1997年12月5日のオンエア情報です。

メインで使っているPCが故障したので修理に出し、先日完了しました。
自宅にはサブのPCもあるのですが10年以上前の機種でストレスが溜まり、たまにはいいかと思いブログの更新をしばらくお休みしていました。
これでもサブのPCを買った当時は「なんて快適なんだ!」と感じたものですが、電子機器やアプリの進化は早く、数年で陳腐化してしまいます。そして一度レベルを上げると、下に戻った時非常にもどかしいのでした。
これが音楽なら、時代を経てリバイバルがあったりするのに!

1997年12月2日付HO HOU(ホ・ホゥ)
今週のヘッドライン
マイケル・ハッチェンスの葬儀が行われる
オアシスのチケットはクレカ決済のみ?
ジーンのマーティンがブレア首相へ嘆願書を持参


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
緑字の部分は旧公式サイトからの引用です。
日本語黒字の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません…が、時々適当に訳してることもあり、その際は斜体文字で表記しています。ご了承ください。


BEAT UK  December.05.1997 On Air 
Voice / Neil Fox

OPENING
Boyzone / Baby Can I Hold You? / Shooting Star
Stephen from the band is happy as Christmas draws nearer - apparently he loves the festive season, especially the shopping!
Stephenは、クリスマスが近づくに連れどんどんハッピーになっていく。彼はこのシーズン、特にクリスマス・ショッピングが大好きだそうだ。


TOP 20
20  N  The Firm feat. Dawn Robinson / Firm Biz

The Firm's 'The Album' is the first major East coast/West coast collaboration and was produced by LA rapper Dr Dre & New York's Poke from Trackmasters.
The Firmの"The Album"は、初の東・西海岸の合作といえる。これは、LAのラッパーDr. DreとNYのTrackmastersのPokeによる。
The Filmとはアメリカンヒップホップのスーパーグループといえる企画もので、96年にラッパーのナズを中心に結成されました。メンバーは流動性があるものの97年当時はプロデューサーにドクター・ドレーが参加し、メンバーにはフォクシー・ブラウンなどがいます。
97年10月に1stアルバムThe Albumがリリースされ、この曲は先行1stシングルです。
スーパーグループというだけあって前評判が高く1stアルバムはBillboard 200で1位になりましたが、アルバムのコンセプトががギャングスタラップだったために若干批判もあったようです。2PacとノトーリアスBIGの死以降東西対決やギャングスタラップのムードは下火になりつつありました。

19  ↓   Ocean Colour Scene / Better Day
18  N  Salt 'n' Pepa / R U Ready

The trio's latest album 'Brand New' released last month features collaborations with Sheryl Crow and Sound Of Blackness.
彼女らの先月発売された最新アルバム、"Brand New" では、Sheryl CrowとSound Of Blacknessとのコラボレーションがフィーチャーされている。
アメリカのヒップホップ・ダンスグループであるソルト・ン・ペパの97年10月リリースの5thアルバム、Brand Newからの先行1stシングルです。
BEAT UKの97年11月7日回ではグループ10周年ということで歴史と共にこれまでの楽曲が特集されました。これまで順調なキャリアを重ねていましたが、今のところこれが最後のアルバムになっています。
99年にはベストアルバムのヒットがあり2002年に解散、2005年に復活し現在でも活動しています。

17  ↓   PF Project feat. Ewan McGregor / Choose Life
16  N  Mary J Blige / Missing You    PVなし

Mary J's third top 20 hit this year makes 1997 the most successful of her career, which began with the track 'Real Love' in 1992.
Mary Jのこの今年3度目のトップ20ヒットで、92年の"Real Love"でデビュー以来、今年97年が彼女の最も成功した年となった。
アメリカのR&Bシンガー、メアリー・J・ブライジの97年4月リリースの3rdアルバムShare My Worldからの3rdシングルです。この曲は英国及び一部ヨーロッパでのみのシングルカットです。
曲は売れっ子ベイビーフェイスが製作・プロデュースしたもので、バッキングヴォーカルにはシャニースが参加しています。
アメリカでは正式にシングルリリースされなかったので、PVは製作されなかったようです。貼った映像は98年のライヴです。

