1997年5月11日のオンエア情報です。

夏フェス情報が続々と集まってきています。
そんな中今年はウッドストック50周年ということで、当時フェスが行われた場所の近くでまた音楽フェスが行われる発表がありました。
しかし最近になってスポンサー(電通の子会社)が降りて開催が中止になりました。
資金不足なのかと思いきや、集会の許可が下りないとか収容能力の問題など色々あるとのことです。

今週のヘッドライン
プライマル・テント・スクリーム
エコバニ復活!!
ポール・ウェラー、レーベル移籍


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
緑字の部分は旧公式サイトからの引用です。
日本語黒字の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません…が、時々適当に訳してることもあります。ご了承ください。


BEAT UK  May.11.1997 On Air 
Voice / Neil Fox

OPENING
Jamiroquai / Alright
Jamiroquai follow their sell out tour of UK with the latest releases from their LP 'Travelling Without Moving' which has sold in excess of 4 million copies.
世界中で4百万枚を売り上げているアルバム、“Travelling Without Moving”を引っ提げた完売御礼ツアーから戻ったジャミロクアイが、この曲をリリース。


TOP 20
20 ↓   Orbital / The Saint
19 N  Notorious B.I.G. / Hypnotize

This track would have been showcased at B.I.G.'s London gig this month were it not his 'notorious' and untimely gangland killing in the US last month.
この新曲は今月行われる予定だった彼のロンドン公演で披露される筈だったが、先月彼が‘ノートリアス(悪名高い)’なためではない、不運ゆえの殺人事件遭ってしまったため、実現しなかった。
97年3月に何者かによって銃撃され亡くなったノトーリアスB.I.G.の新作アルバムLife After Deathが死後すぐにリリースされました。このシングルはそこからの1stシングルカットです。
アルバム自体は96年に出る予定があったそうですが、97年にずれ込みこの時期になったようです。
PVは2月に撮影され、バッド・ボーイ・レコードのオーナーであるパフ・ダディの姿も見ることができます。

18 R  Texas / Halo
17 ↓   The Course / Ready Or Not
16 N  Tricky / Makes Me Wanna Die

Recovering from a broken leg, Tricky releases this single which is performed by Martina and taken from his critically acclaimed album 'Pre-Millenium Tension'.
足の骨折からようやく回復したトリッキーが、評論界の絶賛を浴びたアルバム“Pre-Millennium Tension”から、マルティナをフィーチャーしたこの曲をシングルカット。
トリッキーの96年11月リリースの2ndアルバム(実質上の3rdアルバム)、Pre-Millennium Tensionからの3rdシングルです。
トリッキーが見出した女性シンガーであるマルティナは、トリッキーの1stアルバムからヴォーカルとして楽曲に参加し、95年にはトリッキーとの間に子供が産まれています。

15 N  Keith Sweat feat. Athena Cage / Nobody

This third single from Keith's current self-titled album features the sultry vocals of Kut Klose's lead singer Athena Cage.
キースの同名アルバムからのサードシングルとなるこの曲にはKut Kloseのリードシンガー、Athena Cageの官能的なヴォーカルがフィーチャーされている。
アメリカのR&B系アーティスト、キース・スウェットが自身の名を冠した96年リリースの5thアルバムからのシングルです。英国ではこの時期にリリースされているようですが、アメリカでは96年9月にリリースされた2ndシングルでした。
この曲はKut Kloseという女性R&Bグループのアテナ・ケージがフィーチャリングされています。Kut Kloseのメンバーは前作アルバム及び今作も何曲かキース・スウェットの楽曲に参加しています。

