Belle And Sebastian / 3,6,9 Seconds Of Light E.P. (Centur Of Fakers)

With a Top 40 Hit already under their belt, the band's next album and first proper UK tour this summer are hotly anticipated.
すでにトップ40ヒットを記録している彼らの次のアルバムと、この夏に行われる初の本格的なUKツアーが待ち望まれている。
ベル・アンド・セバスチャンは96年に失業者のための音楽教育プログラムがきっかけで結成された大所帯のロックバンドです。このプログラムで製作された楽曲が評判となり、本格的な活動が始まります。
バンドはJeepster Recordsという新興インディーレーベルの第一弾アーティストで、こちらからは98年にスノウ・パトロールがデビューしています。
ブリットポップの次世代ロックバンドとして注目され、98年9月には3rdアルバムをリリースします。

Future Pilot A.K.A. / We Shall Overcome
Future Pilot A.K.A. are a studio based collective of musicians brought together by former Soup Dragon sushil K. Dade and have recently collaborated with Cornershop.
フューチャー・パイロットA.K.Aは、元スープ・ドラゴンズのスシK.デイドによって集められたスタジオ中心のミュージシャンの集まりで、最近ではコーナーショップとの共作した。
フィーチャー・パイロットA.K.A.はグラスゴーを拠点に活動する、80年代に活動していたロックバンドのスープ・ドラゴンズの元メンバーであるスーシール・K・デイドを中心とする音楽プロジェクトで、Creeping Bentからのリリースです。
実質上ソロプロジェクトではありますがコラボも多く、ソニック・ユース、ティーンエイジ・ファンクラブ、カンのダモ鈴木などとも制作をしています。コーナーショップとはインド系英国人という共通点があります。
PV・音源共に残念ながら発見できませんでした。

Dawn Of The Replicants / Hogwash Farm

The Scottish border town of Galashiels is the home of this quintet whose debut album 'One Head Two Arms Two Legs' was released earlier this year to widespread critical acclaim.
スコットランドの国境あたりに位置する町ガラシールズが5人組の彼らの出身地で、今年始めにリリースされたデビュー・アルバム‘One Head Two Arms Two Legs’は評論家の間で話題になった。
ドーン・オブ・ザ・レプリカンツは、グラスゴー近郊の街ガラシールズで96年に結成されました。最初期は2人組でしたが、98年時には5人組になっています。
バンドはワーナー系列のEast Westと契約し、1stアルバムはロック系メディアを中心に上々の評判でした。既に98年の英国の夏フェスであるグラストンベリーとレディングへの出演が決まっています。

Idlewild / You Just Have To Be Who You Are

Edinburgh quartet Idlewild recently signed to Blur's UK record label 'Food' and are currently supporting Warm Jets on their UK tour.
エジンバラ出身のアイドルワイルドは先頃ブラーの英国でのレーベル‘Food’と契約し、ウォーム・ジェッツの英国ツアーの前座をしている。
フード・レコーズの新星、アイドルワイルドは95年に結成されたエディンバラ出身のロックバンドです。これまで紹介したグラスゴーシーンのポストロック及びフォークテイストのバンド群とは違って、パンクテイストたっぷりのサウンドをしています。
9月には1stアルバムがリリースされ、冬には初来日公演があります。

Other names to look out for include; The Leopards, Nectarine No.9 and Mogwai.
その他要注意のバンドはレパーズ、ネクタリンNo.9、モグワイなど。
モグワイはデルガドスのレーベル、ケミカル・アンダーグラウンドからのリリース、レパーズとネクタリンNo.9はCreeping Bentからリリースしているバンドです。


WEBSITE OF THE WEEK
BUK1998年4月号
映画「タイタニック」公式サイト(1998年5月現在)
2015年1月まで同じURLを使っていましたが、現在はフェイスブックのページが公式になっています。


TOP 10
10 ↓   Tin Tin Out featuring Shelley Nelson / Here's Where The Story Ends
 9  N  Ian Brown / Corpses In Their Mouths

