1997年2月28日のオンエア情報です。

先日資料集めの一環として、BEAT UK関連の書籍を2冊手に入れました。
この書籍についてははいつになるかわかりませんが、いずれ記事にしようと思います。
これらにはなんと、98年発行の方には96~98年のシングル&アルバムチャート一覧、2000年発行の方には1991年4月12日放送分から99年末までのシングルTop10データ一覧が、それぞれ巻末に記載されていました。
もしこれを当時購入していたら、データに満足してこのブログ書いてなかったかも…

今週のヘッドライン
ヴァーヴ再結成!!!!!
バーナード・バトラーは一人旅へと赴く
シーホーセズはDIYで始動開始?


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
緑字の部分は旧公式サイトからの引用です。
日本語黒字の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません…が、時々適当に訳してることもあります。ご了承ください。


BEAT UK  February.28.1997 On Air 
Voice / Neil Fox

TOP 20
20 ↓   Depeche Mode / Barrel Of A Gun
19→  Texas / Say What You Want
18 N  The Wonders / That Thing You Do!

This is taken from the Hollywood movie "That Thing You Do", written, directed & starring Tom Hanks & is loosely based on The Beatles success in the 60's.
このシングルは、60年代、ビートルズのアメリカでの成功をベースにしたトム・ハンクス脚本/監督/主演の最新ハリウッド・ヒット映画からリリースされたもの。
これは96年公開の映画「That Thing You Do!」(邦題:すべてをあなたに)のテーマソングとなった曲です。映画は俳優トム・ハンクスの初監督作品で、ビートルズを模した1960年代の架空のバンドThe Wondersの物語です。
映画で使われている楽曲は全て60年代テイストのオリジナル曲で、トム・ハンクス自身も作詞作曲に関わっています。この曲はファウンテンズ・オブ・ウェインのアダム・シュレシンジャーが作った曲で、ドラムはフー・ファイターズのデイヴ・グロールが担当しています(映画内ではトム・エヴェレット・スコットが演じている)。良く出来ていたのでただの主題歌では終わらず、様々なアーティストがカバーするほどでした。

17 N  OTT / Let Me In

The Irish 5 piece make their debut into the UK charts with "Let Me In", but have already released 4 singles in their native Ireland two reaching the Top 5.
これがアイリッシュ・ポップ5人組の初UKチャート入りシングルとなるが、地元アイルランドでは既に、2枚のトップ5入りを含む4枚のシングルをリリースしている。
アイルランド出身のボーイズグループOTTは95年に結成され、既にアイルランド国内ではチャート上位につける人気があります。OTTとは、Over The Topの頭文字です。
この曲はアメリカのファミリーグループThe Osmondsの1973年の同名曲カバーで、アイルランドでは96年にリリースされていますが、英国でもシングルが出ることになりこの時期にチャートインしています。これを皮切りに次々と英国でシングルが出ます。
1stアルバムThis One's For Youは97年5月にリリースされます。

16 ↓   White Town / Your Woman
15 ↓   Eels / Novocaine For The Soul
14 N  Space / Dark Clouds

This is the fourth single from the Liverpudlian quartet of Tommy, Andy, Jamie and Franny & is taken from their debut UK Top 5 album, "Spiders".
トミー、アンディ、ジェイミィ、フラニーのリバプードリアン・バンド、スペースが、トップ5入りした彼らのデビューアルバム“Spiders”から4枚目のシングルをリリース。
リバプールのバンド、スペースの1stアルバムSpidersから最後となる5thシングルです。アルバムからは再発したNeighbourhoodを含め4曲もTop20入りし、Me and You Versus the Worldは最高9位になるなど新人バンドとしてはかなりヒットした部類になりました。
以後97年はレコーディングとアメリカツアーを行い、次の新曲は冬になります。

13 ↓   LL Cool J / Ain't Nobody
12 ↓   Mark Owen / Clementine
11 ↓   Apollo Four Forty / Ain't Talkin' 'Bout Dub


ON STAGE
Placebo / 36 Degrees

1996年7月18日(木)、Phoenix Festival '96からプラシーボのステージです。右上のロゴがアレですね!


