1997年12月26日のチャート情報です。

1997年最終週は年末特番となり、チャート情報は放送されていません。
番組放送情報は別記事にて紹介します。

今回の記事の情報は公式サイトから引用したものになります。
放送されてはいませんが、索引に記載はします。ご了承ください。

また英国音楽ニュースHO HOUは、今週回分を含め2週休みになっています。


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

今週のチャートは放送されませんでしたので、情報は公式サイトから引用しています。
解説テロップは公式サイトにもありませんでした。


BEAT UK  December.26.1997


OPENING
放送では1997年初週No.1だったトーリ・エイモスの曲が流れました。
番組放送情報は別記事に記載します。


TOP 20
今週のチャートは放送されませんでしたので、情報は公式サイトから引用しています。
20  N  Red 5 / Lift Me Up

レッドファイブはドイツの男女4人組ユーロダンスグループです。DJ・ミュージシャンのトーマス・ククラを中心として96年に結成されています。
男性ラップ・女性ヴォーカルで典型的なユーロダンスとはいいつつも、97年辺りになるとかなりトランス要素が入って来ています。
この曲は英国では2枚目のシングルとなり、先のシングル I Love You...Stop! はBEAT UKで97年5月16日回で11位に入り、そちらに続くヒットになります。
1stアルバムForcesは地元ドイツで97年7月にリリースされていますが、英国ではリリースされませんでした。
これ以降グループは楽曲リリースはなくなり、トーマス・ククラ個人でDJ Red 5という名義で活動してゆきます。

19  N  Bryan Adams / Back To You

カナダのシンガーソングライター、ブライアン・アダムスの新曲です。
97年9月にMTVの番組である「MTVアンプラグド」に出演した際の収録音源が1997年12月にアルバムとしてリリースされ、そこからのシングルカットになります。
ブライアン・アダムスは90年代から英国での人気が高まり、逆にアメリカでの人気はいまいちになってゆきます。アメリカでの凋落の理由はわかりませんが、2000年代に入ると人気が落ちない英国を拠点に活動するようになってゆきます。ただし本国カナダでは相変わらずの人気があります。

MTVアンプラグドはこの頃定番の特別番組になっていて、同年にはプロデューサーとしても売れっ子のベイビーフェイスが出演し、こちらも音源がリリースされています。
また96年にはリアム抜きのオアシスがノエル・ギャラガー名義で出演していましたが、2020年になって出演時の音源リリースが発表されました。

18  N  Celine Dion / The Reason

セリーヌ・ディオンの97年11月にリリースされた英語版5th(フランス語版も含めると23th)アルバムLet's Talk About Loveからの2ndシングルです。英国ではクリスマスチャートレースでもこの曲が挙げられています。
この曲はキャロル・キングが製作者の一人となっていますが、最初はエアロスミス用に書いたものだったそうです。そのキャロル・キングとは98年に行われた、アダルト層向け音楽チャンネルVH1が主催するVH1 Divas Liveというイベントでデュエットすることになります。
一部の国ではMy Heart Will Go Onとの両A面シングルでもありました。

17  ↓   Lutricia McNeal / Ain't That Just The Way
16  ↓   Steven Houghton / Wind Beneath My Wings
15  ↓   Sheryl Crow / Tomorrow Never Dies
14  N  Sting & The Police / Roxanne '97

ポリスは1977年に結成されたスティング、スチュワート・コープランド、アンディ・サマーズによる英国の3ピースロックバンドです。
1986年には既に活動休止になりメンバーはそれぞれソロ活動をしていますが、97年にメンバーの一人であるスティングが97年11月にポリスのベストアルバムThe Very Best of Sting & The Policeをリリースし、この曲はそこからのシングルカットになります。
元曲「ロクサーヌ」は1978年にリリースされたポリス最初期の楽曲で、まだ人気バンドになる前のものです。バンドはレコーディング費用にも苦労していたそうで、お金を借りてまかなっていました。その後ロクサーヌは79年に再発され、シングルチャートに入っています。
97年版として製作されたこちらは、ポリスのEvery Breath You Takeを大胆にサンプリングした(というかそのまま使った)哀悼歌、I'll Be Missing Youを大ヒットさせたパフ・ダディーがリミックスを担当したもので、元曲とは雰囲気が全く違うものになっています。PVにはスティングも出演しています。

