1997年6月20日のオンエア情報です。

ジョイ・ディヴィジョン&ニュー・オーダーが大特集されていたので、音楽誌「レコード・コレクターズ」(2019年6月号)を買いました。最近ニュー・オーダーの1stアルバムMovementの豪華版がリリースされたので特集されたのでしょう。
特集自体はピーター・フックのインタビューがあり、バンドの歴史にもがっつり触れていましたが、特筆すべきはレコード・CD等のリリースデータが非常に充実していたことです。
今まで買ったことがなくどういった誌面なのか知りませんでしたが、まさに雑誌名に偽りなしなのでしょう。稚拙ながらもここで色々まとめてる身からすると、これはデータとしてとても素晴らしいなと思ったのでした。

今週のヘッドライン
ヴァーヴの復活ライヴ延期
レディオ…アタック?
アラン・マッギーの父、クリエイションと契約


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

緑字の部分は旧公式サイトからの引用です。
日本語黒字の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません。ご了承ください。

今週回は放送データがありませんので、旧公式サイトからデータを引用しています。

BEAT UK  July.20.1997 On Air 

OPENING
今週はデータがないので、NEW REREASESに記載します。


TOP 20
20 ↓   New Edition / Something About You
19 N  Wet Wet Wet / Strange

シンガーのマーティがプロモーション・ヴィデオの中で、金髪に染めたニューヘアスタイルを披露。この一風変わったヴィデオは、ガブリエルやビューティフル・サウスのヴィデオでお馴染みのリアム・カンとグラント・ホッジソンが監督した。
スコットランドのロックバンド、ウェット・ウェット・ウェットの97年3月にリリースされた7thアルバムTenからの2ndシングルです。
アルバムはメンバーの脱退などもあって活動休止前の最後のアルバムとなっています。

18 N  Chicane / Sunstroke

96年・夏の賛歌“Offshore”に続いて、ニック・ブレイスガードル(シケイン)がこの“Sunstroke”をリリース。アルバムの発売も年末に予定されている。
英国のクラブ系ミュージシャンのシケインは、本名をNicholas Bracegirdleというソロアーティストです。音楽的にはエレクトロニカやこの頃確立されつつあったトランスを得意としています。
96年にヒットシングルとなったOffshoreをリリースし、英国シングルチャートで14位になっています。
この曲は97年10月にリリースされる1stアルバムFar from the Maddening Crowdsにも収録されることになります。
また先のシングルOffshoreは、97年9月にOffshore '97として再発されることになりました。

17 ↓   Sneaker Pimps / Six Underground
16 ↓   The Rembrandts / I'll Be there For You
15 ↓   Olive / You're Not Alone
14 N  Allure featuring Nas / Head Over Heals

アメリカの女性4人組である彼女たちのセルフタイトル・アルバムには、LL Cool J、ウータン・クランのRaekwonなども参加している。
アメリカの女性R&Bグループのアルーアは96年に4人組となり、97年にマライア・キャリーのレーベルであるCrave Recordsと契約した新人です。
この曲はアメリカでは97年2月にリリースしたデビューシングルです。そして5月にはグループ名を冠した1stアルバムをリリースし、英国でもチャートに入って来ました。
この曲のフィーチャリングにはナズを起用し、アルバムの中の他の曲でもLLクールJやウータン・クランのレイクウォンが参加したり、マライア・キャリー自身も製作に参加した楽曲もあります。

13 N  Joe / Don't Wanna Be a Player

24歳のシンガー・ソングライター、ジョー・トーマスが、彼の最新アルバム“All That I Am”を自宅のスタジオで、愛すべき“The Crib”として再録音した。
アメリカのR&Bシンガーソングライターのジョーは、本名をJoseph Lewis Thomasといい、93年にレコードデビューしました。
96年に映画Don't Be a Menace to South Central While Drinking Your Juice in the Hood(邦題:ポップ・ガン)に提供した楽曲All the Things (Your Man Won't Do)がアメリカでヒットし、それに続くこちらの新曲は英国でも初のTop20入りするなど知名度がとても上がっています。
2ndアルバムとなるAll That I Amは97年9月のリリースとなり、先にリリースされたシングルと共に収録されることになります。