15  ↓   Elton John / Something About The Way You Look Tonight... Candle In The Wind 1997
14  N  Shola Ama / Who's Loving My Baby

This follow up to 'You're The One I Love' marks a hat-trick of top 20 hits for the UK's latest soul discovery.
このシングルが、UKソウル界最新の掘り出し物である彼女のハット・トリック・トップ20。
ロンドン出身のソウルシンガー、ショーラ・アーマの97年9月リリースの1stアルバムMuch Loveからの4thシングルです。97年11月には日本盤アルバムがリリースされました。
このシングルは英国シングルチャート13位になり、ソウル系新人ソロアーティストとして申し分ないヒットとなりました。98年度のブリット・アワードでも登場することでしょう。

13  ↓   Hanson / I Will Come To You
12  N  Robert Miles feat. Kathy Sledge / Freedom

This latest offering features guest vocals from Kathy Stedge and comes a year after his successful collaboration with Maria Nayler on 'One And One'.
Maria Naylerのヴォーカルをフィーチャーして大成功した"One And One"から1年。今回、ソングライターの彼は新しい女性シンガーKathy Sledgeを起用。
イタリア人DJ・ミュージシャンのロバート・マイルズの新曲です。この曲は97年12月にリリースされた2ndアルバム2amからの先行1stシングルです。
フィーチャリングされているキャシー・スレッジは、ソウル・ディスコサウンドでヒットを飛ばしたファミリーグループのシスター・スレッジのメンバーだった方です。
この曲はシングルチャート15位となり、Top40以内に入った最後のシングルになっています。

11  ↓   Barbra Streisand & Celine Dion / Tell Him


ON STAGE
Super Furry Animals / Play It Cool
先月ロンドンで撮影された、とのナレーションがあった客なしライヴです。おそらくいつもの場所、ロンドンのアストリアでの撮影でしょう。同じ映像は発見できませんでした。


NEW RELEASES
Mariah Carey / Butterfly
This ballad follows up 'Honey' and is the second single and title track from Mariah's current album 'Butterfly'.
"Honey"に続くこのバラードは、彼女のアルバム"Butterfly"のタイトル・トラックで、同アルバムから2枚目のシングルである。

Rakim / Guess Who's Back
After five years the legendary rapper returns with this, the first single from his 18th album called 'Letter'.
5年を経て、伝説のラッパーが帰ってきた。この曲は、彼の18枚目のアルバム、"Letter"からの最初のシングル。

The Verve / Lucky Man
Walter Stern, director of 'Bitter Sweet Symphony' claims that, following their last video lead singer Richard now has people walking into him in the street!
"Bitter Sweet Symphony"の監督Walter Stern曰く、あのヴィデオ以来、リチャードが道を歩いていると、人がぶつかってくるらしい。


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
20  Black Grape / Stupid Stupid Stupid
19  Sheryl Crow / Sheryl Crow
18  Barbra Streisand / Higher Ground
17  Oasis / Be Here Now
16  M People / Fresco
15  Sash! / It's My Life - The Album
14  Finley Quaye / Maverick A Strike
13  Led Zeppelin / BBC Sessions
12  Lighthouse Family / Postcard From Heaven
11  Sting & The Police / The Very Best Of  (Can't Stand Losing You)
10    John Lennon / Lennon Legend - The Very Best Of
  9    Backstreet Boys / Backstreet's Back
  8    Eternal / Greatest Hits
  7    Enya / Paint The Sky With Stars - The Very Best Of
  6    The Lightning Seeds / Like You Do
  5    Texas / White On Blonde
  4    Spice Girls / Spiceworld
  3    The Verve / Urban Hymns
  2    Metallica / Reload  (The Memory Remains)
  1    Celine Dion / Let's Talk About Love


REQUEST
Pavement / Shady Lane

97年4月25日回でも紹介された、この時期におけるペイヴメントの最新シングルです。
ペイヴメントは2020年に結成30周年となり、6月にスペインの音楽フェス、プリマヴェーラ・サウンドとポルトガルの音楽フェスNOS Aliveにて、再結成ライヴが行われます。(残念ながらフェスは中止)
スペインのフェスではヴォーカルのスティーヴン・マルクマスもソロで出演します。