13     Elton John / Something About The Way You Look Tonight... Candle In The Wind 1997
12  ↓   Five / Slam Dunk (Da Funk)
11  N  Bjork / Bachelorette

97年9月リリースのビョークの4thアルバムHomogenicからの2ndシングルです。
この曲は元々映画用として製作されたようですが、映画製作には至らずにアルバムへ収録されました。
PVはドラマチックな楽曲に合わせ、度々手掛けているミシェル・ゴンドリー監督が本にまつわる物語を演劇調にしたものにしています。映像はビョークの楽曲human behaviorとIsobelの続編的性質があり、舞台装置も凝ったものになっていて見応えがあります。
このPVは98年度のMTVアワードのアートディレクション部門で賞を獲得しました。


ON STAGE
番組放送情報は別記事に記載します。


NEW RELEASES
今週はデータがありません。


UK ALBUM CHART
今週のチャートは放送されませんでしたので、情報は公式サイトから引用しています。
20  Finley Quaye / Maveric A Strike
19  Barbra Streisand / Higher Ground
18  Ocean Colour Scene / Marchin' Already
17  Oasis / Be Here Now
16  Sting & The Police / The Very Best Of
15  Hot Chocolate / Their Greatest Hits
14  M People / Fresco
13  Lighthouse Family / Postcard From Heaven
12  Natalie Inbulglia / Left Of The Middle
11  Eternal / Greatest Hits
10    Backstreet Boys / Backstreet's Back
  9    John Lennon / Lennon Legend - The Very Best Of
  8    Enya / Paint The Sky With Stars - The Very Best Of
  7    Texas / White On Blonde
  6    The Lightning Seeds / Like You Do
  5    Spice Girls / Spiceworld
  4    All Saints / All Saints
  3    Wham! / Best Of
  2    Celine Dion / Let's Talk About Love
  1    The Verve / Urban Hymns


REQUEST
The Stone Roses / Love Spreads

以前このブログで「1994年の音楽はどうだったか」という個人的忘備録を日記と称して書きましたが、欧米ポピュラー音楽、特にロック界隈ではカート・コバーンの死、オアシスのデビュー辺りが良く語られます。
英国においては、ストーン・ローゼズの満を持した2ndアルバムSecond Comingが12月にリリースされたことも94年の大きな話題のひとつでした。
先行1stシングルとしてリリースされたこちらは、1stアルバムの頃とは違うブルージーなサウンドになっていたこともあってリスナーの戸惑いがあった記憶もあります。
ロックの世界では91年にニルヴァーナのSmells Like Teen Spiritのヒット後状況が変わった、とよく言われていますが、その影響がローゼズやひいてはオアシスにも波及していると思うのです。
この辺りの見解は記者や評論家、同時代を過ごしたミュージシャンが上手い事まとめているでしょうから詳細な私見は省きますが、これが「ストーン・ローゼズが感じていた1994年の音」なのだろうと思います。

他にロック界隈での1994年リリースで後年にも影響のあったものは、グリーン・デイのDookie、オフスプリングのSmash、ウィーザーのブルーアルバム、ベックのMellow Gold、ブラーのParklife、オアシスのDefinitely Maybe、あとリリース後しばらくしてから高評価を受けたジェフ・バックリィのGrace辺りでしょうか。グランジの重さからは離れつつあった時代でした。


SPECIALIST CHART
今週はデータがありません。


ONES TO WATCH
今週はデータがありません。


WORLD GIG GUIDE
今週はデータがありません。


FEATURE
SPICE GIRLS

このコーナーでは、97年11月28日回で放送されたスパイス・ガールズのイスタンブール公演の模様を紹介していました。放送内容は11月28日と同じですが、解説・曲名表示は省略されていました。