12 N  Skunk Anansie / Brazen 'Weep'

スキンとその仲間達は、「アナンシー」という名を蜘蛛から取ってつけている。そんな彼らが、ジャマイカン・フォークロアに傾倒した、個性的なロック、ファンク、メタルの融合サウンドをリリース。
スカンク・アナンシーの2ndアルバムStooshから最後のカットとなる4thシングルです。
このシングルはバンドキャリアの中で最高位となる英国シングルチャート11位となりました。シングルリリースの度に2ndアルバムがチャートに戻って来るので、アルバム自体も結構売れています。またライヴも盛んに行っているので英国のみならずヨーロッパ各国のチャートにも入り、この頃とても旬なバンドだったのでした。
特に英国ではブリットポップ的な作風のバンドが多い中ハードな音楽性の彼らが売れたのは、いいライヴをするバンドだったこともあるのでしょう。

11 ↓   Sarah Brightman and Andrea Bocelli / Time To Say Goodbye (Con Te Partiro)


ON STAGE
今週はデータがありません。


NEW RELEASES
Blur / On Your Own
スペシャル・ヴァージョンの“Pop Scene”をB面にフィーチャーしたこのニューシングルのアートワークは、明らかに1957年にニュー・メキシコで撮影されたUFOの写真である!

Luscious Jackson / Under Your Skin
何曲か書かれたラヴソングの中の一曲であるこの曲は、例えば94年の“Energy Sucker”のような男性嫌悪ソングから、ルシャス・ジャクソンが一歩前へ前進したことを表現している。

Primal Scream / Star
プライマルズの最新アルバム“Vanishing Point”は、リチャード・サラフィアン監督の、同名70年代ロードムービーにインスパイアされている。


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
20  Fear Factory / Remanufacture - Cloning Technology
19  Paul McCartney / Flaming Pie
18  Andrea Bocelli / Romanza
17  Cast / Mother Nature Calls
16  Elvis Presly / Always On My Mine - Ultimate Love Songs
15  Damage / Forever
14  The Brand New Heavies / Shelter
13  Jamiroquai / Travelling Without Moving
12  The Charlatans / Tellin' Stories
11  Spice Girls / Spice
10    Texas / White On Blonde
  9    The Jam / Driection, Reaction, Creation
  8    Sarah Brightman / Timeless
  7    Gary Barlow / Open Road
  6    Skunk Anansie / Stoosh
  5    Republica / Republica
  4    Eternal / Before The Rain
  3    Bob Dylan / Best Of
  2    The Seahorses / Do It Yourself
  1    Wu-Tang Clan / Wu-Tang Forever


REQUEST
今週はデータがありません。


SPECIALIST CHART
UK DANCE CHART
1  Ultra Nate / Free
2  Rosie Gaines / Closer Than Close
3  En Vogue / Whatever
4  Mr. President / Coco Jamboo
5  Joe / Don't Wanna Be a Playe


ONES TO WATCH
Guided by Voices / Bulldog Skin
83年以来、毎回非常に多くのミュージシャン達とともに延べ10枚のアルバムをリリースしてきた彼ら。この曲は、間もなく発売になる彼らのニューアルバム“Mag Farwhig!”からの最初のシングルカット。

Number One Cup / ???  (Malcolm's X Ray Picnic)

彼らのセカンドアルバム“Wrecked By Lions”は、ヴォーカリスト・セツが見た夢から生まれた産物。ギタリストのパットがネイチャー番組で見た気味の悪い場面をセツに話したせいで、彼はこの夢を見た。
アメリカ・シカゴのロックバンド、ナンバー・ワン・カップです。93年頃に結成され94年にレコードデビュー、95年には1stアルバムをリリースしています。音楽的にはポップなメロディーのバンドです。
2ndアルバムはロンドンのインディーレーベルからもリリースされていて、主に新人を紹介するジョン・ピール・セッションへの出演や、今週回FEATUREで紹介されるフランスのフェスに出演するなどヨーロッパで知名度を広げている頃です。
今回紹介されたのは97年1月にリリースした2ndアルバム Wrecked By Lions からの何かだと思うのですが、公式サイトにバンド名しか表記がなかったので、どの曲が放送されたのかわかりませんでした。ですので独自に2ndアルバムからMalcolm's X Ray Picnicを貼ってみました。この曲はポップさが薄くてローファイっぽいです。

Naimee Coleman / ???  (Ruthless Affection - Live in Tokyo)

