1997年7月25日のオンエア情報です。

昨日ラジオを聴いて、サマーソニックのアプリが出たと知りました。
何年か前からあったのは知っていましたが利用したことがなかったので、今回は行かないけど一応入れてみようと思ったのですが、自分のスマホのOSバージョンが古すぎて入りませんでした。
物持ちがいいのはもはや美徳ではないようです。

1997年7月22日付HO HOU(ホ・ホゥ)
今週のヘッドライン
オアシス、パフ・ダディーに負ける
プライマル、新しい予定発表
マーキュリー・プライズの本命はプロディジー


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
緑字の部分は旧公式サイトからの引用です。
日本語黒字の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません…が、時々適当に訳してることもあります。ご了承ください。


BEAT UK  July.25.1997 On Air 
Voice / Neil Fox

OPENING
U2 / Last Night On Earth
This video stars William Burroughs and Sophie Dahl model/daughter of Roald, and was shot in Kansas where the streets were closed for 2 days.
このヴィデオにはウィリアム・バロウズと、皇族の娘でモデルのソフィアが出演しており、カンサス市内の道路を2日間封鎖して撮影が行われた。


TOP 20
20 N  The Braxtons / Slow Flow

With this, their latest release, The Braxtons score their third hit single of the year and their biggest so far.
アメリカのブラクストン姉妹によるソウルグループ、ブラクストンズの96年リリースの1stアルバムSo Many Waysからの4thシングルです。
先に脱退した姉トニ・ブラクストンの成功もあって注目されていたグループは、ヨーロッパでは姉のツアーのオープニングアクトを務めるなど徐々に知名度を上げつつありました。
しかしグループはこの後メンバーの脱退などがあって99年に解散してしまいました。次作アルバム制作の計画はあったそうですが新曲が製作されることはなく、この曲が最後のシングルになってしまいました。
今回公式サイトにこちらの日本語説明がありませんでした。

19 ↓   No Doubt / Just a Girl
18 N  Embrace / One big Family E.P.

Rumour has it that Noel Gallagher phoned up to be put on the guest list for one of their gigs - even if did fall to turn up!!!
噂によれば、ノエル・ギャラガーが電話で、エンブレイスのギグにゲストで入れて貰えるよう頼んできたそうだ。でも、結局そのギグは見逃してしまったらしい。
英国のロックバンド、エンブレイスの3rdシングルで、形式上はEPとしてのリリースです。
ヴォーカルが弟、ギタリストが兄というオアシスっぽいバンドで、音もオアシスっぽいです。この曲は兄のリチャードがヴォーカルを取っています。バンド自体の楽曲は兄弟二人で製作しています。
エンブレイスは途中休止することはありましたが現在でも継続するバンドで、2000年代半ばからはバラード系の曲が多くなりますが、初期はいくつもあるオアシス・フォロワーバンドのひとつとして出発したのでした。

17 ↓   Sheryl Crow / A Change Would Do You Good
16 N  Dubstar / No More Talk   →PVを見る

The synth pop trio from Newcastle release their new album 'Goodbye' on August 4th and will be touring in the UK throughout October & November.
ニューキャッスル出身のシンセ・トリオが来月、ニューアルバム“Goodbye”をリリースする。また、UKツアーが10月と11月に予定されている。
英国のシンセポップバンド、ダブスターの新曲です。2ndアルバムGoodbyeは97年9月後半のリリースとなり、この曲は先行1stシングルとなります。
また2ndアルバムでバンドはアメリカ進出となります。ただしUS盤アルバムはタイトルこそ2ndアルバムのままでしたが、1stと2ndの曲を何曲かずつ収録したコンピ盤の様相を持っていました。
なおダブスターは2018年に18年ぶりとなるアルバムをリリースしました。

15 N  BT / Flaming June

Brian Transeau commented recently, "I don't know what's cool. I don't buy into that - i just make the sort of music that my dog likes"!!!
BTはアメリカ人電子系ミュージシャンで、本名をブライアン・トランソーといいます。この頃流行しつつあるヴォーカルなしトランスミュージックもやっていますが、97年9月にリリースされる2ndアルバムESCMでは楽器演奏やヴォーカルも務めるマルチプレイヤーでもあります。
この曲はドイツ人DJプロデューサーのポール・ヴァン・ダイクとの共作で、リミックスには先日チャートにも入っていたシケインが参加しています。
2ndアルバムは前作に比べると若干ダークで実験的ではありますが、この曲はシングルとしてヒットしています。