NEW RELEASES
Eternal / Don't You Love Me
Taken from their forthcoming LP "Before The Rain", this is the 12th single from Eternal and looks set to follow the rest of their releases into the UK Top 15.
今までのシングルを全てトップ15に送り込んできた、イギリスで最も良質な女の子R&B;グループの12枚目のシングルがリリースされる。

Red Hot Chili Peppers / Love Roller Coaster
 
The Red Hot Chili Peppers latest is featured on the soundtrack to the new animated movie, "Beavis And Butthead Take On America" alongside Bjork.
LA野郎レッチリの新曲は、ビョークと並んで新作アニメ映画“Beavis & Butthead Take On America”のサントラにフィーチャーされている。
アメリカのアニメ映画「劇場版ビーバス&バッドヘッド Do America」のサントラから、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのLove Roller Coasterです。この曲はR&BファンクグループOhio Playersの1975年の同名曲カバーで、元曲は大ヒットソングです。PVは映画のアニメ仕様に製作されていて、メンバーがローラーコースターに乗っています。
テロップの映画サントラの話は、ビョークではなくてLLCool Jです。
レッチリの中でもそこそこ有名な曲だと思うのですが、この曲はライヴで一度も演奏されたことがないとか。え、そうなの?と思ってセットリストを色々見て回ったのですが、確かにこの曲が演奏された記録はどこにもないようです。

Beck / The New Pollution
Beck Hansen performed live at the prestigious Brit Awards ceremony in London this week after being nominated for 'Best International Male Solo Artist'.
最優秀国際男性アーティスト賞にノミネートされたベックは、来週、名誉あるブリット・アウォードの授賞式でプレイする。
ブリット・アワードへは受賞もVTR出演のみで、ベック自身は会場にいなかったようです。そして97年2月26日のグラミー賞ではWhere It's Atを演奏しました。


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
21  Bush / Razorblade Suitcase
20  Celine Dion / Falling Into You
19  Toni Braxton / Secrets
18  Jamiroquai / Travelling Without Moving
17  Gabrielle / Gabrielle
16  George Michael / Older
15  Placebo / Placebo
14  David Bowie / Earthling
13  Backstreet Boys / Backstreet Boys  (Quit Playing Games (With My Heart))
12  The Smurfs / The Smurfs Hit's '97
11  Lighthouse Family / Ocean Drive

10  Suede / Comming Up
  9  The Beautiful South / Blue Is The Colour  (Don't Marry Her)
  8  No Doubt / Tragic Kingdom
  7  Skunk Anansie / Stoosh
  6  Spice Girls / Spice
  5  Reef / Glow
  4  The Divine Comedy / A Short Album About Love  (Everybody Knows - Live)
  3  Various Artists / Evita - OST
  2  Texas / White On Blonde
  1  Blur / Blur  (Beetlebum)


WORLD ALBUM CHART
BARCELONA
Blur / Blur
Various Artists / Esta Noche Es Fiesta
Spice Girls / Spice
The Offspring / Ixnay On The Hombre
Simply Red / Greatest Hits

OSLO
Blur / Blur
Toni Braxton / Secrets
Bush / Razorblade Suitcase
D'Sound / Spice Of Life
Suede / Coming Up

TOKYO
Jamiroquai / Travelling Without Moving
Blur / Blur
Ben Folds Five / Whatever and Ever Amen
Stevie Wonder / Song Review A Greatest Hits Collection
Various Artists / Evita - OST

 →1997年2月28日付の世界8か所チャート


REQUEST
The Undertones / Teenage Kicks

アンダートーンズはアイルランドのパンクバンドです。結成は1975年頃で、初めはカバーバンドとして活動していましたが76年辺りから登場し始めるパンクバンドに影響を受け、ポップパンクな音楽性となりました。
やがてオリジナル曲を製作し始め、78年に製作したデモテープを各所に送ったところ英国の有名DJジョン・ピールの目に留まります。彼は自分の番組でバンドの曲を掛け、レコーディングの支援を申し出る程バンドを非常に気に入ります。そしてこれが彼の協力の元製作されたデビューシングルになりました。この曲はバンドの代表曲となり、ジョン・ピールはこの曲を自分の最もお気に入りの曲だと公言していました。
83年にヴォーカルのシャーキーが脱退表明し解散しますが、99年に再結成。しかしシャーキーは加入を断ったため、新ヴォーカルを入れて現在でも活動を続けています。
2010年には初来日をしています。


CHART BREAKERS
Adventures In Stereo / Airline
This latest from the Scottish newcomers, whose members include ex-Primal Scream guitarist Jim Beattie, is taken from their eponymous debut album.
元プライマル・スクリームのJim Beattieを含むアドヴェンチャーズ・イン・ステレオfromスコットランドが、セルフタイトルのデビューアルバムからこの新曲をリリース。