SPECIALIST CHART
UK R&B SINGLE CHART
1  All Saints / Never Ever
2  Lutricia McNeal / Ain't That Just The Way
3  Shola Ama / Who's Loving My Baby
4  Mary J Blige / Missing You
5  Salt 'N Pepa / R U Ready

Missy ' Misdemeanour' Elliott feat. Da Brat / Sock It 2 Me


ONES TO WATCH
Alpha / Sometime Later

Alpha are Corin Dingley and Andy Jenkins, two Bristol based songwriters and producers signed to Massive Attack's 'Melankolic' label.
Alpha はブリストルの、ソングラーターとプロデューサーの2人組。Corin DinglyとAndy Jenkinsは、マッシヴ・アタックのMelankolicレーベルに所属している。
アルファは96年に結成されたブリストルのトリップホップグループで、現在でも活動しています。上記の二人はマッシヴ・アタックでエンジニアをしていました。その関係もあって、マッシヴ・アタックのレーベルからリリースしています。
この曲は97年12月にリリースされたシングルで、9月にリリースされた1stアルバムCome From Heaven からのシングルカットとなり、チャート91位に入っています。
現在ではメンバーが一部変わり、自主レーベルを設立してリリースを続けています。

Santa Cruz / Rocket Man

When this Bristol based band met up with lead singer Scott for the first time, they were convinced he was a woman!
ブリストル出身の英国人4人組。バンド・メンバーが初めてリード・シンガーのSkottに会ったとき、「女だと思ってた!」らしい。
ブリストルのロックバンド、サンタ・クルーズはこの頃アメリカの大手MCAレコーズからデビューした新人バンドですが、実際には90年代初頭からのキャリアがあって、何度かバンド名とメンバー交代の変遷があったようです。
サウンドは流行のブリットポップにアコースティック的要素も加えたギターが特徴で、このシングルなんかは日本で受けそうな感じ…と思ったらなんと1stアルバムWay Outの日本盤が97年11月にリリースされていたのでした。
この曲は1stアルバムからの2ndシングルで、98年2月にシングルチャート91位に入っています。結構いい曲だと思うのですが大手の割に宣伝が足りなかったのか、それともこの手のサウンドが増えすぎて飽きられたのか、勿体ないバンドです。

Five / Slam Dunk (Da Funk)
Five who claim to be a 'lad' band and not a boy band were found by Bob and Chris Herbert who created the Spice girls.
年齢が16~21才のFiveは、スパイス・ガールズをプロデュースするBob & Chris Herbert によって発掘された。そして彼らは、ボーイ・バンドでなく「野郎」バンドだそうだ。


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
En Vogue / Festhalls - Frankfurt, Germany  20 December /
 Rudi Sedlmayer Halle - Munich, Germany  21 December /
 Volkhaus - Zurich, Switzerland  22 December /
 Beethovsaal - Stuttgart, Germany  23 December
The Seahorses / Music Hall - Aberdeen, UK  21 December /
 Barrowlands - Glasgow, UK  22/23 December
Travis / The Garage - Glasgow, UK  21 December /
 Venue - Edinburgh, UK  22 December
 →21日のセットリスト(22日も同じセトリ)

The Prodigy / Battersea Power Station - London, UK  22 December

ASIA
Mouse On Mars / Shibuya XP - Tokyo, Japan  20 December


FEATURE
Micheal Hutchence 1960 - 1997
マイケル・ハッチェンスに捧ぐ

オーストラリアを代表するバンドであるINXS(インエクセス)のヴォーカリストであるマイケル・ハッチェンスが、1997年11月22日に亡くなりました。
INXSは80年代から90年代にかけて人気を博します。ニューウェーブ的な楽曲でデビューし、80年代半ばからロックテイストの楽曲でブレイクしました。
中でもマイケル・ハッチェンスの人気は高く、数々の女性との浮名を流しました。大スターのカイリー・ミノーグと付き合っていたり、ボブ・ゲルドフの妻だったポーラ・イェーツとの間に子供をもうけたりと、「世界で最もセクシーな男」と世間で言われていたのです。