Asked to DJ at London's Blue Note last week, Ian arrived with his band did impromptu set of his latest material instead!
先週ロンドンのブルーノートでDJを頼まれたイアンだが、バンドをつれて現れ、新作からの曲を聴かせてくれた。
元ストーン・ローゼズのメンバーであるイアン・ブラウンのソロ2ndシングルです。98年2月リリースの1stアルバムUnfinished Monkey Businessは英国アルバムチャート4位になり、この2ndシングルは14位に入りました。ソロになってもローゼズ時代からの根強いファンがついているので、セールスが安定しています。これは20年以上経った現在でも変わりません。
98年の夏フェスにはグラストンベリー、スコットランドのT・イン・ザ・パーク、そして日本のフジロックへの出演が決まっています。
テロップにあるブルーノートとはロンドンにあったクラブで、日本やアメリカにあるジャズ系クラブとは別物です。このクラブは98年中には閉鎖していたようですが、これは98年3月31日の出来事で閉鎖前のことでした。バンドを引き連れて登場した話は冒頭で紹介したHO HOUに詳細が載っています。

 8  ↓   The All Seeing I / Beat Goes On
 7  N  911 / All I Want Is You

911's Lee didn't simply dream of being famous, he claims "I know their was no way it wouldn't happen, although i had no idea how to break into showbiz.
911のリーは有名になろうとは思わなかったが、“業界にどうやって入るかっていうのも全く分からなかったけど、ただ、絶対に有名になれないということははないと思っていた”のだそうだ。
英国のボーイズグループ、911の新曲です。先の新曲は97年10月のリリースでちょっと間が空きましたが、この曲は英国シングルチャート4位になりました。9年7月には2ndアルバムoving Onがリリースされます。
アイドル系の若手にはよくあることですが、彼らのプロモーションやライヴ活動は海外にも及び相当過酷だったそうで、リリースがなくとも日々忙しいようです。

 6  ↓   Destiny's Child / No No No
 5  ↓   Robbie Williams / Let Me Entertain You
 4  ↓   Celine Dion / My Heart Will Go On
 3  N  Janet Jackson / I Get Lonely

Recent reports suggest that Janet Jackson has had tattoo on her bikini line, depicting Minnie and Mickey Mouse.
情報筋によるとジャネット・ジャクソンは最近ビキニラインにミニーとミッキー・マウスの入れ墨をいれたそうな。
ジャネット・ジャクソンの6thアルバム、The Velvet Ropeからの3rdシングルです。アメリカでは3位、英国では5位になりました。アメリカではシングルが連続18枚Top10に入ったということで、大きな記録になっています。
かっこいいR&Bバラードですが、PVはしっとりとした感じではなく、ダンスもしています。途中でブラジャー出すところなんか本当にかっこいいです。
アルバムは全体的にセクシャルさを上手く出していて、同時期にタトゥーも堂々と入れるようになったことが日本でも報道されていたので一部から批判もあった記憶があります。

 2  N  Sash! / La Primavera

This first single from Sash!'s new long player features Spanish tinged vocals courtesy of Victoria Senior.
サッシュ!の新しいLPからの最初のシングルはヴィクトリア・シニアによるラテンな感じのボーカルがフィーチャーされている。
ドイツのダンスグループ、サッシュ!の新曲です。まだまだヒットは続き、本国だとTop10入りはしていないようですが、英国シングルチャート3位に入りました。
今回は南国的なイメージのようで、ドイツ特有のストイックなトランスっぽさは残しながらも解放感が感じられる楽曲になっています。
2ndアルバムLife Goes Onは98年8月にリリースされます。
テロップにはヴォーカルがヴィクトリア・シニアとなってますが、実際にはPatrizia Salvatoreという方がやっているそうです。


ON STAGE
Carleen Anderson / Woman In Me
カーリーン・アンダーソンの客なしライヴです。同じ映像は発見できませんでした。


NO.1
       →           Run DMC vs Jason Nevins / It's Like That




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Philophobia
Arab Strap
Chemikal Underground
2001-01-01


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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 1. BEATUK
    • 2020年11月23日 19:04
    • 5 今週もお疲れ様です。
      ブログランク9位おめでとうございます。^^//

      デヴァイン・コメディ
      2001年くらいに少し売れたアルバムがありましてそれを所持していました。
      そのアルバムからのシングル数曲は結構好きです。