14 ↓   911 / The Journey
13 ↓   Todd Terry / Something Goin' On
12 ↓   The Verve / Bitter Sweet Symphony
11 N  Babyface feat. Stevie Wonder / How Come, How Long

Babyface becomes the 6th different act with whom Stevie Wonder has made a hit single and crashes in at in this weeks chart.
アメリカ人ミュージシャン・プロデューサーのベイビーフェイスがスティービー・ワンダーとデュエット及び共作した曲で、96年リリースのベイビーフェイスの4thアルバムThe Dayからの3rdシングルです。
この曲は世界中で有名になったO・J・シンプソン事件にインスパイアされて製作されたもので、PVでもDVについて描かれています。ただオチ自体はかの事件と逆になっていて、DVを受けた女性が夫に復讐した末に逮捕されるものになっています。
実際の事件の刑事裁判はこの頃既に結審されO・J・シンプソンは無罪になっていますが、民事裁判が96年に始まったことでまた事件が注目され、この曲が生まれたのかも知れません。
今回こちらの日本語解説がありませんでした。


ON STAGE
Symposium / The Answer To Why I Hate You
シンポジウムの客なしライヴです。同じ映像は発見できませんでした。


NEW RELEASES
Erykah Badu / Next Lifetime
Following the huge success of her debut single, 'On & On', the Texan born soul sensation looks set to repeat her fortune with this latest offering.
今回こちらの日本語解説がありませんでした。

Wu-Tang Clan / Triumph
After having surprised many with a chart topping new entry on the album chart, the Clan look set to extend their achievement to the singles chart.
アルバムの驚異的なチャート・ヒットに続いて、ウータン・クランがこのシングルで新たなチャート・ヒットの記録達成を狙っている。

Edwyn Collins / The Magic Piper (Of Love)

It's a while since his surprise smash hit, 'A Girl Like You', but the ex-Orange Juice frontman is back with another  guaranteed chart hit.
“A Girl Like You”のスマッシュ・ヒット以来鳴りを潜めていた元オレンジ・ジュースのフロントマンが、このヒット間違いなしのシングルを引っ提げて戻ってきた。
エドウィン・コリンズはスコットランド出身のシンガーソングライターで、ポストパンク・ネオアコバンドとして知られるオレンジ・ジュースのフロントマンとしても知られています。
80年代後半からはソロ及びプロデューサーとして活動し、95年にリリースしたシングルA Girl Like Youがヨーロッパのみならずアメリカでもヒットしました。
こちらの新曲は97年10月にリリースされるソロ4thアルバムI'm Not Following Youからの先行2ndシングルです。シングル・アルバム共に前作程の大ヒットにはなりませんでしたが、この曲は98年の映画「オースティン・パワーズ」で使用されることになります。
このPV、エドウィン・コリンズがめっちゃダンスしてて楽しいです。


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
20  Eternal / Before The Rain
19  Bob Dylan / The Best Of
18  Spiritualized / Ladies And Gentlemen We Are Floating In Space
17  Jeff Wayne / War Of The Worlds
16  The Charlatans / Tellin' Stories
15  Texas / White On Blonde
14  Pet Shop Boys / Bilingual - Special Edition
13  Del Amitri / Some Other Suckers Parade
12  The Brand New Heavies / Shelter
11  Sheryl Crow / Sheryl Crow
10    Michael Jackson & Jackson Five / The Best Of
  9    Skunk Anansie / Stoosh
  8    Beck / Odelay
  7    No Doubt / Tragic Kingdom
  6    The Seahorses / Do It Yourself
  5    Paul Weller / Heavy Soul
  4    Fun Lovin' Criminals / Come Find Yourself
  3    Radiohead / OK Computer
  2    Primal Scream / Vanishing Point  (Kowalski)
  1    The Prodigy / The Fat Of The Land  (Firestarter)


REQUEST
Underword / Rez


SPECIALIST CHART
WORLD ALBUM CHART - PARIS
1  The Prodigy / The Fat Of The Land
2  Andrea Bocelli / Romanza
MC Solaar / Paradisiaque  (Gangster Moderne)
4  Adiemus / Songs Of Sanctuary
5  Pascal Obispo / Superflu


