1997年3月14日のオンエア情報です。

今週回は録画を忘れたらしく、放送データがありません。
もしかしたら今週回でブリット・アワードの結果発表をやったのかも知れません。
1997年度の結果が気になる方は当ブログの記事か、旧公式サイトの読み物「BUK3月号」をご覧ください。

今週のヘッドライン
マニックスのリッチー、多数の目撃証言?
フー・ファイターズのドラマー脱退
ノエル・ギャラガーのちょっといい話


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
緑字の部分は旧公式サイトからの引用で、日本語黒字の説明部分は自分の感想です。
今週回は手持ちの録画がありませんので、データは旧公式サイトからの引用となります。

BEAT UK  March.14.1997 On Air 


TOP 20
20 N  JX / Close To Your Heart

プロデューサーのジェイク・ウィリアムスとシンガーのカーリーンが、昨年夏のファーストシングル“There's Nothing I Won't Do”に続いてハイ・ヴォルテージなダンスナンバーをリリースした。
DJプロデューサー、ジェイク・ウィリアムスの新曲です。
JX名義のシングルとしては4枚目ですので、そろそろアルバムをリリースするのではないか…と思われましたが、結局この名義での活動は一旦やめ、以降は他の人と組んだプロジェクトを始めることになります。
現在はRex the Dogという名義で活動し、2008年に初めてソロとしてのアルバムをリリースしています。

19 N  Erasure / Don't Say Your Love Is Killing Me

アンディ・ベルには、ヴィンス・クラークとイレイジャーを結成する前に、映画監督として芽が出始めようとしていた時期があった。彼は、自分の失われた映画“The Magic Hat”を完成させたいと熱望している。
イレイジャーの97年3月末にリリースされる8thアルバム、Cowboyから早くも2ndシングルか出ました。
1stシングルが1月に出たばかりですが、前作のやや実験色のあるアルバムからポップなダンスに戻ったと印象付けるため、立て続けにリリースしているのかも知れません。
アメリカではマドンナのレーベルであるマーベリックからリリースされています。マドンナはこういうの好きそうですよね。

18 ↓   DJ Kool / Let Me Clear My Throat
17 ↓   En Vogue / Don't Let Go (Love)
16 ↓   Warren G / I Shot The Sheriff
15 ↓   No Mercy / Where Do You Go
14→  Republica / Ready To Go
13 N  Babyface / Everytime I Close My Eyes

グラミー賞受賞者の中でも最も多くの賞を獲得した一人、ベイビーフェイスは、ホイットニー・ヒューストンのサウンドトラック“Waiting To Exhale”での作詞作曲・プロデューサー賞を受賞した。
この時代における売れっ子プロデューサー、ベイビーフェイスの96年10月リリースの4thアルバムThe Dayからの2ndシングルです。
この曲はバッキングヴォーカルにマライア・キャリー、サックスにケニー・Gを起用し、ケニー・Gの96年のアルバムにも収録されています。
このシングルはグラミー賞の98年度ベスト男性ポップパフォーマンス賞ノミネート、PVはMTVのベスト男性ビデオ賞にもノミネートされます。
97年度のグラミー賞ベスト男性ポップ部門はエリック・クラプトンのChange the Worldが獲得しましたが、これはベイビーフェイスがプロデュースしたものでした。

12 ↓   Bush / Swallowed
11 N  Beck / The New Pollution

ブリット・アワードで最優秀インターナショナル男性ソロ・アーティスト賞を受賞したベックが、またまたダスト・ブラザースとの共同作業による“Odelay”からのサードシングルをリリース。
ベックの96年リリースのアルバム、Odelayからの3rdシングルです。アルバムはヒットとなり、90年代における名盤アルバムとしても知られるほどになりました。
元々フォークの流れを汲んでいるベックですが、ヒップホップテイストを加えたこのアルバムは今聴いても独自性を感じられます。プロデューサーであるダスト・ブラザーズの手腕も素晴らしいです。
PVはベック自身が担当し、5つのの賞にノミネートされ、3つ受賞しました。
また前のシングルには収録が間に合わなかったAphex TwinのDevils Haircutミックスは「Richard's Hairpiece」という曲名になってこのシングルに収録されました。


ON STAGE
今週はデータがありません。


NEW RELEASES
Spice Girls / Who Do You Think You Are
スパイス・ガールズは、ますます多忙なこれからの半年間に、主演映画の制作、セカンドアルバムのレコーディング、初のワールドツアー敢行のプランをこなす予定!

