1997年11月14日のオンエア情報です。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
正月は溜まりまくった録画の視聴と整理をしていました。

2003年から毎年英国BBCが行っている「Sound Of ...(...の部分は年度が入る)」という、期待の新人をリストアップする企画があります。
12月に10アーティスト候補が発表され1月にTop5が決まるこのイベント、2020年度の1位はCeleste(セレステ)というR&B系女性ソロアーティストでした。個人的にはアイルランドのバンド、インヘイラー(ボノの息子がヴォーカルやってるバンド)も上がっていたので嬉しかったです。

1997年11月11日付HO HOU(ホ・ホゥ)
今週のヘッドライン
レディオヘッド、次作アルバムに早くも着手
ブラー、ライヴ漬けな日々にうんざりする
今週のプロディジー情報!


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
緑字の部分は旧公式サイトからの引用です。
日本語黒字の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません…が、時々適当に訳してることもあります。ご了承ください。


BEAT UK  November.14.1997 On Air 
Voice / Neil Fox

OPENING
Moby / James Bond Theme
James Bond actor Pierce Brosnan was so impressed with this track he insisted on re-recording his vocals to make them as good as the song.
この曲にいたく感動したジェームス・ボンド役のピアース・ブロスナンは、彼のヴォーカルを入れて再録し、より楽曲っぽくすることを主張している。


TOP 20
20  ↓   911 / Party people...Friday Night
19  N  Sundance / Sundance   PVなし

The duo behind Sandance are Shimmon and Woolfson who have previously worked under the guises of The Mudmen & Jack King & Kin!
サンダンスは、シモンとウルフサンの2人組。彼らは、The MudmenやJack King & Kinにゲストとして参加していた経歴がある!
サンダンスはDJのMark ShimmonとミュージシャンのNick Woolfsonの二人組です。この二人は別名義でも活動していますが、今回サンダンス名義でリリースしたこちらのデビューシングルが、英チャート33位に入るヒットになりました。
この曲は電子系グループであるセイバーズ・オブ・パラダイスの曲Smokebelch Iからのサンプリングが効いていて、更に97年のトランス的エッセンスを入れ込んだフロア受け間違いなしの気持ちいい曲になっています。
PVは製作されていないと思われます。

18  ↓   Brand New Heavies / You've Got a Friend
17  R  Clock / U Sexy Thing
16  ↓   Chumbawamba / Tubthumping
15  N  Beck / Deadweight

Rumour has it that Beck once wrote a song called 'Steve Threw Up' which contained a shopping list of food items!
噂によれば、ベックは“Steve Threw Up”という曲を書いたことがあるとか。この曲には、食料品の買い物リストが含まれていたらしい!
アメリカのシンガーソングライター、ベックの新曲はダニー・ボイル監督のハリウッド進出作A Life Less Ordinary(邦題:普通じゃない)のサントラ用として製作されました。PVにも映画のシーンが少し入っています。
PVはミシェル・ゴンドリー監督が製作したそうですが、映画の雰囲気をかなり意識したものになっていて、最後は映画館で件の映画を見るというストーリーになっています。PV自体も映画の宣伝ということでしょう。

14     Eternal / Angel Of Mine
13  ↓   LL Cool J / Phenomenon
12  N  Stereophonics / Traffic

The band live in a tiny village in Wales & don't hold much love for the big city where they believe bands are too busy trying to please their record companies!
ウェールズの小さな村・Cwmamanからやってきた3ピースは、大都会は好きではないらしい。というのも、彼らは、大都市に住むとレコード会社を喜ばせるために忙しくなり過ぎると信じているから。
今やウェールズを代表するようなバンドにまでなったステレオフォニックスですが、この頃は片田舎から出てきたばかりの新人バンドでした。
この曲は先週回のON STAGEでも演奏された、97年8月にリリースされた1stアルバムWord Gets Aroundからの4thシングルです。このシングルはバンド初のTop20入りを果たしました。
バンドはこれ以後どんどんヒットし知名度も上がっていきますので、BEAT UKでの登場が増えてゆくでしょう。