ONES TO WATCH
Jungle Brothers / Jungle Brother

The hip hop legends whose club anthem, 'I'll House You' brought them international acclaim in the 80's return with a new album & a series of live dates this month.
80年代にクラブ讃歌“I'll House You”で世界的な評価を得たヒップ・ホップ伝説のグループが、新しいアルバムを携え戻って来た。また。彼らは8月3日に行われるロンドン・エッセンシャル・ウェークエンダーに出演する。
ジャングル・ブラザーズは80年代から活動するアメリカのヒップホップグループです。このグループはこの時代の今時なものではなく、いわゆるルーツ的なヒップホップグループとして知られています。
音楽的にはヒップホップにハウスやジャズを融合させた感じで、初期はヒップハウスとも呼ばれていました。
97年6月に4thアルバムRaw Deluxeがリリースされ、リチャード・ブランソンが設立したV2 Recordから発売されました。
テロップであるように、97年夏に行われるエッセンシャル・ウィークエンダーというフェスに出演します。このフェスはBEAT UKの97年4月11日回でも紹介されたブライトンのフェスと主宰が同じイベントで、ダンス・ルーツ系のカテゴリとして出るようです。

Dave Angel / Tokyo Stealth Fighter

This jazzy techno number samples the latest 'beat 'em up' computer game, 'Tokyo Streaith Fighter' & features remixes from Dave Clarke and Carl Creaig.
英国クラブカルチャー華やかなりし90年代。一方日本ではテクノシーンがとても盛り上がっていた時代でした。逆輸入的なケン・イシイや、ラジオや企画盤を通して広めた(石野)卓球効果とか色々あるのですが、きっかけはどうであれテクノのすそ野が広がったことで、デイヴ・エンジェルも日本のテクノ好きの間ではかなり知名度がありました。
彼のキャリアの始まりはとてもユニークです。友達から借りたシンセサイザーでユーリズミックスのSweet Dreamを無断サンプリングし、お金を借りてホワイトレーベルとしてリリースしたところ大評判になり過ぎ、ユーリズミックスに知られてしまいました。
無断サンプリングで裁判になってもおかしくないところですが、ユーリズミックスのデイヴ・スチュワートがそのバージョンを気に入り、公式ミックスとして認められたことからデイヴ・エンジェルのキャリアが始まったのです。
このシングルは97年10月にリリースされるアルバムGlobetrottingに収録されます。
ちなみに彼は英国の女性ラッパー、モニー・ラブの兄でもあります。
今回こちらの日本語解説がありませんでした。

Howie B. / Angels Go Bald:Too

Producer, remixer, DJ and artist in his own right, Howie B is currently DJ-ing on U2's 'Popmart' tour and releases his second solo album this week.
プロデューサーでありリミクサーでありDJでありアーティストであるホウィ・Bは、現在U2のポップ・マート・ツアーにDJとして同行している。また、今月には彼にとって2枚目のソロ・アルバムをリリースする。
ハウィー・Bはグラスゴー出身のアーティストで、楽曲製作やDJをしていますがレコーディングエンジニアの経験もあり、プロデューサーとしても数多く活動しています。ビョークや先週回で紹介したキャス・コフィーの楽曲製作にも携わり、U2関連の楽曲にも多く関わっています。
ソロ活動は93年頃からで、96年3月には1stアルバムをリリースしています。
今回のシングルは97年7月末にリリースされる2ndアルバムTurn the Dark Offに収録されるものです。PVはハウィー・Bの1stアルバムと同タイトルMusic For BabiesのPVを製作したJohn "Run" Wrake監督が製作しています。97年4月18日回のBEAT UKのチャートにも入っていたフューチャー・サウンド・オブ・ロンドンの代表曲でもあるWe Have ExplosiveのPVと同じ監督です。


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Primal Scream / Victoria Park - London, UK  9/10 August

BEAT UK Live Event / The Astoria - London, UK  12 August
Travis / The Yellow Monkey / The Hybirds

The Verve / Hammersmith Palais - London, UK  14 August /
 Apollo - Manchester, UK  15/16 August

Michael Jackson / Hockenheimring - Mannheim, Germany  10 August

ASIA
Rainbow 2000 / Fuji Nihon Land - Shizuoka, Japan  9 August
Alex Patterson / Photek / Source Direct
Red Hot Chili Peppers / Indoor Stadium - Singapore City, Singapore  10 August
Zhane / Liquid Room - Tokyo, Japan  9 August /
 Bottom Line - Nagoya, Japan  11 August /
 Bayside Jenny - Osaka, Japan  12 August