Dodgy / Found You
彼らのプラチナアルバム“Free Peace Sweet”からリリースされる4枚目のシングルのプロモーション・ヴィデオは、‘アンドラ’という小さなスキー場で撮影された。

Boyzone / Isn't It A Wonder
ボーイゾーンが、プロモーション・ヴィデオ撮影のためにオーストラリアの砂漠でチャーターした自家用ジェットに乗っている最中、片方のエンジンが破損したため胴体着陸する羽目になった!


UK ALBUM CHART
21  Warren G / Take A Look Over Your Shoulder (Reality)
20  Bush / Razorblade Suitcase
19  Sheryl Crow / Sheryl Crow
18  Crowded House / Recurring Dream - The Very Best Of
17  911 / The Journey
16  George Michael / Older
15  Skunk Anansie / Stoosh
14  Beck / Odelay
13  Texas / White On Blonde
12  Blur / Blur
11  The Orb / Orblivion

10  Robert Miles / Dreamland
  9  Jamiroquai / Travelling Without Moving
  8  James / Whiplash
  7  No Doubt / Tragic Kingdom
  6  Spice Girls / Spice
  5  Kula Shaker / K
  4  Lighthouse Family / Ocean Drive
  3  Mansun / Attack of the Grey Lantern
  2  Eels / Beautiful Freak
  1  Manic Street Preachers / Everything Must Go


WORLD ALBUM CHART
今週は放送データがないので、旧公式サイトをどうぞ。


REQUEST
今週はデータなしです。


CHART BREAKERS
Fountains Of Wayne / Radiation Vibe

これがニューヨーカー・バンド、ファウンテンズ・オブ・ウェインのデビューシングルで、彼らのセルフタイトル・アルバムに収められている。彼らは最近友だちであるスマッシング・パンプキンズとのツアーを終えたばかり。
ファウンテンズ・オブ・ウェインはアメリカのロックバンドで、音楽的にはパワーポップな感じです。
学生だったクリス・コリングウッドとアダム・シュレシンジャーの2人バンドとして始まり、96年にこのシングルでデビューし、バンド名を冠した1stアルバムをリリースします。アルバムリリース後メンバーは二人サポートに入り、後に正式加入し4人になっています。
先に述べたようにこの曲はデビューシングルです。以後英国でも認知度が上がり、2003年にリリースしたシングルStacy's Momは大きなヒットになりました。
日本へはフジロックフェスやサマーソニック出演歴があります。

Sneaker Pimps / Spin Spin Sugar
スニーカー・ピンプスが賞賛を浴びたデビューアルバム“Becoming X”からニューシングルをリリース。FarleyとHellerのミックスも収められている。

今週は二組のデータだけでした。


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
3T / NEC - Birmingham, UK  16 March /
 International Arena - Cardiff, UK  17 March
James / Guilhall - Southampton, UK  18 March /
 Shepherds Bush Empire - London, UK  20/21 March

Fun Lovin' Criminals / Le Bikini - Toulouse, France  18 March
Laika / Dingwalls - London, UK  19 March

NORTH AMERICA
Blur / Troubadour, Los Angeles, California, USA  20 March

ASIA
Brian Adams / Nihon Budokan - Tokyo, Japan  15/16 March
Us3 / Club Quattro - Nagoya, Japan  15 March /
 Club Quattro - Osaka, Japan  16 March