14 N  Brainbug / Nightmare

This track from Italian Alberto Bertapelle was brought to the public's attention when world boxing champion Prince Naseem chose it as theme music!
イタリア人Alberto Bertapelleのこのシングルは、ボクシングのワールド・チャンピオン、Prince Naseemが自分のテーマソングに選んだことで、世間の注目を集めることになった!
ブレインバグはイタリア人ミュージシャンのAlberto Bertapelleという人がやっている名義で、元々は地元でバンドのギタリストとして活動していたそうですが、90年代からはハウスやトランスをやるようになっています。
この曲は元々ブレインバグ名義としての1stシングルとして96年にリリースされたもので、ヨーロッパを始めアメリカ、オーストラリアでもとてもヒットしたダンスチューンです。97年にも再発され、今回シングルチャートにも入って来ました。
なお彼は2016年11月のライヴ中に倒れ、そのまま亡くなってしまいました。

13 ↓   U2 / Staring At The Sun
12 ↓   The Lightning Seeds / You Showed Me
11 N  James / Tomorrow

James' latest offering was initially improvised in a 'weird barn' in rain and mud at the Woodstock II festival in the US in 1995!
ジェイムスからの最新の贈り物は、当初は1995年のウッドストック・フェスティバルでの、雨と泥にまみれた‘へんてこな車庫’の中で即興的に作られたものだった!
ジェイムスの97年2月リリースの7thアルバムWhiplashからの2ndシングルです。この曲はブライアン・イーノが製作に関わっていて、共作者として名前があります。
またこの曲は前作アルバムのWah Wahにも収録されていて、その時のバージョンとは若干違っていますがメロディや歌詞は同じです。
テロップにあるウッドストック・フェスティバルは1995年とありますが、正確には1994年でした。


ON STAGE
Radiohead / Just

1994年8月27日(土)、Reading Festival '94二日目からレディオヘッドのステージです。


NEW RELEASES
Bis / Everybody Thinks That they're Going To Get Theirs
Bis have just finished supporting Luscious Jackson and Cornershop around Europe, and will follow that up with a series of headline dates with Red Kross.
ルシャス・ジャクソンとコーナーショップのサポートとして回っていたヨーロッパから戻ってきたばかりの彼らは、これからヘッドライナーとして、レッド・クロスと一緒にツアーに出る。

Mansun / Taxloss
The video for Mansun's fifth single shows their record promotions company literally throwing away £25,000 into the unsuspecting crowd!
プロモーション会社が2万5千ポンドを費やしたという、このマンサン5本目のヴィデオは、ロンドンのリヴァプールストリート駅で撮影された。

Babybird / Cornershop
'Cornershop' was the first single that Stephen Jones recorded back in '87 on a borrowed keyboard before he even formed the now famous Babybird.
この曲は、1987年、ベイビーバードを結成するより前に、スティーヴン・ジョーンズが友だちから借りたキーボードで作られた。


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
20  Jamiroquai / Travelling Without Moving
19  No Doubt / Tragic Kingdom
18  Manic Street Preachers / Everything Must Go
17  Erykah Badu / Baduizm
16  Mary J Blige / Share My World
15  Suede / Coming Up
14  Alanis Morissette / Jagged Little Pill
13  Marillion / This Strange Engine
12  U2 / Pop
11  Fun Lovin' Criminals / Come Find Yourself

10  Republica / Republica
  9  Spice Girls / Spice
  8  Blur / Blur
  7  Texas / White On Blonde
  6  Cast / Mother Nature Calls
  5  Depeche Mode / Ultra
  4  The Chemical Brothers / Dig Your Own Hole
  3  The Brand New Heavies / Shelter
  2  Supergrass / In It For The Money  (Going Out)
  1  The Charlatans / Tellin' Stories  (One To Another)


REQUEST
The La's / There She Goes


SPECIALIST CHART
太文字のアーティストが放送されました。
INDIE CHART (Single)
1  R Kelly / I Believe I Can Fly
Pavement / Shady Lane
3  Wannadies / Hit
4  Smoke City / Underwater Love
5  Krs One / Step Into A World (Rapture's Delight)