96年のブリット・アワードではプレゼンターとしてオアシスに賞を渡しましたが、その際オアシスのリアム・ギャラガーはマイケル・ハッチェンスに対して「今後は彼に賞を与えるべきじゃないね」と発言しています。
更にバックヤードでマイケルの彼女(まだ離婚していなかったが)だったポーラ・イェーツをリアムが揶揄したことで腹を立て、マイケルはリアムに消火器を投げたと報道されています。

一方92年に暴行を受け頭に重傷を負って以降、身体・精神共に重い後遺症に苦しんでいたことも死の遠因となっているのではないか、と言われています。
亡くなった当時は彼の死に対し事故説を唱える論調もありましたが、翌年に警察の発表によって自殺であると結論付けられています。
今回は亡くなったマイケル・ハッチェンスを偲び、INXSの楽曲を振り返ってゆきます。

Michael Hutchence, founder member of INXS was found dead in Sydney, Australis on November 22nd in the middle of rehearsals for what was to be the band's 20th anniversary tour.
INXSの創始者でありヴォーカリストである、マイケル・ハッチェンスが、11月22日、オーストラリアのシドニーで遺体で発見された。彼らは、24日にシドニーからスタートする20周年記念ツアーのリハーサル中だった。バンドは、彼の死の当日、ホームレスの子供達のベネフィットのショーに出演する予定でもあった。

Michael (born Michael Kelland Hutchence on January 22nd 1960 in Sydney) teamed up with keyboardist Andrew Farriss at school before adding Andrew's brothers Jon and Tim and friends Garry Beers and Kirk Pengilly to the line-up of his first band 'The Farriss Brothers' in 1977, later changing their name to INXS.
マイケル(本名、マイケル・ケランド・ハッチェンス、1960年1月22日シドニー生まれ)は、ハイスクール時代、キーボードのアンドリュー・ファリスとチームを組み、その後アンドリューの兄弟ジョンとティム、そして友人のガリー・ビアーズとカーク・ペンジリーを加え、1977年に'The Farris Brothers'を結成、後1979年にINXSに名前を変える。

INXS are by far Australia's most successful pop group, having sold more than 20 million records worldwide in their career to date.
オーストラリアで最も成功したポップ・グループと言えるINXSは、全世界で2千万枚のレコードを売った。

Hutchence had recently finished work on a solo album that he'd been recording at his home studio in France with Danny Sabre, Tim Simenon of Bomb The Bass and Andy Gill.
ハッチェンスは、つい最近ソロアルバムを仕上げたばかりで、フランスの自宅にあるスタジオで作られたこの作品には、ダニー・セイバー、Bomb The Bassのティム・シメノン、アンディー・ギルらが参加。他にも、彼は役者のマイケル・ダグラスと映画を共作する話、そして長期ガールフレンド、ポーラ・イェイツと1月に結婚する予定もあった。
このソロアルバムは95年にレコーディングが始まり、ブラック・グレープのダニー・セイバー、ボム・ザ・ベースのティム・シムノン、ギャング・オブ・フォーのアンディー・ギル(2020年2月に訃報が伝えられました)らが参加し既に完成していました。更に彼の死後に何人ものミュージシャンが参加しました。
彼の唯一のソロアルバムMichael Hutchenceは、99年12月にリリースされます。

ポーラ・イェーツはブームタウン・ラッツのメンバーであるボブ・ゲルドフの妻だった方で、マイケルとの交際が公になった後に離婚しています。96年には二人の間に子供が産まれました。
しかしマイケルは亡くなり、ポーラも2000年に亡くなってしまったので、その子はその後ボブ・ゲルドフが引き取って育てました。

It is not known at this stage whether the rest of the band will continue without their founder member.
現時点で、INXSは創始者無しで活動を続けるかどうか、結論は出されていない。
その後オーディションを行い、新ヴォーカリストを入れバンドを存続させることになりました。しかしこの新ヴォ―カルは2010年に解雇され、バンドは2012年にツアー中止発表以降活動していません。