FEATURE
今週はデータがありません。


OTHER CHART HIGHLIGHTS
今週はデータがありません。


TOP 10
10↓   Blue Boy / Remember Me
 9 N  Robin S / Show Me Love

1993年3月にナンバー6に輝いたロビンSが、リサ・マリー・エクスペリエンスとトッド・エドワーズからのミックスを収めたこの名曲を再リリースした。
ロビン・Sはアメリカのハウス系女性シンガーソングライターです。この曲は93年の1stアルバムのタイトルトラックにもなったデビューシングルで、アメリカのチャートを始めBEAT UKのダンスチャートやシングルチャートにも登場し、彼女の代表曲となっています。
今回はShow Me Love '97として再発されたもので、97年6月には2ndアルバムFrom Now Onがリリースされます。
以後この曲は何度も再発されることになります。

 8 N  Peter Andre / Natural

ティーンエイジャーの憧れの的・ピーター・アンドレは、初登場ナンバー1の勢いは破れたが、この最新アルバムからのタイトル曲によって4つ目のトップ10入りを果たした。
オーストラリアから英国へ活動の場を移し、96年度は新しい男性アイドルとしてヒットを飛ばし、BEAT UKチャートでも1位になったシンガーソングライターのピーター・アンドレです。
この曲は2ndアルバムのタイトルトラックで、最後のシングルカット曲となりました。
テロップにある通り、流石に連続3回1位獲得にはなりませんでしたが、英国シングルチャートで6位となり、アルバムからは4曲もTop10に送り込んでいます。

 7    The Bee Gees / Alone
 6 ↓   The Source feat. Candi Staton / You Got The Love
 5 N  Foxy Brown featuring Blackstreet / Get Me Home

ゲスト参加の守護聖人・フォクシー・ブラウンが、テディ・リリーのバックバンドであるブラックストリートを従えて、ニューシングルをリリース。
フォクシー・ブラウンはニューヨークのブルックリン育ちの女性ラッパーで、この頃まだ18歳の若いアーティストです。タレントコンテストで優勝し、それがきっかけとなって96年にLL Cool Jの曲でラッパーとして参加したことからキャリアが始まりました。
この曲はソロとしてのデビュー曲で、96年11月にリリースされた1stアルバムIll Na Naに収録されています。
この頃はいい友達であったラッパーのリル・キムの1stアルバムとリリース日が近く二人は音楽性やセールスがかなり比較対象になり、それもあってから仲が悪くなってしまったようです。

 4 N  Eternal / Don't You Love Me

紛れもなく、最も成功した女性グループである彼女たちは、少なくとも11曲のトップ20入りシングルをマークしたことで、80sポップのアイドル・バナナラマの達成した12曲トップ15入りの快挙に追いついた。
英国のR&Bポップグループ、エターナルの新曲は97年3月にリリースされる3rdアルバムBefore the Rainからの先行2ndシングルです。
3rdアルバムリリース直前で期待充分ということもあり、この曲は英国シングルチャートで3位になりました。アルバムはヒットし、3rdシングルは更なるヒットになります。

 3 ↓   No Doubt / Don't Speak
 2 N  Kula Shaker / Hush
 
ブリット・アワードで最優秀新人賞を獲得した彼らのニューシングルは、60年代のソロ・アーティスト、ジョー・サウスのオリジナルで、'68年にディープ・パープルによってUK国内でヒットした。
この曲、ずっとディープ・パープルのカバーだと思っていたのですが、あちらもカバーでした。
元曲は1967年にアメリカのシンガーソングライターのジョー・サウスが友人のシンガーであるビリー・ジョー・ロイヤルのために製作しリリースされたものがオリジナルだそうです。
96年のアルバム「K」には収録されていませんでしたが、英国シングルチャートでは2位になります。
また、「K」の15周年記念盤にはボーナストラックとしてこの曲が収録されています。


ON STAGE
今週はデータがありません。


NO.1
         Sash! / Encore Une Fois

Sash!はドイツ人DJ3人のグループで、95年に結成されました。 この曲はグループの2ndシングルで、本国ドイツではTop10入りしていた曲です。そしてイギリスではそれを上回る大ヒットとなり、英国シングルチャートで2位、BEAT UKでは1位になりました。
以後続々とリリースされるシングルは軒並み上位に入り、97~98年にかけてシングルチャートを賑わすことになります。
1stアルバムIt's My Life ? The Albumは97年8月25日にリリースされ、こちらも大ヒットします。



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