19歳のシンガー・ソングライターが彼女のデビューアルバム“Silver Wrists”から 2枚目のシングルをリリース。彼女は先日、ヴァン・モリソンと一緒にアイルランドのミルストリート・フェスティバルに出演した。
アイルランド・ダブリン出身のシンガソングライター、ネイミー・コールマンは96年にレコードデビューし、96年11月に1stアルバム Silver Wrists をリリースしています。
日本にもプロモーション来日をしていて、97年1月に日本盤1stアルバムがリリースされています。
音楽的にはアイリッシュ・ポップで、アコースティックなものからエレクトロ等色々こなします。美しい歌声で癒されます。
こちらも公式サイトにはアーティスト名しか表記されていなかったので、97年2月に行われた2ndシングルRuthless Affectionのライヴ映像を貼ってみました。
最近は来日していませんが音楽活動自体は続けているようで、2017年にはEPのリリースがあります。また彼女のフェイスブックで近況を知ることができます。


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Kiss / Finsbury Park - London, UK  5 July

Werchter Festival / Werchter, Belgium  5 July
Daft Punk / Beck

Mansun / Metropolis Festival - Zuiderpark, Rotterdam, Netherlands  6 July
公式サイトにはアムステルダム開催とありましたが、会場はロッテルダムのようです。

Diana Ross / Wembley Arena - London, UK  6 July
Cast / Brixton Academy - London, UK  11 July

NORTH AMERICA
Tina Turner / Molson Amphitheater - Toronto, Canada  7 July

ASIA
Sound Of Blackness / Laforet Museum - Tokyo, Japan  5/6/7/8/ July
Pavement / Club Quattro - Nagoya, Japan  6 July /
 Club Quattro - Osaka, Japan  7 July
Silver Sun / Club Quattro - Tokyo, Japan  10/11 July


FEATURE
夏のフェスティバル情報! ~LES EUROCKEENNES DE BELFORT編

Les Eurockeennesフェスティバルは1989年にスタートし、フランス・ベルフォート近くのMalsaucyで開催されている。この会場は、世界中のどのミュージック・フェスティバルよりも美しい景観を誇っている。

創立されて僅か9年間の間に、フランス国内の音楽愛好者たちにとって「マスト」な存在となっており、ロケーション、設備、値段、出演者の全ての面において満足いくに違いない!とオーガナイザー側は自負している。

来月よりBEAT UKでこのフェスティバルの模様---ネネ・チェリー、レディオヘッド、ケミカル・ブラザース等のステージをお送りします。お見逃しなく!

フランス最大規模のロックフェス、ユーロケネスの特集です。
フランスのベルフォールにて1989年から現在に至るまで開催されているこちらのフェスは、湖の湖畔で行われ7万人以上の集客がある大型フェスです。
オルタナ系ロックバンドの出演が多いフェスで、現在でも同様の傾向にあります。
こちらのフェスにはBEAT UKのカメラが入ります。ON STAGEでは8月から放送されますので、お楽しみに!

日程:7月4日/5日/6日
場所:Malsaucy, Belfort, France

主な出演者:
7月4日
The Chemical Brothers
The Smashing Pumpkins
Supergrass
Spicy Box
Radiohead
Live
Mass Hysteria
Biohazard
Channel Zero
Addict
Mad Pop X
Up To You

7月5日
Maceo Parker
Noir Desir
Neneh Cherry
FFF
Boo Ya Tribe
Marcel & Son Orchestre
Nada Surf
Number One Cup
No One Is Innocent
Babybird
Melville
Stereophonics
Oobik & The Pucks
Slight Return

7月6日
Attentat
H-Blockx
Sloy
Trust
Sinsemilila
Silverchair
Orchestre No.1 De Barbes
Rollins Band
Paul Personne
Concours Euro Fun Live
The Jon Spencer Blues Explosion 

1997年度のレビュー(フランス語)


WEBSITE OF THE WEEK
今週はデータがありません。


TOP 10
10N  Mr. President / Coco Jamboo
 
ミスター・プレジデントはドイツ・ブレーメン出身のユーロダンスグループで、この曲ココ・ジャンボが大ヒットしたことで有名です。
前面に出ているのはダンサー・シンガー・ラッパーで、楽曲製作のDJ二人がプロデューサーというユーロダンス系にはよくある形をとっているグループです。
91年にSatellite Oneというグループで始まり、93年にこの名前に改名後地元ドイツではシングルチャートに登場する程になっています。
この曲は96年にリリースされたもので、ドイツからアメリカへとヒットが波及し、97年には英国でもリリースされてシングルチャートに登場しました。
この曲を聴いて更に思い出したのは、現在アニメもやっているジョジョ5部に出てくる亀のキャラでした。この曲が元ネタですね。(ジョジョは洋楽ネタが多いです)
今回こちらの日本語説明がありませんでした。