11  N  Michelle Weeks / Don't Give Up

This is actually Michelle's 2nd hit single - she was the feature singer on Bobby D'Ambrosio's 'Moment Of My Life' which entered the UK Top 20 in August.
これがミシェルにとって、2枚目のヒット・シングルとなる。1枚目は、ゲスト・シンガーとして参加したボビー・ダンブロッシオの“Moment Of My Life”で、8月にUKチャートの20位にランクインした。
ミシェル・ウィークスはアメリカ・ニューヨーク出身のシンガーで、主にハウス系の楽曲のシンガーとして知られています。93年頃からシンガーとして活動を始め、Skee W. というハウスプロジェクトのシンガーとしてデビューしています。
97年にはボビー・ダンブロージオが手掛けたインナー・ライフのカバー曲でシンガーを務め、BEAT UKでは97年8月8日回で11位になっています。
以後はソロやグループ、フィーチャリングシンガーとして活動を続けてゆきます。


ON STAGE
Space / Disco Dolly
1997年8月23日(土)、Reading Festival '97二日目からスペースのステージです。同じ映像は発見できませんでした。この曲は2ndアルバムに収録されるもので、テロップでは曲名がDisco Queenとなっていましたが、もしかしたら仮の曲名だったのかも知れません。


NEW RELEASES
All Saints / Never Ever
Muting early accusations of 'Spice Girl Wannabe', the West London female quartet release their second R&B influenced single.
初期“スパイス・ガールズのワナビー”を黙らせたロンドン出身の女性4人組が、アメリカのR&B;的な流れを汲むセカンド・シングルをリリース。

Texas / Put Your Arms Around Me
Texas recently recorded a new version of 'Say What You Want' in New York with Wu Tang Clan which features a duet from Method Man & Sharleen Spiteri.
ダブルプラチナに輝いたアルバム、“White On Blonde”からのこの曲は、「この曲の持つ叙情性をより強調するために」再録音された。

Cast / I'm So Lonely
'I'm So Lonely' is the fourth single from the Liverpool quartet's 'Mother Nature Calls' album, which is now just short of 250,000 sales in the UK.
この曲は、現在までに25万枚を売り上げているリヴァプール4人組のアルバム、“Mother Nature Calls”からの4枚目のシングル・カット。


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
20  The Prodigy / The Fat Of The Land
19  Portishead / Portishead
18  Ocean Colour Scene / Marchin' Already
17  Symposium / One Day At a Time
16  Finley Quaye / Maverick a Strike
15  Radiohead / OK Computer
14  Backstreet Boys / Backstreet's Back
13  The Jam / The Very Best Of
12  Brand New Heavies / Shelter
11  David Bowie / The Very Best Of 1969-1974
10    David Arnold / Shaken & Stirred
  9    The Corrs / Talk On Corners
  8    Texas / White On Blonde
  7    Oasis / Be Here Now
  6    M People / Fresco
  5    Sash! / It's My Life - The Album
  4    Lighthouse Family / Postcard From Heaven
  3    John Lennon / Lennon Legend - The Very Best Of  (Imagine)
  2    Eternal / Greatest Hits
  1    The Verve / Urban Hymns  (The Drugs Don't Work)


REQUEST
Louise / Naked


SPECIALIST CHART
UK MUSIC VIDEO CHART
1  911 / The Journey So Far
2  Boyzone / Somebody Else
3  Spice Girls / Spice - Official Video Vol.1
Peter Andre / Live  (I Feel You)
5  Runrig / Live At Stirling Castle