INXS / By My Side

歴史を振り返ると言いつつ、今回は90年代のINXSの紹介になっていました。
このシングルは1990年リリースの7thアルバムXからのカットで、英国ではシングルチャート42位でした。
バンドとして最もヒットしたのは1987年の6thアルバムKickで、その前のアルバムからロックテイストになってブレイクしました。
91年にはロンドンのウェンブリースタジアムでライヴを行うなど、英国での人気が最高潮になっていました。
この曲はマイケル・ハッチェンスの葬儀でバンドによって演奏されました。(もう一曲、Never Tear Us Apartも演奏されている)

INXS / Beautiful Girl

この曲は92年リリースの8thアルバム、Welcome to Wherever You Areからの5thシングルで、93年にリリースされています。アルバムからは最後のシングルカットです。
93年には早くも9thアルバムがリリースされますが、マイケルの前年の事故があって波乱含みなレコーディングだったようです。

INXS / Heaven Sent

こちらは92年の8thアルバム、Welcome to Wherever You Areからの先行1stシングルです。
8thアルバムはオーストラリアのアーティストとしてはAC/DC以来の英国アルバムチャート初登場1位を獲得しました。しかしマイケルの事故やアルバムに伴うライヴツアーを行わなかったことで宣伝が足りず、大ヒットとまではゆきませんでした。
ライヴツアーは93年のアルバムを出した時点で、まとめて行っています。

INXS / Baby Don't Cry

こちらは92年の8thアルバム、Welcome to Wherever You Areからの2ndシングルで、9月にリリースされました。
BEAT UKのチャートにも入っていたので、PVも紹介されました。自分が番組を見始めたくらいの頃なのでよく覚えています。

INXS / Elegantly Wasted

こちらは97年4月にリリースされた最新10thアルバムElegantly Wastedのタイトルトラックで、先行1stシングルとして3月にリリースされました。
この曲中では前年のリアム・ギャラガーとの悶着を受けて、マイケル・ハッチェンスはコーラス部分で「I am better than Oasis」、俺はオアシスより優れてる、と歌っているようです(そう聞こえるだけかもだが)。これはバンドメンバーもそんな風に歌っていたとは知らなかったそうです。


2019年には彼のドキュメンタリー映画「Mystify:Michael Hutchence」が公開されました。
日本語版は今のところありません。残念。

この映画のサンウンドトラックには彼の未発表音源が収録されています。


WEBSITE OF THE WEEK
BUK97年10月号
Capital FM(1997年12月現在)
英国のFM局です。現在でも同じアドレスにサイトがあります。


TOP 10
10 N  Louise / Let's Go Round Again

This song was originally recorded by the Average White Band in 1980 and is still considered a timeless classic.
この曲のオリジナルは、The Average White Bandによって80年にレコーディングされ、現在でも時を越えたクラッシックと崇められている。
ルイーズの97年10月にリリースされた2ndアルバムWoman in Meからの2ndシングルです。この曲はテロップにある通りアヴェレイジ・ホワイト・バンドのカバーで、時期的にクリスマスソングの位置づけでもあるでしょう。
このシングルは元曲(シングル12位)よりもヒットし、英国シングルチャート10位になっています。

 9 → Hot Chocolate / You Sexy Thing
 8  N  Aaron Carter / Crush On You

At ten years old Aaron Carter (brother of Backstreet Boys Nick) is the youngest chart performer of the decade with this Jet's cover.
当年10才。Aaron Carter(Backstreet BoyのNickの兄弟)は、このJetsのカヴァーで、この10年間で最年少のパフォーマーとなった。
アーロン・カーターはバックストリート・ボーイズのメンバー、ニックの7つ離れた弟です。兄弟姉妹がが芸能界で活動し、最近ではお騒がせセレブとして報道されることもある有名人です。
7歳ごろから音楽を始め、9歳だった97年8月にこの曲でデビュー。97年12月頭にはデビューアルバムAaron Carterをリリースしています。この頃はアイドル系が強いヨーロッパ方面でのリリースとなり、本国アメリカでは98年の夏にデビューすることになります。
この曲はカバーで、元曲はアメリカの大所帯ファミリーバンドであるザ・ジェッツによる1986年のヒットシングルです。
最近のお騒がせっぷりにはまだ縁遠く、声変わり前の少年特有の可愛らしさで溢れています。
PVには兄のニックが冒頭に登場し、弟と話をしています。

