1997年2月14日のオンエア情報です。

クィーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」が絶賛大ヒット中であります。
アーティストの歴史を追った映画は本人出演のドキュメンタリーものが多く、ファン以外楽しいのかと思える印象もありますが、こちらは俳優を使ったエンタメ作品というのと、クィーンの名曲は日本でもCMソングなどで馴染みがあるので、昔からのファン以外でも楽しいようです。
自分は学生時代にセックス・ピストルズを題材にした映画「シド・アンド・ナンシー」を観て心湧きたってピストルズの伝記本を買ったクチなので、この辺りは親近感を覚えます。

今週のヘッドライン
ブラー、アルバムリリースの記者会見
オアシスのリアム、婚姻届はいつ出す?
元イースト17のブライアン、警察沙汰に


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
緑字の部分は旧公式サイトからの引用です。
日本語黒字の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません…が、時々適当に訳してることもあります。ご了承ください。


BEAT UK  February.14.1997 On Air 
Voice / Neil Fox

TOP 20
20 N  NuYorican Soul Feat. India / Runaway

This nostalgic since of disco/soul from Vega and Gonzalez, formerly known as 'Masters At Work' features vocals from Louie Vega's ex-wife India!
元“Masters At Work”として知られるVegaとGonzalesからのノスタルジックなディスコ/ソウル・サウンドには、Vegaの前妻Indiaがヴォーカルにフィーチャーされている!
ニューヨリカン・ソウルはアメリカのハウスグループ、マスターズ・アット・ワークのメンバーのルイ・ヴェガとケニー・"ドゥープ"・ゴンザレスを中心としたプロジェクトです。「ニューヨリカン」とは、アメリカに併合されてからニューヨークへ移住したプエルトリコ移民、もしくはニューヨークで生まれ育ったプエルトリコ系の人のことです。
この頃マスターズ・アット・ワークを始めとしたニューヨリカンの音楽や文化が注目されていたようで、プエルトリコ系の魂を伝えるべくこのプロジェクトを始めたそうです。
このシングルはソウルグループThe Salsoul Orchestraの1977年の同名曲カバーで、アメリカやイギリスのダンスチャートで1位になるヒットになりました。

19 N  Amen! UK / Passion

Dance 'supersonic' Amen! features a number of well known names from other current chart acts including amongst others, clubland darlings 'The Candy Girls'.
ダンス‘スーパーグループ’Amen!には、クラブ界の女王The Candy Girlを始めとする、チャートを賑わせているたくさんの有名人たちがフィーチャーされている。
このグループはDJプロデューサーのPanos Liassi、Paul Masterson、Gary Sharkeyの3人がやっているもので、この他にも各自たくさんの名義で活動しています。
この曲は元々95年にPositiva Recordsからリリースされていたもので、97年に再発されPVが新たに製作されました。

18 N  The Supernaturals / The Day Before Yesterday's Man

The band are so renowned for their stage antics that their manager has had to politely ask them to tone it down for their dates with the Boo Radleys.
彼らは、過去にステージの上で大暴れしたりめちゃくちゃやったりすることで有名になった為、彼らのマネージャーがブー・ラドリーズとのショウでは頼むから大人しくしてくれるよう、彼らにお願いした!
スーパーナチュラルズは91年にグラスゴーで結成された5人組ロックバンドです。パワーポップサウンドのバンドで、この時代のブリットポップシーンにはよく合っていたと思います。日本ではCMソングにもなった1stシングルの"Smile"が最も有名でしょうか。
95年の夏にはにはフェニックスフェス、T・インザ・パークフェスへ出演し注目され、95年11月にフード・レコードと契約。この曲はバンドの3rdシングルです。
97年5月には1stアルバムIt Doesn't Matter Anymoreがリリースされます。
テロップにあるライヴは、97年1月26日のロンドン・アストリアでのことかも知れません。

17 N  Geneva / Into The Blue

The Scottish indie 4 piece have mixed feelings about being in a band... guitarist Steven studied zoology & has always wanted to be an environmentalist.
スコティッシュ4ピースの彼らは、バンドでプレイすることについて様々な考えを持っている。ギタリストのスティーブン・ドーラは動物学を勉強していたことがあり、常に環境保護論者になりたいと思っていた。
1992年に結成されたスコットランドのロックバンド、ジェニーヴァの2ndシングルです。
96年にスウェードのいるNude Recordsと契約し、バンド名をGenevaと替えた経緯があります。97年にはNMEアワードの宣伝ライヴツアーであるBrat Bus Tourのメンバーとして参加し、かなり期待されていることが伺えます。
テロップの文からわかるようにインテリ気質のあるバンドで、ブリットポップシーンの次の一つの可能性を考えさせるものがあったのかも知れません。
97年6月には1stアルバムFurtherがリリースされます。

16 ↓   Tori Amos / Professional Widow (It's Got To Be Big)
15 ↓   Gabrielle / Walk On By
14 N  808 State / Lopez