ONES TO WATCH
Crustation / Purple

Stig Manley, Ian Dark and Mark Taylor are the programmers and instrumentalists behind Crustation with vocals from Bronagh Slevin.
クラステイションのプログラマーであり、楽器を演奏しているのがStig Manley、Ian Dark、Mark Taylorの3人。これにBronagh Slevinのヴォーカルがフィーチャーされている。
クラステイションは94年にブリストルで結成された3人グループです。この時代ブリストルといえばトリップホップと言えるほどで、このグループもそのムーブメントに影響されて結成しています。
この曲は3人にヴォーカルを加えた編成のもので、初出は96年でした。今回1stアルバムBloomをリリースしたことで、こちらのシングルを再発したようです。
アルバムはいい評価をされたそうですが売れなかったようで、98年に解散しています。

Missy Elliott / Da Brat / Sock It To Me

25year old writer, producer, arranger & guest rapper Missy Elliott, has co-written four tracks currently in the US R&B Top 30 charts.
都市音楽のメジャーなプレイヤーとなったミッシー・エリオットは、最近では共同執筆した曲をアメリカのR&B;チャートのトップ30に4曲送り込んでいる。この曲も、そのうちの1つ。
アメリカの女性ラッパー、ミッシー・エリオットがダ・ブラットをフィーチャリングしたシングルです。番組テロップではリル・キムの名もありましたが、この曲には参加していません。
この曲は97年7月リリースの1stアルバムSupa Dupa Flyからの2ndシングルで、英国ではシングルチャート33位になっています。
PVではロボットの着ぐるみを着ていますが、これはゲーム「ロックマン」の影響(海外ではMega Manという)の影響があるとか。そう見えないこともないけど本当か疑わしいなぁ。
あと宇宙船の中で踊っているダンスは、マイケル・ジャクソンのSmooth Criminalを模したものだそうです。

Jungle Brothers / Jungle Brother

Following their hits 'I'll House You' in 1988 and 1993's '40 Below Trooper', the Jungle Brothers release their fourth album 'Raw Deluxe'.
結成して10年が経ち、1988年の“I'll House You”や1993年の“40 Below Trooper”などのヒットを輩出したジャングル・ブラザーズが、4枚目のアルバム“Raw Deluxe”で依然として第一線での活躍ぶりを見せている。
ジャングル・ブラザーズは80年代から活動するジャズやハウスの要素の入ったアメリカのヒップホップグループで、この時代においてはオールドスクール的な立ち位置にいます。
2ndアルバムからワーナーでリリースしていましたが、ヒットしなかったため契約を切られレーベルを移籍し、97年6月に4thアルバムRaw Deluxeをリリースしました。この曲はアルバムからの2nd(アメリカでは3rd)シングルで、BEAT UKでは97年7月25日回でも紹介されています。再度同じ曲が紹介された理由はわかりませんでした。
アルバムにはステレオMC'sが手掛けたこの曲のミックスが収録され、また98年にこの曲のリミックス版シングルもリリースされます。


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
The Lightning Seeds / Dubstar / City Hall - Sheffield, UK  29 November
Blur / SECC - Glasgow, UK  1 December /
 Arena - Newcastle, UK  2 December /
 Arena - Manchester, UK  4 December
 →1日のセットリスト(他の日も曲目は同じ)

Jamiroquai / Battersea Power Station - London, UK  4 December
En Vogue / Wembley Arena - London, UK  4 December

NORTH AMERICA
Sugar Ray / Riverside Centroplex - Balton Rouge, Los Angeles, USA  5 December

ASIA / OCEANIA
INXS / Entertainment Center - Adelaide, Australia  1 December
直前にヴォーカルのマイケル・ハッチェンスが亡くなったため、公演は行われませんでした。
そして現在マイケル・ハッチェンスのドキュメンタリー映画が製作されているそうです。

Teenage Fanclub / Club Quattro - Nagoya, Japan  1 December /
 Club Quattro - Osaka, Japan  2 December