FEATURE
Then and Now!  The Pop Star Image Change

英国トップスター今昔特集です。
デビュー当時は若くて初々しかった…というのはいつの時代でもあります。
キャリアを重ねるうちに、音楽性はもちろん容姿が変わりにくい人もいますが、音楽性を時代によって変えたり、スターになって貫禄が付いたりして雰囲気が変わることはよくあります。
今回はスターになったアーティストの今昔を紹介します。
番組中では主に容姿の変化について評されているようですが、それはPVを観てもらうことにして、独自に音楽性の変化にも触れてゆきたいと思います。

Blur / There's No Other Way

ブリットポップの旗手となったブラーは、ポストパンクバンドのティアドロップ・エクスプローズのメンバーだったデヴィッド・バルフェが設立したフード・レコードからデビューしました。
デビューシングルShe's So Highはこの当時流行していたシューゲイザーサウンドでした。
こちらのシングルは91年4月リリースの2ndシングルで、91年8月に1stアルバム「レジャー」がリリースされます。
このPVはレーベルオーナーのデヴィッド・バルフェが製作し、英国シングルチャート8位になっています。
まだ初々しい姿と押し出しを強くしている感じの楽曲が揃っていますが、デーモン自体はこのアルバムをあまり気に入っていなかったようです。世間の流行を意識しすぎたところが良くなかったのかも知れません。

Blur / On your Own

デビューから7年ほど経ち、その間にブラーは借金を抱えアメリカでドサ回りをしたどん底時代から、ブリットポップを牽引するグループになるまでを経験しました。
音楽性も流行に乗っかったものから英国的なロックサウンドやポップでシニカルなロックになり、97年にリリースされたバンド名を冠する5thアルバムはアメリカのオルタナティヴロックに接近する音楽性になりました。
好きなものを作らせてもらえるようになったのもあるかも知れませんが、バンド崩壊の危機を脱するための意味が強く出ているローファイ志向の音楽性でもありました。


Dodgy / Good Enough

ドッジーが96年8月に英国シングルチャートで4位になった、バンドを代表する曲です。
この曲が収録されている3rdアルバムFree Peace Sweetは96年6月のリリースで、先行1stシングルがIn A Room、2ndシングルがこちらです。明るくゆったりとした雰囲気の曲で、ヒット間違いなしの曲です。
個人的にはIn A Roomの方が好きですが、Good Enoughの方が印象に残ります。
前作から音楽的にものすごい変わった、というわけではありませんが、テンポに余裕が出てきたとは思います。
またドッジーはよく聴くとメロディー展開にひねりを利かせているグループで、初めて聴くと「こう来るか~」と思うところがありますが、3rdアルバムになると根本は変わらずとも覚えやすいメロディーになっています。

Dodgy /Staying Out For The Summer

ドッジーは1990年にロンドンで結成されたオルタナティヴロックバンドです。
この時バンドはロンドンのハウンズローにある一軒家に住み、そこのガレージをスタジオとして使っていました。ここには一時期、後にデビューするブルートーンズも同居しています。
91年にシングルデビュー、93年に1stアルバムThe Dodgy Albumをリリースします。この時のプロデューサーは、ライトニング・シーズのイアン・ブロウディです。(2ndアルバムの一部の曲にも関わっている)
この曲は94年10月リリースの2ndアルバムHomegrownからの先行2ndシングルで、95年にシングルが再発した際にはバンド初となるシングルTop20入りを果たしたのでした。


Take That / How Deep Is Your Love?

テイク・ザットは名実ともに英国のボーイズトップグループでしたが、その人気絶頂の中96年に解散し伝説となってしまいました。10年後再結成するのですが、それはまだ先の話です。
ダンサブルでポップな曲はもちろん、しっとりとしたバラードも歌いこなし、もはやどんなシングルを出してもチャート1位になっていた彼らです。しかしこのビージーズのカバー曲が最後のシングルとなりました。
アイドルとして成長し、そこから本物のアーティストとなれば世界的なスーパーグループになったかもしれませんが、マネージャーとの不和もあって、95年にはロビー・ウィリアムズが脱退し4人に。そして96年2月に解散が発表され、それぞれの道に進むことになりました。