 7  N  The Prodigy / Smack my Bitch Up   →完全版PVを見る

This X-rated video has been banned from almost every TV programme in the UK and those who do show it are doing so after midnight!
このXレート・ヴィデオは、深夜前の殆どのテレビ番組で放送禁止となった。
こちらは各所で大問題作となったプロディジーの名曲・名PVであり、放送局にとっては非常に扱いに困るシロモノです。
3rdアルバムThe Fat Of The Landからの3rdシングルで、英国シングルチャート8位になっています。先の共に1位となった2枚のシングルと比べるとヒットも落ち着いたとお思いになるでしょうが、実のところPVの斬新なアイデアは高く評価されたものの、フェミニスト団体などから抗議を受けたり、そもそも放送コード的にメディアで放送しにくかった、特にPVは流れる機会が少なかった等様々な要因があって8位止まりになったようです。
当時英国など海外のメディアでのこの曲の扱いは局によって異なり、そもそも流さない上に曲名すら「スマック」としか言わない、曲に歌詞なし、「ビッチ」部分がギター音で消される、PVではモザイクや修正、一部カット等様々なバージョンがあったようです。日本では曲だけなら修正なく流れてました。PVはどうしてたのかなぁ…最後までガッツリ見た記憶はあまりないかも?
今回のBEAT UKは1位ではないので一部だけの映像です。後半の裸が連発するシーンは流れませんが、部屋で薬を吸うシーンは無修正でした。(貼った映像ではモザイクあり)
PVは成人向けなので、お子様のいない環境でご覧ください。

 6  N  Steven Houghton / Wind Beneath My Wings

Originally made famous by Bette Midler in 1989, Houghton first sang this whilst in character on the popular UK TV show 'London's Burning'.
もともと89年に、Bette Middlerによって有名になったこの曲をSteve Houghtonが最初に歌ったのは、イギリスのポピュラー・ドラマ"London's Burning"の中でだ。
スティーブン・ホートンは英国の俳優で、91年に舞台俳優としてデビューしています。
今回は長期シリーズとなった英国の消防士を描いたドラマLondon's Burningから、同名カバー曲のヒットです。ミュージカル出演経験もあるので、歌はお手の物でしょう。
彼はこれがテレビドラマ初出演でした。このドラマには1シーズンしか出演しませんでしたが、以降も英国のドラマに度々出演するきっかけになっています。
97年11月には1stアルバムSteven Houghtonをリリースし、出演ドラマとシングルの宣伝効果もあって20万枚売れるヒットになりました。しかし音楽キャリアはこれきりとなり、以後本業の俳優として活動してゆきます。

 5  N  Lutricia McNeal / Ain't That Just The Way

Lutricia was born Oklahoma and started singing in the gospel choir at the neighborhood church where her father was a priest.
オクラホマ生まれのLutriciaが最初に歌を始めたきっかけは、近所の教会のゴスペル合唱団で。お父さんは、そこの教会の牧師だった!
アメリカ・オクラホマ出身の女性R&Bシンガー、ルトリシア・マクニールのソロデビューシングルです。
生まれはアメリカですが、スウェーデンの音楽プロデューサーグループRob'n'Razに発掘され、グループのヴォーカルとしてツアーに加わったことでキャリアが始まりました。
デビューシングルは、アメリカの女優・シンガーであるバルビ・ベントンの楽曲カバーです。この元曲はB面でしたが1977年に北欧、特にスウェーデンで大ヒットしたことからデビューシングルとして選ばれたのだと思います。
このシングルは彼女の出身国であるアメリカではいまいちでしたが英国では6位、スウェーデンでは1位になるなどヨーロッパを中心にヒットし、彼女の代表曲にもなりました。
1stアルバムMy Side of Townは97年にスウェーデンでリリースされ、英国ではタイトルを本名のLutricia McNealに変え98年にリリースされます。