ONES TO WATCH
Jeru The Damaja / Me Or The Papes
Jeru's latest release from last years 'Wrath Of The Math' album once again features one of hip hop's most respected beat constructors DJ Premier.
昨年リリースされたJuruのアルバム“Wrath Of The Math”からのニューシングルには、ヒップホップ界で最も尊敬されているビート・コンストラクターのDJプレミアがフィーチャーされている。

Lionrock / Wet Roads Glisten

Having headlined a European tour & provided support to The Chemical Brothers on their recent sell-out dates.  Justin Robertson & co. release a new LP this month.
ヘッドライナーとしてヨーロッパ・ツアーを回り、ケミカル・ブラザースのサポートを務めた後、ジャスティン・ロバートソンがいよいよ最新アルバム“City Delirious”をリリース。
英国の有名DJプロデューサー、ジャスティン・ロバートソンがやっている電子系グループです。
97年に1stアルバムCity Deliriousのリリースがあるのですが、これはプロモ盤ということでした。このこの当時はダンス系レーベルのDeconstruction Recordsからリリースしていますが、少し前まで高額の契約金を出したり、カイリー・ミノーグと契約などかなりイケイケだったものの、98年に規模をかなり縮小するなど運営がうまくいかなくなっていたのかも知れません。
1stアルバムCity Deliriousはレーベルを移籍後の98年に改めてリリースされます。
残念ながらこちらのPVは発見できませんでした。

Embrace / Fireworks E.P. (The Last Gas)

The quartet from Huddersfield release their debut e.p. to a furore of comparison the biggest northern band in the country...Oasis!
イギリス国内で最もビッグな北のバンド、オアシスとの熱狂的な比較されぶりに応えて、ハッダースフィールドの4人組がデビューシングルをリリース。
エンブレイスは1990年に結成された英国のオルタナティヴロックバンドで、現在でも活動している日本でもよく知られているバンドです。
初期はもっと違う音楽性だったそうですが、93年に音楽性を変えてブリットポップ的なサウンドになったそうです。
こちらはエンブレイスの2ndシングルとしてリリースされたEPです。この中ではBlind以外は98年にリリースされる1stアルバムにも収録されます。(Blindは日本盤のボーナストラックになっている)
この曲は一曲目のThe Last Gasで、あれですね、オアシスっぽいです。サウンド面からして非常に期待されていたであろうことは予想に難くありません。
EPは初めて英国シングルチャートに入り、最高34位になっています。新人バンドとしては上々のチャートアクションでしょう。


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Tribal Gathering
 Luton Hoo Estate - Luton, UK  24 May
 Kraftwerk / Daft Punk / Orbital

Brighton Festival
 Stanmer Park - Brighton, UK  24-26 May
 The Chemical Brothers / The Orb / Levellers

NORTH AMERICA
The Prodigy / Mayan Theatre - Los Angeles, California, USA  28 May

ASIA
The Roots / Bay Hall - Yokohama, Japan  24 May
Blur / Nihon Budokan - Tokyo, Japan  26 May /
 Festival Hall - Osaka, Japan  27/28 May /
 Century Hall - Nagoya, Japan  30 May
  →26日のセットリスト(他の日も同じ)

Veruca Salt / Liquid Room - Tokyo, Japan  27 May /
 Club Quattro - Nagoya, Japan  28 May /
 Club Quattro - Osaka, Japan  29 May
28日はアメリカ公演だったようなので、この来日はなかった可能性が大きいです。


FEATURE
EX - THE STONE ROSES

ストーン・ローゼズ、その後

1996年10月に解散した英国の人気バンド、ストーン・ローゼズ。元メンバー達の動向も注目され、音楽ニュースとして逐一日本にも伝わっていました。
今回は解散後の元メンバー達の活動についての特集です。