Take That / Once You've Tasted Love

英国のボーイズポップグループのテイク・ザットは、1990年にマンチェスターで結成された5人グループです。英国ボーイズポップグループ、所謂正統派アイドル系グループのお手本であり、この後にたくさんのボーイズグループがデビューしました。
英国の90年代は前半が男性ポップグループ、後半が女性ポップグループ全盛の時期と言えます。
91年7月にDo What U Likeでシングルデビュー。この頃はよくゲイ・クラブでパフォーマンスをしていたそうで、PVがなんだかそれっぽいです。
この曲は92年8月リリースの1stアルバムに収録される先行3rdシングルで、グループがブレイクする直前のシングルです。この後の92年6月リリースされたタヴァレスのカバー、It Only Takes a Minuteで本格的なヒット街道を邁進してゆくことになります。


Ant & Dec / Let's Get Ready To Rhumble

97年頃には本名をもじったAnt & Decと名乗っていますが、このシングルがリリースされた94年当時はPJ & Duncanというグループ名でした。
PJ & ダンカンは英国のティーン向けドラマ、Byker Groveに出演していたAnthony McPartlin(PJ及びAnt)とDeclan Donnelly(Duncan及びDec)によるドラマ発のユニットで、当時はドラマの役名がそのままユニット名になっていました。
この曲は94年7月にリリースした3rdシングルで、シングルチャート9位となったユニットを代表する曲です。そしてなんとこの曲は、2013年に再発された際に英国シングルチャート1位になる快挙を達成しました。ただしこの2013年時のリリースはチャリティ目的でもあったので、収益は全て寄付したそうです。

Ant & Dec / Falling

...and a slightly slicker image on their latest single 'Falling'.
97年5月にリリースされた最新シングルは、3rdアルバムThe Cult of Ant & Decのリリース直後に発売された、ユニット最後のシングルになりました。(日本ではもう一枚限定シングルがある)
この後レーベルとレコーディング契約を受けられなかったため、音楽活動は辞めることになりました。
ただ英国で彼らはTVの司会者として活躍するコンビとなっていて、音楽がなくとも食べていけるくらいに成長していたのでした。
その後たまに復活ライヴをしつつ、2002年ワールドカップ時にサッカーソングをリリースしています。
現在ではコンビふたりともOBE称号を授与されています。


Primal Scream / Ivy Ivy

The 'Scream are currently riding high in the album charts with "Vanishing point" - here's frontman Bobby Gillespie back in his leathers & lanky hair period!
ボビー・ギレスピーとその仲間達は、現在4枚目のアルバムでチャートを爆走中。この辺で、彼らのレザージャケット&ひょろながヘアー時代をお楽しみ下さい!
プライマル・スクリームは1982年にスコットランド・グラスゴーで結成されたロックバンドで、デビューは1985年です。ボビー・ギレスピーはデビュー当時、ジーザス&メリーチェインと掛け持ちをしていました。
この曲はバンド名を冠した2ndアルバムから唯一のシングルとなった曲です。プライマル・スクリームはアルバムごとに音楽性が変わるバンドで、この頃はガレージロックの様相を帯びています。
このアルバムはあまり売れず評価もさんざんではありましたが、アルバム中の楽曲I'm Losing More Than I'll Ever Haveを電子系アーティストのアンドリュー・ウエザオールがリミックスし、これが新たに名曲Loadedとなって電子系へ寄せた次作アルバムへと繋がってゆくのです。


The prodigy / Everybody Is In The Place

The best image makeover award in The Prodigy has to go to Keith-from unassuming Essex raver as seen here... to kiddie-searing, gorn-sporting nutter!
プロディジーいちのイメチェン大賞は、キースに決定---控え目なエセックスのレイバーから、泣く子も黙る角の生えた怪獣に生まれ変わった。
プロディジーは1990年に英国のエセックスで結成されました。楽曲製作担当のリアム・ハウレット、MCのマキシム、ダンサーのキース・フリントとリロイ・ソーンヒルに加え、最初期は女性ダンサーのシャーキーがいました。
デビューは91年のシングルCharlyで、特徴的な猫や子供の声のサンプリングは画期的で、これに触発されてオルタネイトが似た感じの曲(Active 8)を製作したという話もあります。
アンダーグラウンドで評判になってから表に出るまでの時間は非常に短く、2ndシングルのこの曲は英国シングルチャートで2位となります。(この時の1位はクィーンのボヘミアン・ラプソディの再発シングル)
以後のプロディジーは3rdアルバムのThe Fat Of The Landばかりが目立っていて、この時代があまり評価されていないのではないか、と思っていました。しかし実際にはそうではなく、アンダーグラウンド(とは言えないかもだが)なこの時代を評価しロック寄りになったことを否定する派と、ロック寄りになってからを評価する派がいるようです。自分はどっちも好きなのですが、変化しても最先端であり続けようとする姿勢は素晴らしいものがあります。
2019年に残念ながらキースが亡くなってしまいました。PVではまだ髪の長いキースを見ることができます。