      ルイーズ
      正体不明でしたがトップテンは常連だった記憶あります。
      今回、出どころがわかって良かったです。
      所持シングル5曲くらいあったかもしれないです。

      ゴメズ
      きましたね。
      ビートUKチャートで2002年くらいにシングル「shot shot」が18位だかに
      入ると思います。このバンドはその曲しか知らないですが好きです。

      ブンブン・サテライツ
      懐かしいです。中3の時から名前と触りだけ知ってはいました。
      しかし、メンバーさんがお亡くなりとは。ご冥福をお祈りします。
    • 2. BEATUK
    • 2020年11月23日 19:10
    • 5 デルガドス
      うねらせ気味のギターネタがケミカルぽいので少し好きです。

      アラブ・ストラップ
      初めて聴く曲ですが時代を感じます。ギターに打ち込みのゆったり系。
      小唄のような語りぽい感じで終わると思いきや、サビの箇所とみられる歌メロも意外とはまります。ギターネタの数々も実は良いです。

      ベル・アンド・セバスチャン
      スノウ・パトロールが98年から活動しているとは。
      ここから7年後くらいでしたでしょうか、ようやく一撃の登場です。

      アイドルワイルド
      2004年くらいにプチ一撃あった記憶があります。このバンドも古くからいるんですね。

      イアン・ブラウン
      良いです。まず歌のメロがある程度しっかりしているのでさすがですね。
      0:15秒くらいからのギターリフのをお聞きください。
      ファン・ラヴィン・クリミナルズのヒット曲「ロコ」の目玉リフが似ています。

      911
      もう一つ似ているネタです。最初の出だしの一節がブリトニー・スピアーズ「ラッキー」の
      出だし「アーリーモニーンニャッ」というメロと一緒だと思います。!?

      サッシュ!
      また来たー!売れますね〜。イギリスは年中曇りだそうですけど、
      その中でこのシングルを買いに行くとなるとよほど好きだと思います。
    • 3. びぞ
    • 2020年11月25日 21:11
    • コメントありがとうございます。
      ランキングもポチっていただきまして、ありがとうございます。以前は洋楽歌詞和訳ブログが週間3000inくらい稼いでいたので、上位入りは業者に頼まないとダメなんだろうなとか思っていました。

      ディヴァイン・コメディはバンドにオーケストラを取り入れてから売れたのですが、2001年のアルバムはロック色が強めなので雰囲気が違っていました。今調べたら2001年のアルバムはプロデューサーがナイジェル・ゴドリッチだったのでした。

      ルイーズは95年までR&B系ガールズグループのエターナルにおける唯一の白人メンバーでした。脱退の理由は明らかにされていませんが、以後歌重視のエターナルとは方向性を変えビジュアル売りで成功しているので、ソロで売れると判断したプロデュース上の判断だったのかなと思います。

      ゴメスはブルースやカントリーを再構築した感じで、再構築ってところがイギリス人のやりそうなところです。アメリカ人だったら多分あまり手を入れ込んだことをせずに、普通にブルースやるかサンプリングネタにするかでしょう。

      今回はスコットランドの特集でしたが、そのまま次世代ロックシーンの特集を擁していました。ゆったりめで工夫してるのはトリップホップやレディオヘッドがビッグバンドになった以降の流行で、トラヴィスがメロウになったりする一方、アイドルワイルドのような元気な新人らもいるのでした。個人的には2000年以降のガレージロック・リバイバルの連中の方が好みではあります。そういえばアメリカのバンド、インターポールはデルガドスのレーベルからのデビューでした。
    • 4. びぞ
    • 2020年11月25日 21:42
    • イアン・ブラウンとファン・ラヴィン・クリミナルズの共通点は面白かったです。ファン・ラヴィン・クリミナルズはアメリカのバンドですが、イギリスでの方が人気があるんですよね。アメリカだと音色にパンチがないと売れにくい、ってのがあるかも知れません。(メロディが抜群にいいなら関係なくなるけど)

      911とブリトニー・スピアーズ、確かに似てますね。98年後半にはもうブリトニー・スピアーズがデビューしますね!

      サッシュ!は大人気ですね。これから新作アルバムも出るので期待上げなのもあるでしょうが、英国では特に人気があるようです。
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