ザ・ストーン・ローゼズのコアメンバー
イアン・ブラウン --- ヴォーカル、創設メンバー
ジョン・スクワイア --- ギター、創設メンバー、1996年脱退
レニ(アラン・レン) --- ドラム、バッキングヴォーカル、1984年加入、1995年脱退
マニ(ゲイリー・マンフィールド) --- ベース、1987年加入

BEAT UKでは、2ndアルバムが出た1994年12月10日回、ジョン・スクワイアが脱退した1996年4月19日回のFEATUREでストーン・ローゼズの特集を行いました。
96年の回では結成からジョンの脱退までの歴史も大まかに記載されています。

Since the Roses split the music world waited with bated breath the solo musical exploits of the 3 remaining members - Ian Brown, John Squire & Mani.
While all has remained quiet on the Ian Brown front, John Squire has been busy putting together his new band The Seahorses & Mani has joined Primal Scream.
96年にストーン・ローゼズが解散して以来、イアン・ブラウン、ジョン・スクワイア、そしてマニのメンバー3人各々の動向が注目されてきた。
イアン・ブラウンが沈黙を守るなか、ジョン・スクワイアは自身のバンド、シーホーセズを結成、このほど遂に活動を開始。また一方でベースのマニはなんとプライマル・スクリームにパーマネント・メンバーとして参加することになった。
その後のストーン・ローゼズを探る意味で、シーホーセズ、プライマル・スクリームの最新情報をまとめてみよう。

The Stone Roses / Fools Gold

Fools Goldは1989年11月にリリースされたWhat the World Is Waiting Forとの両A面シングルで、同年5月にリリースされたバンド名を冠した1stアルバムには収録されてません。
後にリリースされるUS盤、1991年UK再発盤にはラスト曲として収録されています。
英国シングルチャート最高8位になり、その後何年かに一度思い出したかのように100位以内にチャートインすることがあります。

The Seahorses / Love Is The Law

放送されたのはPVですが、こちらは1997年度のグラストンベリー・フェスティバルの模様です。
このシングルは先週回のNEW REREASESに登場しました。曲の詳細は後日また。

THE SEAHORSES FACT FILE
John Squire began his new band The Seahorses on March 21 1996 the same day he left the Stone Roses.
1996年3月21日、ストーン・ローゼズからオリジナル・メンバーであるジョン・スクワイアが脱退。その日のうちにスクワイアは自身のバンド、シーホーセズを結成する。

He found his bassist Stuart Fletcher playing in a York pub for a local R&B band, whilst trying to escape the media-furore hat surrounded the Roses split.  Singer Chris Helme was a friend of Stuart's, while drummer Andy Watts came on board later.
ストーン・ローゼズ解散で湧くメディアから逃れ各地をさまよっていたスクワイアは、ヨークのパブでベース・プレイヤーのスチュアート・フレッチャーと出会う。フレッチャーはR&Bバンドのベースとしてたまたまそのパブで演奏していたのだった。
やがてスチュアートの友人だったクリス・ヘルムがヴォーカルに決定、後にドラムのアンディ・ワッツが加わり、ここにシーホーセズが誕生した。

Their debut album "Do It Yourself" is out at the end of the month and includes a track co-written by Liam gallagher called "Love Me And Leave Me".
シーホーセズのデビューアルバム“Do It Yourself”は今月末にもリリース予定、アルバムにはリアム・ギャラガーとの共作“Love Me and Leave Me”も収録されている。

ジョン・スクワイアはストーン・ローゼズを脱退してから新バンドを結成するべくメンバーオーディションも行っていました。
バンド自体は97年に1枚のアルバムを出し99年に解散しましたが、これは作詞作曲をほぼジョン・スクワイアが行い、楽曲製作できる他のメンバー(特にクリス・ヘルム)の意見を聞かなかったことや、利益の大部分を彼が取っていくことに他のメンバーが不満だったことなどによるようです。
ヴォーカルのクリス・ヘルムは、バンド解散後にソロのシンガーソングライターとして活動しています。
シーホーセズ解散後ジョンはソロアーティストとして活動後、2007年からは画家として活動し音楽からは遠ざかってゆきます。