 4  ↓   Aqua / Barbie Girl
 3  ↓   Natalie Imbruglia / Torn
 2  ↓   All Saints / Never Ever


ON STAGE
Sleeper / She's A Good Girl
スリーパーの最新シングルの客なしステージです。演奏前にメンバーが勢ぞろいし、ヴォーカルのルイーズが挨拶と曲紹介をしてくださいました。同じ映像は発見できませんでした。


NO.1
       N        Various Artists / Perfect Day

The cover version was record in celebration of 30 years of the BBC, with all proceeds going to the UK charity 'Children In Need'. Spot the stars!
18カ月を費やして作られたこのヴィデオは、BBCの30周年を記念して作られ、全ての収益は、チャリティー"Children In Need"に寄付される。さぁ、スターを探せ!
映画「トレインスポッティング」でも使われたお馴染みルー・リードの名曲Perfect Dayが、今回たくさんのアーティストによるチャリティーソングとしてリリースされました。
全ての収益は寄付されていますが、PV撮影に対する労働に対して賃金を払わないのはそれはそれで問題があるようで、参加した各アーティストに対してBBCが最低賃金相当のギャラ(250ポンド・当時の日本円で37,500円くらい)を支払っています。
PVにはチャリティーに参加した総勢30組のアーティストが次々に登場するものになっています。これだけのアーティストを集めるのは大変だったと思います。スケジュールの関係で18ヶ月もかかったのでしょうか。
このシングルが大ヒットしたので、98年には同タイトルのチャリティーアルバムをリリースすることになりました。アルバムの方は各アーティストが既存曲を提供するだけのものでした。

参加アーティストのPV出演順リストは以下の通りです。超有名で説明要らない方も多いですが、どんなアーティストか簡単に記載します。

・ルー・リード(アメリカのシンガーソングライター、楽曲製作者)
・ボノ(U2のヴォーカル)
・スカイ・エドワーズ(モーチーバのヴォーカル)

・デヴィッド・ボウイ(英国のシンガーソングライター)
・スザンヌ・ヴェガ(アメリカのシンガーソングライター)
・エルトン・ジョン(英国のシンガーソングライター)
・アンドルー・デイヴィス(クラシック指揮者・歌っていない)

・ボーイゾーン(アイルランドのボーイズグループ)
・レスリー・ギャレット(ソプラノ歌手)
・歌っていないルー・リード・2度目
・ボノ・2度目
・トーマス・アレン(バリトン歌手)
・ブロドスキー弦楽四重奏団(歌っていない)

・ヘザー・スモール(Mピープルのヴォーカル)
・エミルー・ハリス(アメリカのカントリー系シンガーソングライター)
・タミー・ワイネット(アメリカのカントリー系シンガーソングライター、98年死去)
・シェイン・マガウアン(元ポーグスのヴォーカル、この時期はソロ)
・シェオナ・ホワイト(テナーホーン奏者・歌っていない)

・ドクター・ジョン(アメリカのブルース系シンガーソングライター)
・デヴィッド・ボウイ・2度目
・ロバート・クレイ(アメリカのブルースギタリスト)
・ヒューイ・モーガン(ファン・ラヴィン・クリミナルズのフロントマン)

・イアン・ブロウディ(ライトニング・シーズのフロントマン)
・ガブリエル(英国のシンガー)
・ドクター・ジョン・2度目
・エミルー・ハリス・2度目

・コートニー・パイン(ソプラノサックス奏者・歌っていない)
・BBC交響楽団(歌っていない)
・歌っていないアンドルー・デイヴィス・2度目
・歌っていないボノ・3度目

・ブレッド・アンダーソン(スウェードのフロントマン)
・Visual Ministry Choir(英国のゴスペル・スーパーグループ)
・ジョアン・アーマトレ(英国のシンガーソングライター)
・ローリー・アンダーソン(アメリカのマルチアーティスト)
・ヘザー・スモール・2度目
・トム・ジョーンズ(英国のシンガー)
・ヘザー・スモール・3度目
・ルー・リード・3度目



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Mystify - a Musical..
Original Soundtrack
Universal
2019-07-05