FEATURE
Matador Records
マタドール・レコーズ特集

US record label 'Matador' was founded by co-owners Gerard Cosloy and Chris Lombardi who started out with a release by HP Zinker...and have since gone on to bring us the likes of The Jon Spencer Blues Explosion, Pizzicato Five and "anti-rock" stars Pavement.
アメリカのレコード・レーベル、マタドールはジェラルド・コズロイとクリス・ロンバーディの2人によって設立された。第1弾リリース作品は、オーストラリアの2人組、HP Zinker。現在までに、ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンやピチカート・ファイヴ、「アンチ・ロック」スターのペイヴメントなどを輩出している。

Under the masterful A&R eye of Cosloy the label grew in profile particularly in the wake of Nirvana's success & the so called 'alternative' awakening in the US in the early 90's.
A&R;マンとしての才に溢れたジェラルドの鑑識眼により、マタドールは着実に成長を続け、特に90年の始めには、ニルヴァーナの台頭によって「オルタナティヴ」というジャンルがアメリカ国内で確立されたため、マタドールに対する認識が一気に高まった。
マタドールはポストロックやオルタナティヴロック系のレーベルとして、ニルヴァーナやサウンドガーデン等グランジ系を多く輩出したサブ・ポップと共に、信頼あるインディーレーベルとして知名度が高まります。

Grammy Award nominated Liz Phair sent her first demo tape to Matador because she'd heard they were the coolest label around & thought "why not start at the top".
グラミー賞にノミネートされたリズ・フェアーも、最初のデモ・テープをマタドールに送っている。その理由は、「一番クールなレーベルだと聞いたから」。「何故頂点から初めてはいけないの?」

その後マタドールはアトランティック・レコードから契約を持ちかけられた。すなわち、アトランティックが自らの信頼を以てマタドールに、クリエイティヴ・コントロールをより効率よく行うための機会を与える代わりに、彼らから新しい創造性を得ようとする交換条件を提示してきたのだった。
アトランティックとは93年からの契約で、その関係上メジャーとしての販売ができることになりました。メジャーの販売網はインディーにはない大きなメリットです。
ただしこれは既に過去の話で、96年からはキャピトルと提携を組んでいます。

Recent signings include Solex & Barbara Manning and new releases for '98 will include a Pizzicato Five remix album with reworking courtesy of Dimitri From Paris and St. Etienne.
最近マタドールと契約を結んだアーティストは、SolexとBarbara Manning(元SF-Seals)。1998年には、デミトリ・フロム・パリスやセント・エチエンヌとのコラボレーションによる、ピチカート・ファイヴのリミックス盤がリリースされる。

Yo La Tengo / Tom Courtenay

アメリカのオルタナティヴロックバンドのヨ・ラ・テンゴは93年からマタドールと契約し、同年10月に6thアルバムPainfulをリリースしています。ヨ・ラ・テンゴは多作なバンドで、以降もシングル、EP、アルバムなどをたくさんマタドールからリリースし続け、2020年現在に至るまでマタドールと契約を継続しています。
この曲は1995年の7thアルバムElectr-O-Puraのリードシングルで、EPとしてのCD版と7インチシングルがリリースされています。

Chavez / Unreal Is Here

チャベスはアメリカのロックバンドで、サウンド的にはインストや変則的なリズムが多いマスロックに分類されます。
チャベスはデビューから活動休止・再開を経て2020年現在に至るまでマタドールからリリースを続けています。
この曲は96年リリースの2ndアルバムRide The Faderに収録されているもので、シングルリリースはされませんでしたがPVは製作されました。

Liz Phair / Never Said

リズ・フェアはアメリカのロック系シンガーソングライターです。彼女はデビューからマタドールからリリースしていますが、98年の3rdアルバムを最後にレーベルを離れることになります。
この辺りの経緯は、3rdアルバムの制作過程で色々注文を付けられたことによる不満があったのではないか、ということです。

Guided by Voices / Motor Away

アメリカの多作なローファイ系バンド、ガイデッド・バイ・ヴォイシズは95年からマタドールでリリースしています。2012年辺りからは自主レーベルでのリリースになりますが、それまではマタドールからのリリースが多かったです。