Primal Scream / Kowalski

放送されたのはPVですが、こちらは2003年のグラストンベリー・フェスティバルの模様です。マニもいます。
PVはBEAT UKでチャートインする時に紹介します。

PRIMAL SCREAM FACT FILE
Gary "Mani" Mounfield joined the Scream's permanent line-up late last year.
His Primal Scream debut can be heard on "Kowalski", the first single from their forthcoming highly-acclaimed album "Vanishing point" which has mixed and produced with the help of Paul Weller cohort Brendan Lynch.
Mani hadn't heard any of the new material until he turned up at the studio to do his bit on "Kowalski"!
ストーン・ローゼズのベーシストだったギャリー‘マニ’モーンフィールドが8月にローゼズを脱退し、その後うわさ通りに、プライマル・スクリームの正式メンバーとなって世間をにぎわせたのは記憶に新しい。この曲は早くも話題騒然のニューアルバム“Vanishing Point”からのファーストシングルで、ミックスとプロデュースにはポール・ウェラー一味のブレンダン・リンチも参加している。
そのマニがいよいよプライマルの新シングル“Kowalski”でデビューを果たす。

Commenting on his role in UK music magazine "Select" recently, Mani said "I've always known of them right from the early days. there they're probably one of only three bands I'd consider joining".
イギリスの音楽雑誌『セレクト』のインタビューに応じたマニは、自分の役割について次のように語っている。 「本当に初期の頃からプライマル・スクリームのことは知っていたよ。いつだって‘Velocity Girl対Made Of Stone’みたいなことがあったからね。プライマルは僕が一緒にやってみたかったバンドの3本の指のひとつにはいるんじゃないかな。」

マニは2011年までプライマル・スクリームのメンバーでした。
音楽誌「セレクト」は、ブリットポップ系バンドを多く扱うロック寄りな雑誌です。
音楽誌Selectのアーカイブページ(雑誌全ページではないが、かなり網羅されている)

ストーン・ローゼズの他の元メンバーの動向としては、イアン・ブラウンはソロアーティストとして活動を始め、98年に1stアルバムをリリースします。
レニはThe Rubというバンドを結成するも楽曲リリースには至らず音楽から引退します。その後レニはマニに誘われてイアン・ブラウンのライヴに行くなど、一部の元メンバー同士の交流はあったようです。

その後幾度となく再結成の噂が流れていましたが、メンバーは噂を否定し続けます。
2011年にイアン・ブラウンとジョン・スクワイアが15年ぶりに顔を合わせたのをきっかけに、ストーン・ローゼズは再結成。2016年には22年ぶりに新曲がリリースされました。
2017年以降活動は再び停滞、2019年にはイアン・ブラウンがソロアルバムをリリースするなど、バンドの今後について不安が広がっています。(後日イアン・ブラウンは「解散状態にある」と発言している)

ちなみに英国内ではストーン・ローゼズのトリビュートバンドがいくつもあるそうです。
現在でもそのようなバンド群が活動できる程に珠玉の名曲を残し、ファンの多いバンドであり続けているのです。


WEBSITE OF THE WEEK
今週紹介のウェブサイト
BEAT UK公式サイト(1997年5月当時)
ウータン・クラン公式サイト(1997年当時、画像はあまり表示されず)


TOP 10
10↓   Daft Punk / Around The World
 9 N  Republica / Drop Dead Gorgeous

The theme song to the new Was Craven 'nail-biter' "Scream", was performed live by Republica at the film's American premier.
この曲はWes Cravenの‘爪を噛むような’最新映画、“Scream”のテーマソング。リパブリカは、この曲をアメリカの試写会の時にライブで演奏した。
英国のバンド、リパブリカのバンド名を冠した1stアルバムからの3rdシングルです。前作シングルReady To Goのヒットもあり、この曲も最高7位に入るヒットになりました。
PVも評判が良かったようですが、現在ではてんかん注意とありましたので(フラッシュが多い)じっくり見るとちょっと危険かもです。

