1993年1月9日のオンエア情報です。

あけましておめでとうございます。
…という言葉を、年末年始以外で使うのは人生初です。93年分もよろしくお願いします。
93年の目標は、新しいカテゴリの記事を書くことです。予定としては、ブリット・アワードの記事を書いてみようかと思っています。もちろん93年のノミネート&受賞の話ですが。


今週は新年特別放送です。チャート情報はありません。

BEAT UK  January.09.1993 On Air 
Voice / Neil Fox


BANDS FOR 1993
1993年に活躍が期待される新人バンドです。こうしてみると、一発で終わる、ブームの終焉で終わる、地道に続ける、プロデューサーになる、スタジアムバンドになるなど、それぞれ明暗が別れています。

Sultans Of Ping F.C.
/ You Talk Too Much
The Auteurs
/ Showgirl
Radiohead / Creep
Freaky Realistic / Something New
Therapy? / Teethgrinder
Louie Louie / The Thought Of It


BIG NEW ALBUMS FOR 1993
こちらは93年にアルバムのヒットが期待されているアーティストです。(カッコ内が流れた曲名です)
3月以降に出る予定のアルバムタイトルは記載されていませんが、独自に調べてみました。

The The / Dusk  (Dogs Of Lust)
現在は新装版で顔のアップ写真ジャケットのものが流通していますが、元々The Theのアルバムジャケットは、中心メンバーであるマット・ジョンソンの兄が手掛けたアートワークのものでした。今回は音も初期のテクノポップから考えると異様に重いものの、ヘビー過ぎない重厚感がいいと思います。
1993年1月リリース。

Jesus Jones / Perverse   (The Devil You Know)
先行シングルはビルボードのオルタナチャートで1位になりましたが、主に海外ではパッとしなかった作品になってしまいました。音が革新的過ぎ、時代が早すぎた、時流に乗れなかった、という評価のようですが、メロディー自体は聴きやすいので、勿体ない作品だと思います。
個人的には革新的というよりか、マッドチェスターの時流に乗れて、更にバンド独自のセンスがあった故に初期からブレイクしたバンドだと思っています。
1993年1月リリース。

The Beloved / Conscience   (Your Love Takes Me Higher)
このアルバムがThe Beloved の一番売れたアルバムではないでしょうか。シングルカットされた曲の全裸PVを巡って色々あったりしました。それとこの年、バンド名からThe を取った模様。
1993年2月リリース。

 Suede / First Album   (The Drowners)
スウェードの1st アルバム。タイトルはバンド名を冠した"Suede"。ブリット・ポップ前夜の名盤です。セクシュアルなタブーをテーマとしたアルバムのアクの強さはグラムロック的な音もそうですが、佇まいからも感じられ、好き嫌いがとても別れそう。とはいえいきなりこんな音を出すバンドが現れたら度肝抜かれます。
1993年3月リリース。

Bryan Ferry / New Album   (Let's Stick Together)
ブライアン・フェリーのカバー曲集 "Taxi" です。有名曲目白押しです。オリジナルアルバムは94年にリリースされます。
1993年4月リリース。

Lenny Kravitz / New Album   (Stop Draggin'Around)
レニー・クラヴィッツの3rdアルバム"Are You Gonna Go My Way"、邦題は「自由への疾走」。日本でもとても売れました。アルバム表題曲は何度もCMソングになるなど現在でもド定番曲です。20周年デラックスエディションも発売されています。
1993年3月リリース。

David Bowie / New Album   (Let's Dance)
ティン・マシーン解散後ソロに戻り製作した17作目のアルバム"Black Tie White Noise"。全英アルバムチャートで1位になります。ところが93年にはもう一枚アルバムが出ます。
1994年4月リリース。

David Bowie / The Buddha of Suburbia
これはアルバムと同名の小説(邦題:郊外のブッダ) をドラマ化するにあたり、デヴィッド・ボウイにサントラ製作依頼をしてできたアルバムです。サントラは表題曲のみであとはオリジナルです。製作期間が短く 宣伝もあまりできなかったようで、知る人ぞ知るアルバムになり、再発されるまでプレミア価格になっていました。日本では未発売です。
1993年11月リリース。

Alison Moyet / New Album   (It Won't Be Long)
アリソン・モイエのソロ4thアルバム"Essex" は4月発売となっていましたが、何らかの事情があったのか、一年遅れて発売されました。
1994年3月リリース。

Terence Trent D'arby / New Album   (Dance Little Sister)
世間的にはいまいちだった(ミュージシャン受けはとてもよかった)前作から4年経って出したのが今作"Symphony or Damn"。ロック色強めで評判も良かったようです。2001年あたりから名義をサナンダ・マイトレイヤに変えて現在でも活動中。
名前を変えたというより、レコード会社と揉めて名前が使えなくなり、変えざるを得なくなったようです。(本名も変えた)
1993年5月リリース。

Manic Street Preachers / New Album   (Motorcycle Emptiness)
1 位獲れなかったら解散する宣言をしたデビューアルバムから大風呂敷を畳み、93年の7月に2ndアルバム "Gold Against The Soul" が出ました。3rdアルバム辺りまではパンクテイストがありますが、徐々にメロディが際立ってくるバンドになります。
今作と次回作ははその過渡期にあり、自分はその辺りの(リッチーがいた頃ともいえる)マ ニックスも好きです。
1993年6月リリース。


HAPPY MONDAYS IN CONCERT
Happy Mondaysの、Brixton Academyでのライブです。

Loose Fit


Sunshine & Love
Kiky Afro
ここでCMを挟みます。

Cowboy Dave


Stinkin' Thinkin'
Cut 'Em Loose Bruce


ON STAGE
1992年のレディングフェスティバル特集です。

The Wonder Stuff / Size Of Cow

1日目のヘッドライナーだったワンダー・スタッフですが、動画サイトにはこの時の映像がありませんでした。ですので、ごく最近の2015年9月18日ラムズボトムフェスティバル(マンチェスター近郊)でのステージです。

Manic Street Preachers / Suicide Is Painless

2日目出演のマニックス。Suicide Is Painlessはカバー曲です。92年の秋にはチャートにも入っていました。

E.M.F. / Children

2日目出演のEMFこちらのラインナップには載っていませんでしたが、別の告知チラシにはRideの隣に書かれていましたので、最後の方で出演が決まったのでしょう。


追記:後からテロップを挿入しようと思ったのですが、この回は英語テロップが全くありませんでした。



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