 9 N  En Vogue / Whatever

ファンクの女神、エン・ヴォーグがドーン・ロビンソンの脱退により、3人組に生まれ変わった。ドーンは、Dr.Dreのレーベル、‘Aftermath Record’からデビュー・ソロアルバムをリリースする。
アメリカの4人組ガールズR&Bグループであるアン・ヴォーグでしたが、ドーンの脱退で3人になったため楽曲の撮り直しを行い、ようやくニューアルバムのリリースにこぎつけました。
3rdアルバムEV3は97年6月にリリースされ、トリオになったことをアピールするようなタイトルになっています。
なお脱退したドーンはドクター・ドレーのレーベルと契約しレコーディングを行っていたそうですが、アルバムは完成せずにレーベルを離れ、99年にディアンジェロらが作ったグループLucy Pearlに加入することになります。

 8 ↓   Radiohead / Paranoid Android
 7 N  Red Hot Chili Peppers / Love Rollercoaster

レッチリが、76年にヒットしたオハイオ・プレイヤーズのカバー曲で、彼らの過去最高のヒットを記録。この曲は、ビーヴァス&バットヘッド初の映画のサントラに収められている。
映画「ビーバス&バッドヘッド Do America」のサントラからシングルリリースされた、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの曲です。BEAT UKのNEW REREASESでは97年2月28日回で紹介されていましたが、この時期にチャートインしました。映画がヒットしたか何かで宣伝でもされたのでしょうか。
レッチリはスティーヴィー・ワンダーのHigher Groundなど様々なカバー曲をやっていますが、こちらも有名です。
ただしライヴではこの曲を演奏したことがないそうなので、もしやるようなことがあればニュースになるかも知れません。

 6 ↓   Eternal feat. Bebe Winans / I Wanna Be The Only One
 5 N  Jon Bon Jovi / Midnight In Chelsea

ジョンは先週、友人のバンド・ウォールフラワーズと一緒にステージに立った。今週は、ソロとしては初のロンドン公演を行うが、チケットは発売当日に完売している!
ボン・ジョヴィのメンバーであるジョン・ボン・ジョヴィです。ソロとしては90年に1stアルバムを出していて、こちらの新曲は97年6月リリースの2ndアルバムDestination Anywhereからの先行1stシングルとなります。
2ndアルバムは本人出演の同名コンセプト映画があり、アルバムと一緒にビデオもリリースされました。この頃はVHSでのリリースでしたが、2005年にはDVD版も出ています。
PVはマンハッタンのチェルシーで撮影されていますが、歌詞の内容は英国のチェルシーのことのようです。

 4 N  The Smashing Pumpkins / The End Is The Beginning Is The End

この曲は映画“バットマン”の最新作にフィーチャーされている。このフィルムではジョージ・クルーニーが勇敢な戦士を演じ、彼の狡賢い敵を、アーノルド・シュワルツネッガーが演じている。
スマッシング・パンプキンズの新曲は、映画「バットマン&ロビン ~Mr.フリーズの逆襲~」のテーマとしてリリースされました。
先のアルバム「メランコリー そして終わりのない悲しみ」から比較するとだいぶ電子音を入れた感じになりましたが、この作風は次回作アルバム「アドア」へと繋がることになります。
バットマン&ロビンの評価は前作に比べるといまいちでしたが、サントラはヒップホップ、トリップホップ等最先端電子系アーティストの参加が多いアルバムで、結構面白いラインナップです。

 3   Rosie Gaines / Closer Than Close
 2 N  Ultra Nate / Free

UKダンス・チャートで4週連続ナンバーワンを獲得しているウルトラ・ネイトが、この曲“Free”でメインストリームに躍り出た。
アメリカ人女性ミュージシャンのウルトラ・ナテです。デビューは1989年で、91年に1stアルバムをリリースしています。
アメリカでは既にダンスチャートの常連になっていますが、英国ではこの曲がシングルチャートで最高4位になってからチャートに残り続けるほどヒットを飛ばし、つい英国でにゴールドシングル認定になりました。
また98年にリリースされる3rdアルバムSituation: Criticalも英国ではよく売れ、アルバムチャート17位に入っています。
彼女は現在でもコンスタントに楽曲リリースを続けていて、アメリカのダンスチャートではその歌声を聴くことができます。


ON STAGE
今週はデータがありません。


NO.1
     →     Hanson / Mmmbop




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