 8    DJ Quicksilver / Bellissima
 7 ↓   Blackstreet / Don't Leave Me
 6 ↓   Robbie Williams / Old Before I Die
 5 ↓   Shola Ama / You Might Need Somebody
 4 ↓   R Kelly / Believe I Can Fly
 3 N  911 / Bodyshakin'

The UK threesome continue their campaign for the Take that crown with the latest from their debut LP The Journey' and plan to visit Japan later this month.
UKトリオは、テイクザットが成し得た快挙に到達しようと、このデビューアルバム“The Journey”からの新曲を以て挑戦を重ねている。また、彼らは今月末に日本を訪れる予定。
イギリスのボーイズグループ911の、97年2月リリースになった1stアルバム、The Journeyからの5thシングルです。
このシングルはアルバムの中でも最もヒットした曲となり、英国シングルチャート3位になりました。おそらくグループの代表曲的なものでもあると思います。
911は他のボーイズグループの中でも特に少年らしい若々しさを出したグループで、アジア方面でも結構人気がありました。特に台湾ではアルバムがチャートに入っていたようです。

 2 N  Michael Jackson / Blood On The Dance Floor

'Blood On The Dance Floor' is a brand new track from Michael's forthcoming 'HIstory Revisited' collection of remixes & is the seventh solo chart-topper of his career.
この新曲は間もなく発売になる彼のリミックス・コレクション“History Revisited”からのシングルカットで、これが彼のキャリアの中で7回目のチャート・トップの快挙を成し得る!
事前予告なくリリースされたマイケル・ジャクソンの新曲です。
この曲は97年5月にリリースされるBlood On The Dance Floor/HIStory In The Mixという、前作アルバムHIStoryのリミックス+新曲入りのアルバムの先行シングルで、扱いとしてはリミックスアルバムとなります。
この新作アルバムもシングルと同じく予告なしに突然店頭に並ぶという販売方法が取られ、世間を驚かせました。また普通ならばメディアでアルバムやシングルの経緯などが伝えられたりするものですが、このアルバムやシングルについてはそれらが一切なく、歌詞は日本語対訳すらされませんでした。
この辺りはマスコミによるマイケルに対するバッシングも大きくなっていたのと、薬物・鎮痛薬依存、離婚と再婚などの対応が苦しかったのかも知れません。
また、マイケルの死の原因となった鎮痛薬のことが歌われた曲は、このアルバムに入っています。


ON STAGE
Massive Attack / Euro Child

1996年7月20日(土)、Phoenix Festival '96三日目からマッシヴ・アタックのステージです。


NO.1
    N    The Cardigans / Lovefool (remix)

Originally taken from 'The First Band On The Moon' album this re-releases is given a whole new sound with an impressive make-over from UK DJ Todd Terry.
元々はアルバム“The First Band On The Moon”に収められているこの曲が、トッド・テリーの手によって、全く新しいサウンドに生まれ変わって再リリースされた。
スウェーデンのロックバンド、カーディガンズの96年秋のヒット曲が再発されました。BEAT UKでは96年9月27日回のチャートに入った時ヨーロッパ版のPVで紹介しましたが、今回はヒット映画「ロミオ+ジュリエット」仕様のPVとなっての登場です。
英国では今回の再発でシングルチャート2位となり、世界的なヒットとなりました。
PVは映画の場面が入った仕様ですが、これはUSバージョンのPVが元になっています。
日本ではこの時代「渋谷系」と呼ばれる音楽が流行っていて、カーディガンズはこの流行にマッチしたサウンドだったため国内で早くから紹介されていました。しかしバンドが世界的に知られるようになったのは、この曲のヒットがきっかけだったのです。



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