Spice Girls / IF U Can't Dance


Spice Girls / 2 Become 1


Spice Girls / Say You'll Be There



WEBSITE OF THE WEEK
今週はデータがありません。


TOP 10
今週のチャートは放送されませんでしたので、情報は公式サイトから引用しています。
10 N  Propellerheads featuring Miss Shirley Bassey / History Repeating

英国のビッグビートユニット、プロペラヘッズでは珍しい歌入りの楽曲です。
歌っているのはウェールズのシンガーであるシャーリー・バッシーで、彼女は映画007で三作のテーマソングを歌っています。プロペラヘッズは97年版007の楽曲リミックスを手掛けた縁でつながったのだろうと思われます。
この曲はシングルチャートで19位でしたが、インディーチャートでは見事1位となりました。映画に関わったことでユニットの知名度は非常に上がりました。
この曲も収録される1stアルバムDecksandrumsandrockandrollは、98年1月にリリースされます。

 9  N  U2 / If God Will Send His Angels

アイルランドのロックバンド、U2の9thアルバムPopからの5thシングルです。タイトルからもクリスマスっぽい雰囲気が感じられます。
このシングルは98年の映画「シティ・オブ・エンジェル」でも使われます。シティ・オブ・エンジェルは1987年の映画「ベルリン・天使の詩」のハリウッドリメイク作品で、その続編にあたる93年の映画「時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!」ではU2が主題歌Stay (Faraway, So Close!)を担当していましたので、引き続き登場したのでしょう。この曲は映画版PVも製作されています。
映画「シティ・オブ・エンジェル」では他にもアラニス・モリセットやサラ・マクラクランの楽曲が使用されていますが、その中では特にグー・グー・ドールズのIrisが大ヒットしました。

 8     Aqua / Barbie Girl
 7  ↓   Boyzone / Baby Can I Hold You?
 6     Natalie Imbruglia / Torn
 5 →  Janet Jackson / Together Again
 4 →  All Saints / Never Ever
 3 →  Robbie Williams / Angels
 2 →  Various Artists / Perfect Day


ON STAGE
今週はデータがありません。


NO.1
       →        Teletubbies / Teletubbies Say Eh-Oh!

BEAT UKの放送では、先週か今週回がクリスマスレースの週になると思われます。
クリスマスNo.1がテレタビーズになるとは…とお思いにもなるでしょうが、93年にはMr.ブロビーという子供番組由来のキャラが英国のクリスマス週シングルNo.1(BEAT UKでは2位)だったこともあるので、「また乗せられてしまった」のでしょうか。
番組の人気は過熱し、ぬいぐるみが人気過ぎて転売が横行しているとありました。この辺りを調べたら、紫キャラのティンキー・ウィンキーは赤いハンドバッグを持った中性的な男の子で、このキャラ付けがゲイの方々にも刺さったらしく人気が高まったという話もあったそうです。

なおBEAT UKは製作の都合上、英国のリアルタイムチャートと2週間程度の差がありますので、正確なチャート集計をすると英国クリスマス週の結果は日本の年始回に発表されるはずですが、毎年年始は特別番組になるので本当のクリスマスNo.1は発表の機会がないのでした。
1997年度の英国公式チャートOCCによるクリスマスシングルNo.1は、スパイス・ガールズのToo Muchでした。2年連続のNo.1で、ブックメーカーによるオッズまでは調べきれませんでしたが、それなりに堅い予想だったのではないでしょうか。

ちなみに直近である2018・2019年はノッティンガムの家族ユーチューバー、LadBabyが出したチャリティーシングルがなんと2年連続1位になっています。



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MTV アンプラグド
ブライアン・アダムス
ポリドール
1997-12-05


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コメント

 コメント一覧 (3)

    • 1. BEATUK
    • 2020年04月18日 02:54
    • 今週もお疲れ様です。
      ビートUKの視聴のごとく記事の更新が楽しみにってきました。

      レッド5
      初ですが結構良いです。アシッドベースのボリボリ感が凶悪になってきているのを感じます。好きです。
      トランスシンセの明るい感じも好きです。