The Verve / Slide Away

ヴァーヴのリチャードは、流れるような長髪のおかげで、更にアドニスっぽい美少年ルックスになった!
ヴァーヴは1990年に英国のヴィガンで結成されたオルタナティヴロックバンドです。
音楽性はシューゲイザーにサイケデリックさを合わせたロックで、アルバムを経るごとに進化はしますが大元はあまり変わりません。
97年9月には名盤となった3rdアルバムUrban Hymnsがリリースされ、大絶賛を受けることになります。
「アドニス」はギリシャ神話に出てくる美少年で、美男子の代名詞みたいな言い回しです。リチャード・アシュクロフト、カッコいいですよね!


WEBSITE OF THE WEEK
BEAT UKチャート等放送記録(98年1月当時)
ブラン・ニュー・ヘヴィーズのインタビュー
映画「メン・イン・ブラック」公式サイト(98年12月当時)


TOP 10
10↓   Ultra Nate / Free
 9 N  Shaggy feat Marsha / Piece Of My Heart

The ragga star who shot to fame with the No.1 hit, 'Oh Carolina' in 1993, returns after almost a year's absence from the charts.
1993年に“Oh Caroline”でナンバーワン・ヒットを飛ばしたレゲエ・スターが、約1年ぶりにチャートに舞い戻って来た。
ジャマイカ人(国籍はアメリカ)レゲエアーティスト、シャギーの新曲です。先週回では記載されていなかったフィーチャリングの女性のMarsha名も併記されています。
この曲はアーマ・フランクリンのカバーです。ジャニス・ジョプリンのカバーや、92年にリーバイスのCMソングになってチャートにも入っていたので英国でもお馴染みでしょう。
97年8月にはシャギーの4thアルバムMidnite Loverがリリースされ、こちらはその先行1stシングルです。
アルバムはあまり売れなかったようで、ヴァージンから出た最後のアルバムになりました。次回作はレーベル移籍をしてまた大成功しています。

 8 N  R Kelly / Gotham City

After his number one smash, 'I Believe I Can Fly', R Kelly releases another soundtrack contribution, this time from the movie 'Batman & Robin'.
ナンバーワン大ヒット曲となった“I Believe I Can Fly”に続いて、R・ケリーがまたしてもサントラからこの曲をリリース。今回は、あまり似つかわしくない、“バッドマン&ロビー”から。
バットマン&ロビンの映画の評判はそこそこでしたが、サントラに収録された楽曲群はかなり力の入ったものになっていたこともあって結構ヒットしていました。
R・ケリーは映画のためにこの曲を書き下ろし、シングルチャートに入るヒットになりました。
他の曲も続々とシングルカットされ、アメリカではジュエルのFoolish Gamesが大ヒットシングルとなっていました。

 7 ↓   Sash! featuring Rodriguez / Ecuador
 6 N  Massive Attack / Risingson

Massive Attack can lay claim to having invented the trip hop genre back in 1991 and return to the charts this week with this atmospheric single.
マッシヴ・アタックは、1991年にトリップ・ホップというジャンルを創始した張本人といえるだろう。その彼らが、間もなく発売になる彼らのニューアルバムから、この雰囲気十分のシングルを引っ提げて帰ってきた。
トリップ・ホップの雄、マッシヴ・アタックの待望の新曲がリリースされました。
94年にリリースされたProtectionは英国の新たなシーンを確立したといえる素晴らしいものでした。
次のアルバムが期待されるところですが、この時点でまだレコーディング中なので、もう少し待つことになります。
この曲は98年にリリースされる3rdアルバムMezzanineからの先行1stシングルとなります。3rdアルバムはロックに接近したものになりましたが、本来のダークさや気だるさは変わりません。