Comet Gain / Strength
The 7 inch version of this follow up to last year's acclaimed "Say Yes EP", features 2 other track's showing Comet Gain's more delicate acoustic side.
前作“Say Yes”シングルが好評を博したコメット・ゲインからの最新7インチには、メイントラックの他に、彼らのデリケートでアコースティックな面を強調した2曲が収められている。

Photek / Ni Ten Ichi Ryu

Drum 'n' bass guru Photek, alias 24 year old Rupert Parks from St. Albans, recently contributed tracks to the Sony Playstation soundtrack, "WipEout 2097".
ドラムンベース界の巨匠Photek、又の名をセント・アルバンスの大工の息子、ルパート・パークス24歳は、最近プレイステーションのサントラ“WipEout 2097”に曲を提供した。
ドラムンベース界の雄フォーテックのシングルで、95年に初出のものが97年にヴァージンからもリリースされることになりました。この曲は収録されませんが、1stアルバムは97年9月にリリースされます。日本盤にはボーナストラックでこの曲が入っています。
タイトルのNi Ten Ichi Ryuとは、PV中にも出て来ますが漢字で「二天一流」と書きます。これは江戸時代初期の剣豪宮本武蔵の著書「五輪書」にも表されている、大太刀と小太刀の二本を用いた剣術兵法です。
曲は太鼓や尺八の音をサンプリング・構成したサウンドになっていて、音数を極限まで鋭く削いだような、侍の張り詰めた雰囲気を良く表現しています。
ビジュアルにも相当こだわっていて、PVには大小二太刀を操る二天一流の様子を用いています。またジャケットデザインを水墨画家の小林東雲氏が手掛けていて、これは晩年に水墨画作品を残している宮本武蔵に因んでいるのでしょう。製作陣の造詣が深いことがわかります。


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Pavement / University - Bristol, UK  5 March /
 Metropolitan University - Leeds, UK  6 March /
 University - Manchester, UK  7 March
The Delgados / The Garage - London, UK  6 March
Spearhead / Jazz Cafe - London, UK  6 March

NORTH AMERICA
Luscious Jackson / Concert Hall - Denver, Colorado, USA  1 March

ASIA
Suede / Britz - Tokyo, Japan  1/2/3 March
 →1日2日3日の各日セットリスト

Bryan Adams / Nihon Budokan - Tokyo, Japan  5/6 March /
 Rainbow Hall - Nagoya, Japan  7 March
Hootie & The Blowfish / Club Quattro - Tokyo, Japan  6/7 March


FEATURE
CURRENT UK SUCCESSES IN THE US

アメリカでヒットした英国アーティストの特集です。
1960年代・80年代にはアメリカにおける英国のアーティストのヒットが結構あって、その現象は「ブリティッシュ・インヴェイジョン」と呼ばれていました。それに比べると90年代の曲は、アメリカでの大ヒットと呼べるものは少ない印象があります。
そんな中でも時々大ヒットするものがあり、今回はそんなヒット曲群を紹介します。
(カッコ内)は、該当するチャートアクションを記載します。

Spice Girls / Wannabe  (Billboard Hot 100で4週1位)

"Wannabe" took just 5 weeks to reach the US top spot, the fastest rise by a British act since George Harrison released "My Sweet Lord" back in 1970.
Wannabe's success also highlights just how badly Britain has performed Stateside in recent years, it is only the tenth UK No.1 of the 1990's so far compared to 45 at the same stage ten years ago.
この曲は1970年末から1971年頭にかけてヒットしたジョージ・ハリスンのMy Sweet Lord以来の早いヒットだったそうで、初登場から5週で1位獲得という凄い勢いでした。ビルボードチャートは何週も掛けて徐々にチャートを上げていくのが普通で、新人のデビューシングルでここまで速い1位到達は異例と言えるでしょう。
それはさておき、スパイス・ガールズのワナビーは現在においても「女性のみのグループで最も売れたシングル曲」であります。
アメリカのチャートは「女性グループはヒットしない」というジンクスが現在でもまかり通っているのですが、90年代半ばからはスパイス・ガールズにTLCも大ヒットしていたこともあって、ジンクスが破られた感じもしていました。90年代末期からはビヨンセのいるディスティニーズ・チャイルドもヒットしますが、現在までにおいても女性のみのグループの1位獲得は少なめです。
アメリカでは97年2月~3月に1位になっています。

The Chemical Brothers / Setting Sun  (Billboard Hot 100で最高80位)