Pizzicato Five / Twiggy Twiggy

マタドールは90年代に日本のアーティストとも契約しています。ピチカート・ファイブが90年代にアメリカ進出したのもマタドールとの契約によるもので、過去3枚分のアルバムからのより抜きコンピ盤でアメリカデビューしました。
他の日本人アーティストでは、コーネリアスとギターウルフが契約していました。

The Jon Spencer Blues Explosion / Dang

アメリカのパンクブルースバンド、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンは93年の3rdアルバムExtra Widthから、2004年の8thアルバムまでマタドールと契約していました。

この後マタドールは99年にキャピトルとの提携を終了し、2002年には世界最大のインディーレーベルグループである、英国のベガーズグループ傘下に入ります。
その後ベガーズグループは様々な傘下レーベルをいくつかに集約統合しましたが、マタドールの名は残り2020年現在も存続しています。


Beat UK Present
★BEAT UK 視聴者プレゼント★

We have copies of Matador's collection of greatest hits & rare/unreleased tracks to giveaway it you can answer this question:-
マタドール・レコード所属アーティストのヒット曲やレア・トラック、未発表曲などを集めたコンピレーション・アルバム、“What's Up Matador”を、クイズにお答えいただいた方の中から抽選で差し上げます。クイズの答え、氏名、年齢、性別、住所、電話番号(またはe-mailアドレス)をご記入の上、ハガキまたはe-mailにてご応募下さい。
このコンピレーション盤には、なんとペイヴメント・ヴァージョンの“Killing Moon”(オリジナルはエコー&ザ・バニーメン)も収録!

What's the name of the band Jon Spencer was in before the Blues Explosion?
*質問:ジョン・スペンサーは、ブルース・エクスプロージョンの前は何というバンドをやっていたでしょうか?
プッシー・ガロアかボス・ホッグか…まぁどっちでもよさそうだけど。

Answers on a postcard or via e-mail to;-  (以下住所は割愛させていただきます)


WEBSITE OF THE WEEK
BEAT UK公式HP(1998年2月当時)
ザ・キュアー公式サイト(1998年5月当時)
キュアーの公式サイトは現在でも同じURLを使っています。


TOP 10
10    Backstreet Boys / As Long As You Love Me
 9  ↓   Dario G / Sunchyme
 8  ↓   N-Trance feat Rod Stewart / Da Ya Think I'm Sexy?
 7  ↓   Sash! featuring La Trec / Stay
 6  N  Peter Andre / Lonely

On the first day of filming for this video shot in Arizona, Peter got sunburnt and extra crew were hired to hold an umbrella over him between takes!
最近のヴィデオ撮りでアリゾナに行ったピーターは、撮影初日に日焼けを負ったため、撮影の合間にピーターに傘をさしてあげるための臨時スタッフが雇い入れられた。
英国のシンガー、ピーター・アンドレの3rdアルバムTimeのリリースを97年11月後半に控え、早くも先行2ndシングルをリリースしました。
前作アルバムはポップな作風でしたが、今作はヒップホップやR&Bに寄った作風になっています。先のシングルはモンテル・ジョーダンをフィーチャリングし、おそらく2ndアルバムでアメリカ進出を目論んでいたのではないでしょうか。しかし前作程の売れ行きにはなりませんでした。

 5  N  Embrace / All You Good Good People

Lead singer Danny recently commented, "Noel's written about 5 or 6 songs that I'd be proud of, but you know, I've got about 25"!
リード・シンガーのダニーは先日、こんな発言をしている。「ノエルは5、6曲すごくいいと思える曲を書いているけど、僕は25曲も書いたんだからね!」
エンブレイスのデビューシングルとして97年2月にリリースされた楽曲の再発です。当初は1300枚くらいしか売れなかったようですが、知名度も上がり97年10月に再発したところ、英国シングルチャートで8位になりました。そして初期リリース盤はコレクターアイテムになっているそうです。
タイムリーなことに、最近NME Radioから流れてきたこの曲のイントロを聴いて「オアシスの曲だったかな?」と、20年以上経った現在でも勘違いしました(自分だけかも)。それくらいオアシス・フォロワーサウンド的流行がすごかったというか、レーベルかプロデューサー(ユース)の手腕なのかはわかりませんが、エンブレイスの曲です。
1stアルバムThe Good Will Outは98年6月にリリースされます。