      ブライアンアダムス
      Aメロの入りからして良い曲だなと思いました。

      スティング&ポリス
      アイルビーの反則行為ののちにまたパフさんが仕掛けてきたのでしょうか。
      今回はネタ、歌はそこま強い気はしないですがまあまあ良いです。

      ビョーク
      実はあまり聞いたことないアーティストです。売れてるは売れているのですが、ポップソング的にこれいいなあとか思った曲を知らないです。

      ストーンローゼス
      2002年頃にテンストーリーラブソングがビートUKで流れてそれで知りました。1stは89年なので、10年違うとやっぱり感覚が違う(びぞさんにとっては大ツボでしょうか)感じがしてそこまで大はまりしたアルバムではなかったですが、よく聞いていました。思い出のアルバムでもあります。調べたらこの2ndで94年だということに驚きました。
      ラブスプレッズは2位だそうですがかなりブルージーですね。この感じの曲でも2位だと当時かなり人気があったのでしょう。テンストリーくらいポップだと納得します。(ポップすぎるかな。。)


      プロペラヘッズ
      きました。知名度と雰囲気で売れた感じでしょうか。

      U2
      良い曲だと思います。シティオブエンジェルはDVD持ってました。ポーラコールの挿入歌にはまっていたのですが、当時はネットもなくて調べようがなかったです。それから10年くらいずっと気になっていて調べて入手しました。

      テレタビーズ
      ビートではまた1位でしたか。しかし、今はユーチューバーが1位をとる時代だなんてすごいですね。

    • 2. びぞ
    • 2020年04月20日 00:26
    • コメントありがとうございます。

      ビョークについては確かに「売れてるけどヒットした代表曲は…」タイプのアーティストです。しいて挙げるなら93年のDebut(1stアルバムではない)、及び97年のHomogenicからのシングル群辺りは有名です。
      個人的意見として代表曲がない要因は、歌唱法がねちっこいし自由奔放過ぎるので好みが別れたり、元々ポストパンク上がりの人でわかりやすいポップソングには興味がなかったため、だと思います。
      それからイギリスのクラブシーンの影響も多分に受けていたり、実際にコラボしたこともハウス・テクノ系統の楽曲からは伺えますが、最先端過ぎて音楽の入り口としてはハードルが高かったかも。
      あと歌詞に独特な物語性を入れ込んでくるとか、毎度やりすぎミシェル・ゴンドリー監督製作のPVが力入りすぎで変な印象が残る…など色々ありそうです。
      素直なビョークの曲ならば、映画のテーマソングになった「プレイ・デッド」がいいです。97年の007の曲群を作ったデヴィッド・アーノルドの作で奇抜さはなく、独特な歌唱力が鼻に付かないのであれば聴きやすいです。映画は低評価でしたが…
      自分的にビョークは「テクノ系の人と組んでて嬉しい!」という印象でした。

      ストーン・ローゼズはマンチェスター出身ということもあって、80年代後半から90年代初頭にかけて流行った「マッドチェスター」との関連が強くあります。
      マッドチェスターは享楽的なダンスサウンドやダンス的要素のあるポップなロックなどが特徴で、ローゼズとハッピーマンデーズはその中の中心的バンドでもありましたが、両者共に未活動期間が延びるうちにブームが去ってしまったのでした。
      2ndアルバムにもポップめな楽曲がありますが、マッドチェスター時代の記憶が残るリスナーが望んだのはエレファント・ストーンみたいな楽しいやつなんです、きっと。
    • 3. BEATUK
    • 2020年04月22日 21:27
    • こんばんは。
      おっしゃるとおりでテクノ系との仕事だと結構好きな方向にいくかもしれないと感じてます。
      ビョーク聞いてみたのですが、やはり歌メロディのポップス性は皆無ですね。
      ただ、歌声が特徴的、圧倒的なので色々なシュチュエーションで曲を使えそうなので、
      その界隈で売れたというか起用されてるみたいな感じではないでしょうかね。
      そもそもあの人は人類なのでしょうか。
      映画にも出てましたね。ダンサーインザダーク。見ましたが。。。懐かしいです。
      解説ありがとうございます。


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