The spicy quintet are not the only act celebrating their success across the Atlantic, The Chemical Brothers and The Prodigy are also doing well.
かつてはダスト・ブラザーズを名乗っていたケミカル・ブラザーズです。この時代の最先端サウンドということもあって、そこそこのチャートアクションではあります。しかしロックやオルタナティブ色の強いダンスアクトはシングルチャートだけでは測りきれない根強い知名度や影響力があります。
メディアではこのPVが相当掛かっていたようで、97年度のブリット・アワードや9月開催のMTVアワードの新人賞にノミネートされるくらい評価が高かったのでした。

The Prodigy / Firestarter  (Billboard Hot 100で最高30位 / Alternative Songs chartで24位)

プロディジーはアメリカでヒットの兆しがあります。というよりこの時期本格的にアメリカ進出を始めていて、Firestarterがようやくシングルリリースされた頃です。6月末リリースの3rdアルバムは、アメリカのアルバムチャート(Billboard 200)で1位になります。

Republica / Ready To Go  (Billboard Hot 100で最高56位 / Alternative Songs chartで7位)
Other recent successes include Depeche Mode, Donna Lewis, Republica and U2 who instantly achieved their 6th US Top 10 hit with "Discotheque".
リパブリカは、94年に解散したロンドンのマッドチェスター系バンドFlowerd Upのキーボードだった2人を中心に結成された、ダンス系ポップパンクなバンドです。
詳細は後日、英国でシングルチャートに入って来るのでその時に解説します。

White Town / Your Woman  (Billboard Hot 100で最高23位 / Hot Modern Rock Tracksで5位)

So who's next? Many music industry insiders are placing their bets on White Town's "Your Woman" which went straight to No.1 in the UK recently.
97年1月にリリースされたホワイト・タウンのYour Womanは英国でいきなり1位となり、アメリカでもオルタナ系の曲としてヒットしました。この時点では次に来るアーティストかも知れないと目されていましたが、結局この曲のみの一発屋となってしまいました。ただし現在でも活動していますので、二発目がないとは言えない…かも!

その他には既に世界的なバンドであるディペッシュ・モードとU2(U2はアイルランドのバンドですが)、そして96年にデビューヒットを飛ばしたドナ・ルイスがいます。96年の間ならエリック・クラプトン、ジョージ・マイケル、オアシスもBillboard Hot 100でTop10ヒットになっています。
また、イギリスのグランジバンドであるブッシュの成功はとても大きなものでした。
なお96年にアメリカで最もヒットした曲は、ロス・デル・リオのマカレナでした。


OTHER CHART HIGHLIGHTS
HIP HOP
Dr Dre / Been There Done That
Of all the albums Dr Dre has produced, 7 out of 8 have achieved platinum status including his own three million selling solo debut, "The Chronic".

INDIE
Dweeb / Scooby Doo
Indie threesome Dweeb recently went down a storm when they played live as part of the NME Brat shows alongside Super Furry Animals & Bis.


TOP 10
10↓   Blue Boy / Remember Me
 9 ↓   En Vogue / Don't Let Go (Love)
 8→  No Mercy / Where Do You Go
 7 N  James / She's A Star

Andrew Weatherall's legendary remix of James' classic "Come Home", is included this first single from their new album entitled "Whiplash".
彼らの最新アルバム“Whiplash”からのファーストシングルはAndy Weatherallによる、ジェイムスの必聴盤“Come Home”のリミックス盤にも収められている。
ジェイムスはイギリス・マンチェスターのバンドで、80年代半ばから90年代初頭のマッドチェスタームーブメントの中活躍したバンドです。ブームは過ぎ、ストーン・ローゼズは解散してしまいましたが、ジェイムスは新作を出して来ました。
この曲は97年2月25日リリースの7thアルバムWhiplashからの先行シングルで、久しぶりにシングルチャートTop10に入りました。

 6 N  DJ Kool / Let Me Clear My Throat

Known as the reigning "King Of Party", DJ Kool recorded this club anthem and title track from his forthcoming debut album entirely live in US clubs.
ワシントンD.C.からやってきた‘キング・オブ・パーティ’DJ Koolのデビューアルバムからの先行シングルは、‘Go Go’スタイルのクラブ賛歌。
アメリカ・ワシントンD.C.出身のDJ Koolは、70年代末期から活動するベテランDJ・ラッパーです。
この曲は96年の3rdアルバム、Let Me Clear My Throatからのタイトルトラックで、ゴーゴーを主体としたサウンドでヒットしたものです。
「ゴーゴー(Go-Go)」とは1960年代にワシントンD.C.で生まれたスタイルで、ソウルやファンクに影響を受けたゆるめのBPM・単純で同じビートラインが特徴です。80年代に注目され広まりましたが、90年代には既にオールドスクールであったゴーゴースタイルの曲をヒットさせたのは、発祥である地元出身のDJ Koolだったのでした。