 5 N  Michael Jackson / History / Ghosts  (PVはGhosts)

Giving Jackson his eighth consecutive top 5 hit, this track from his greatest hits album enters the UK chart at the same time his tour arrives in the country.
8曲連続ナンバー5入りを達成したこのシングルは、彼のグレイテスト・ヒッツ・コレクションのタイトル・トラックで、今年で2歳になる曲。また、このシングルのチャート・インに合わせて、彼がワールド・ツアーのため来英した。
マイケル・ジャクソンの97年5月に突然リリースしたアルバム、Blood On The Dance Floor/HIStory In The Mixからの2ndシングルです。
このシングルに関してはどうだったか忘れてしまいましたが、アルバム及び1stシングル同様に突然店頭に並ぶ販売方法がとられたかもしれません。
毎回マイケル・ジャクソンのPVはお金がかかっていそうな豪華なものになっていますが、このPVはこのバージョン以外にもロングバージョンがあって、正式版とされているのはなんと40分くらいあるそうです。

 4 N  Coolio feat. 40 thevz / C U When U Get there

Coolio uses Vivaldi as a base for his first single in almost a year which has also given him his highest chart placing since 'Gangsta' Paradise'.
クーリオは、約1年ぶりのニューシングルの中で、ヴィヴァルディをベースに引用している。また、このシングルは、“Gangsta's Paradise”以後最高のチャート順位をマークした。
クーリオの新曲は、聴いてわかるようにパッヘルベルのカノンをベースとした楽曲になりました。ヴィヴァルディではないです。Gangsta's Paradiseは世界的な大ヒットになりましたが、こちらもそれに続くようなヒットになり、英国を始めヨーロッパでもヒットしています。
クーリオは97年8月に3rdアルバムMy Soulをリリースし、この曲はそこからの先行1stシングルです。また97年の映画ナッシング・トゥ・ルーズでもこの曲が使われています。

 3 N  Gala / Freed From Desire

Since the end of last year this continental dance number has topped the charts all over Europe as well as being a club favourite in the UK.
昨年末から、このダンス・ナンバーはヨーロッパ各国のチャートにランクインされており、また、英国内のクラブでもかなり盛り上がっていた。
ガラはこの時21歳のイタリア人シンガーソングライターで、ニューヨークを拠点に活動しています。
このシングルは96年に自身の2ndシングルとしてリリースされたもので、既にヨーロッパ各国のダンスチャートやシングルチャートに入っているくらい人気を博していました。
97年7月に英国でもシングルがリリースされ、最高2位となる大ヒットになりました。このヒットによってTV出演やヨーロッパ各国の音楽賞に度々登場することになります。
彼女の1stアルバムCome into My Lifeは97年11月にリリースされます。

 2 ↓   Puff Daddy featuring Faith Evans / I'll Be Missing You


ON STAGE
The Charlatans / North Country Boy
1997年5月16日に収録されたもののようです。同じ映像は見つかりませんでした。


NO.1
       N     Oasis / D'you Know What I Mean?

Insiders present at the Oasis video shoot revealed to Beat UK that the Gallagher's had a close call when a helicopter engine cut out whilst flying overhead!
この曲のヴィデオ制作班がビートUKに打ち明けてくれた事実によれば、ギャラガー兄弟は、ヘリコプターが頭上をかすめて飛び回っていた時、危機一髪で一機のヘリに衝突するところだった!
オアシスの新曲については半年以上噂ばかりが飛び交っていましたが、97年7月にようやくこの曲がリリースされ、英国シングルチャートで1位になりました。
歌詞はビートルズやボブ・ディランの歌詞が引用されていたり、曲中で使われるモールス信号はビートルズのストロベリー・フィールズ・フォーエバーからインスパイアされているとのことです。
97年8月には3rdアルバムBe Here Nowがリリースされるので、増々期待が高まります。
しかし英国シングルチャートでは1週のみの1位で、次週には再びパフ・ダディの曲が返り咲いています。おそらくこの曲は前評判が高すぎて、リリースと同時に一気に売れてしまったのでしょう。
曲自体が結構長いので、BEAT UKでも流石に全部かけられませんでした。



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アイム・ノット・フォローイング
エドウィン・コリンズ
EMIミュージック・ジャパン
1997-08-27


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