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コメント

 コメント一覧 (3)

    • 1. BEATUK
    • 2020年03月16日 02:15
    • 今週もお疲れ様です。
      コロナが騒がれているので心配でした。
      今回は知らないアイドル系が多かったです。

      フィルム
      こういう売れ線なナズも悪くないです。ナズ好きです。この時代のこういう売れ線系ヒップホップサウンドはなじみがあり落ち着きます。

      ロバートマイルズ
      もはやです。ネタはそこまで強くはない印象ですがなかなかです。

      サンタクルーズ
      びぞさんのおっしゃる通りでこの感じのサウンドはなじみがあり落ち着き
      ます。

      インエクセス
      この人自体は全然知りませんが、2001年くらいにDJのトールポールがこの人のロックチックなやつをサンプリングした曲が少し売れたのでそれは良く聞いていました。

      ルイーズ、アーロンカーター
      反則行為だと感じます。このカバーは。^^笑

      ルトリシアマクニール
      初です。なかなか良いです。そろそろこういうポップ曲にも打ち込み要素も入ってきて馴染み深い質感となっており個人的に聞きやすいです。サビもまあまあ強しと思います。

      パーフェクトデイ。有名どころですね。

      番外編
      ストロークス「バッドディシジョンズ」
      新曲だそうで。ひょんなことから聞きました。今の時代にはない当時ものサウンドを持ってきてくれてすごい懐かしい気分になりました。15年前ならUKで8位くらいいきそうな感じします。イントロからしてはまりAメロなどかなり良しですがサビが弱いとは感じました。

      ハンソン
      前回の記事での曲がいまだに頭に張り付いています。強力です!





    • 2. BEATUK
    • 2020年03月16日 02:22
    • あ!一番大事なやつが。。
      プロディジー。この曲は思い出深いですね。
      中3にカニで知って今だに聞いています。20年聞いてますが飽きないです。あとは、キースが亡くなって時の経過を感じました。
      2nd、3rdはほんと好きです。元気が良いときに1stを聞くと新鮮ですが、最近はあの元気さは疲れてくるようになりました。
      97年後半ですかあ。。まだ洋楽は聴いていなかったです。1000万枚売ってとんでもなくなってる頃でしょうなあ。。体感したかったです。
    • 3. びぞ
    • 2020年03月17日 00:39
    • コメントありがとうございます。
      PCが壊れたこともあって、ぶっちゃけサボってみました。

      今回は最近になってドキュメンタリーが製作されたINXSのマイケル・ハッチェンスの特集で、個人的にはタイムリーネタでした。
      当時日本では洋楽系ゴシップは伝わりにくかったので死に至る詳細などは後から知りましたが、スターダムに登り美女と浮名を流し、暴行されて脳に損傷を負い、不倫相手と子供を作るなどなかなか波乱万丈な方です。

      サンタ・クルーズはアルバムを先日聴きました。曲は結構いいものが多かったですが、ブリットポップ路線のバンドはもう飽きられているというか、似たようなバンドが多すぎるのか…

      日本ででプロディジーのSmack My Bitch Upは、映像の過激さの割に当時から現在までにおいて不思議と叩かれたり差別だとかは言われていませんね。洋楽聴いている層が冷静だったのか、のんきだったのか、テクノの拡散力が低かったのか。
      今だったら日本でも問題になりそうです。当時の自分は「歌詞は飾りだ、オチが意外で面白い」としか思いませんでした。
      You Tubeでは肌色制限にひっかかるので、公式でもPVをアップロードできないようです。(音声のみはある)

      ストロークスの新曲聴きました。確かに2000年代そのままのストロークスを感じられて好感が持てます。こういうのでいいんだよ、と思っちゃいます。PVがレトロチックかと思いきや、後半どんどんカオスになって楽しかったです。

      新曲と言えば最近パール・ジャムの新曲Dance Of The Clairvoyantsが「パール・ジャム版ダンスソング」として取り上げられていました。まぁダンステイストの入ったロックなんですけど、これまでのバンドの楽曲とは脚色が全く違いました。もっとも3月末に出るアルバムは全編そんな感じではなさそうでしたが。
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