 5 N  Daft Punk / Da Funk/Musique   PVはDa Funk

French electro-asid duo Thomas & Guy-Manuel took their name from a disparaging Melody Maker review of a single they'd released whilst in another band.
フレンチ・エレクトロ・アシッド2人組、トーマス&ガイ・マニュエルは、この名前を、彼らの前身バンドに対するメロディメイカー紙のけなしレビューから取って付けた。
今や世界的なアーティストとなったダフト・パンクの二人は中学生の時に知り合ったコンビで、92年に地元でバンドを結成します。バンドは「a daft punky thrash」と酷評されてしまいすぐ解散。その後93年に2人で組んだダフト・パンクの名はそのレビュー文句からつけています。
この曲は95年にリリースされたもので、当時は世間の注目を全く浴びていませんでした。しかしこの曲をケミカル・ブラザーズが注目し、自身の曲のリミックスを依頼。それから徐々に知名度が上がり、96年末にヴァージンと契約しこの曲がリリースされたのです。
97年1月には1stアルバムHomeworkがリリースされ、こちらも徐々に売り上げが伸びてゆくことになり、現在は名盤として知られています。

 4 N  911 / The Day We Find Love

911 were recently refused ently into a Glasgow club because it was thought they were underage & were only let in when they explained it was ttheir party!
ちびっ子の彼らは、グラスゴーのクラブで年少に見られたため入店を断られた。実はこれは僕らのパーティなんだ!という説明でようやく入れて貰えたとか。
イギリスのボーイズグループ911(ナイン・ワン・ワン)の先行4thシングルです。
97年2月24日には1stアルバムThe Journeyがリリースされました。その直前にこのシングルが出たので、1stアルバムの売り上げにも貢献した曲だったでしょう。この曲は英国シングルチャートで4位になり、この時点でグループの最高位となっています。以後は更なるヒットグループに育ってゆきます。
なおこの時点で彼らは20歳を少し越えたくらいだったので、まだ少年っぽい外見だったのでしょう。マネージャーいなかったのでしょうか。

 3 ↓   U2 / Discotheque
 2 N  Warren G / I Shot The Sheriff

Warren is famed for spending his spare time holed up in a room with fellow rapper Snoop Doggy Dogg testing out the latest computer games.
ウォーレンは、暇がある時はいつも、同僚ラッパー、スヌープ・ドギー・ドッグと一緒に部屋の中であらゆるコンピューター・ゲームに挑戦していることで有名。
この曲は1973年のボブ・マーリーの曲のカバーで、エリック・クラプトンバージョンも有名です。
今回のウォーレン・Gバージョンはクラプトン版が元になっているようで、そこからのサンプリングをしています。また歌詞はオリジナルから改変されています。
97年3月には2ndアルバムTake a Look Over Your Shoulderがリリースされ、この曲と96年にリリースされたティナ・ターナーのカバーと共に収録されます。

ON STAGE
David Bowie / Heroes

1996年7月18日(木)、Phoenix Festival '96初日のヘッドライナーであるデヴィッド・ボウイのステージです。


NO.1
     N     No Doubt / Don't Speak

The Los Angeles foursome debut in at No.1 with their first British single release taken from the multi-million selling album, "Tragic Kingdom".
ロサンジェルス4人組からの英国内デビューにして初のナンバー1ヒット・シングルは、彼らのミリオンセラー・アルバム“Tragic Kingdom”からのカット。
ノー・ダウトの代表曲でもあるDon't Speakは、本国アメリカでは96年4月にプロモ盤シングルのみのリリースでしたのでシングルチャートには入りませんでしたが、ラジオやPVではヘビーローテーションで掛かっていたので、その他のチャート・世界各国では上位に入っている大ヒット曲でした。
英国では97年2月にリリースされ、たちまち1位になります。
この曲は製作された当初はもっとアップテンポなラブソングだったそうですが、ヴォーカルのグウェンがベーシストのトニーと別れてから書き直したらしく、このような切ない曲になりました。
書き直す前のバージョンは94年頃までライヴでも演奏されていたようです。



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