 4  ↓   Elton John / Something About The Way You Look Tonight... Candle In The Wind 1997
 3  ↓  Spice Girls / Spice Up Your Life
 2  ↓  Aqua / Barbie Girl


ON STAGE
Super Furry Animals / Demons

1997年8月23日(土)、Reading Festival '97二日目からスーパー・ファーリー・アニマルズのステージです。


NO.1
      N       Natalie Imbruglia / Torn

Australian soap-turned -pop star Natalie Imbruglia releases her debut single which sees her gain pole position in this week's UK Top 40 singles chart.
オーストラリアのメロドラマ女優、ナタリーがデビューシングルをリリース。この曲で、早くも彼女はトップ40の頂点に到達した。
オーストラリア出身の女優及びシンガーのナタリー・インブルーリアは、地元オーストラリアで芸能キャリアをスタートしました。CMからスタートしドラマ出演を果たしますが、音楽キャリアを目指し94年に英国へ渡ります。
このTornは彼女のデビューシングルで、1stアルバムLeft of the Middleは97年11月24日にリリースされるのですが、シングルが時代を象徴するレベルで世界的にヒットしたこともあり、オーストラリアの女性アーティストのデビューアルバムでは最も売れたものになりました。
ちなみにこのTornはカバーで、原曲はEdnaswapというバンドの曲です。ナタリー版が大ヒットした割にカバー元の知名度はそれほど高くないのが残念です。



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What's Up Matador
Various Artists
Matador Records
1997-08-26


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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. BEATUK
    • 2020年01月16日 21:09
    • 今週もお疲れ様です。
      持っていたような気もする、ステレオフォニックスのトラフィックかなり好きです。今、無限ループしています。サンダンスも見逃せないトラックとして良いです。ヨラテンゴのサウンド好きです。エンブレイスも出てきたのはこのくらいだったんですね。
      そして、ナタリーインブルーリアがいきなり大出現しましたか。女優だったんですね彼女は。この曲は世界ヒットも当然の超優良ポップスだと思います。原曲はヒットしたのでしょうか?カバーだったと初めて知りました。

    • 2. びぞ
    • 2020年01月19日 01:14
    • コメントありがとうございます。

      この頃はオアシスのフォロワーサウンドのバンドがヒットした、ブリットポップ末期でした。ブームが去って解散するバンドが多かった中、脱オアシスサウンドを果たしたバンドが以後も生き残った印象があります。
      サンダンスはかっこよかったですね!私も好きです。98年にはリミックス版も出ます。
      マタドールレコードは当時から一癖あるオルタナバンドが多かったです。ペイヴメントもそうでした。アメリカ以外のオルタナ系バンドがアメリカ進出する際にここから出すことがそこそこあって英国のバンドも結構多いです。その後レーベル買収・再編を経て今ではロンドンにもオフィスがあるそうで、今でも英国のバンドがそこそこいます。

      ナタリー・インブルーリアは世界的なヒットでしたね。女優上がりということでビジュアルは申し分ないし、良曲だったし。ただし英国公式チャートではアクアが強すぎて2位止まりでした。元曲のバンドはヒットしなかったので、Tornがカバーだと知らない人の方が多いと思います。私も知りませんでした。
      調べたらEdnaswapはレーベルからもっとポップサウンドにしろと言われたもののグランジ風を貫いたため、レーベルから邪険に扱われ売れなかったとありました。ポップにしてればナタリー版のようなヒットに繋がったかも?
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