The Manchester lads notch up their 7th Top 20 hit to date, with lyrics by Nicky Wire and vocal assistance provided by James Dean Bradfield of the Manics.
マンチェスター小僧たちは、マニックスのニッキー・ワイアーによる歌詞と、ジェイムス・ブラッドフィールドのヴォーカルをフィーチャーして、彼らにとって7枚目になるトップ20シングルを送り出した。
1987年にマンチェスターで結成された808 Stateは、80年代半ばから90年代初頭にかけて一世を風靡したマッドチェスタームーブメントの中から生まれたアシッドテクノのグループです。電子系をやってはいますが、メンバーそれぞれロックバンド等別ジャンルの経験もあります。この辺りは当時ロックから電子系へ鞍替えした人が結構いたので珍しいことではありません。808ステイトは97年の時点で30代のメンバーが中心なので、もはや小僧ではないグループです。
この曲は96年6月リリースの5thアルバムDon Solarisからの3rdシングルで、マニック・ストリート・プリーチャーズのニッキーとジェイムスを起用したコラボソングになっています。

13 ↓   Texas / Say What You Want
12 N  Michelle Gayle / Do You Know

The teen actress tuned soul diva returns after an 18 month abscence from the charts, with this, the 1st single from her forthcoming LP, "Come Fly Away".
元ティーンエイジ女優だったこのソウルの女神は、間もなく発売となるアルバム“Come Fly Away”からのファーストシングルの後、このシングルまで18カ月の間チャートを留守にしていた。
ミシェル・ゲイルは、若い頃にBBCの子供向け番組に出演したのをきっかけにドラマに出演する女優でしたが、93年に音楽のキャリアに進んだシンガーです。94年には1stアルバムをリリースし、シングルヒットも生まれました。
この曲は久しぶりの新曲で、97年4月末にリリースされる2ndアルバムSensationalの先行シングルとなります。アルバムタイトルは変更されたようです。この曲はシングルチャート6位になるヒットになりました。

11 N  David Bowie / Little Wonder

Following his 50th birthday party in New York, Bowie continues to celebrate nearly 30 years of hits with this latest offering from his current LP, "Earthling".
ニューヨークでの50歳の誕生日記念コンサートに続いて、ボウイは最新アルバム“Earthling”からのニューシングルとともにヒット街道30年も祝うことになる。
この曲は97年2月にリリースされたデヴィッド・ボウイの20thアルバムEarthingからの、先行2ndシングルです。
アルバムは最先端の電子系音楽を取り入れ、この曲はジャングルまたはドラムンベース調になっています。ジャングルではよくある他の曲からサンプリングする手法も使っていますが、こちらは自分で作った音をサンプリングして加工する方法も多く使っているそうです。
PVはボウイ扮する年齢を重ねたロックスター、ジギー・スターダストと思われる人が現代の(90年代後半の)ニューヨークをうろつく面白いものです。
50歳誕生日コンサートは97年1月9日(7、8日にも同会場でライヴあり)にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催され、若手・ベテラン問わず多くのゲストミュージシャンが参加する豪華イベントでした。先週回プラシーボの説明テロップ中、このライヴに参加したことが書かれていました。プラシーボは前座としての出演でした。


ON STAGE
Ash / Goldfinger

1996年8月25日(日)、Reading Festival '96三日目からアッシュのステージです。映像は見つかりませんでしたが、この時の音源は1stアルバム「1977」のリマスター盤・コレクターエディション(2008年リリース)にも収録されています。


NEW RELEASES
Mark Owen / Clementine
Mark recently organised a secret gig for 500 ardent fans at the infamous Abby Road Studios in London to showcase his debut solo album, "Green Man".
マーク・オーウェンは先日、熱烈ファン500人を悪名高きアビーロード・スタジオに集め、デビューアルバム“Green Man”のプロモーション・ギグを行った。

James / She's A Star
Following a prolonged abscence from the charts due to various solo projects, James finally release the first fruit from forthcoming album, "Whiplash".
多方面に渡るプロジェクト活動などのために、長い間UKチャートを留守にしていたジェームスが、とうとう彼らの新しいアルバム“Whiplash”からの先行シングルをリリース。

Fugees / Rumble In The Jungle
This latest single from one of America's biggest-selling hip hop acts, includes a sample from Abba's 1977 No.1 classic, "Name Of The Game".
アメリカの最重要ヒップホップ・グループからの最新シングルには、アバの1977年のヒット曲“Name Of The Game”のサンプリングがフィーチャーされている。


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
21  Alanis Morissette / Jagged Little Pill
20  Celine Dion / Falling Into You
19  Sheryl Crow / Sheryl Crow
18  Robert Miles / Dreamland  (Children)
17  Toni Braxton / Secrets
16  Crowded House / Recurring Dream  (Not The Girl You Think You Are)
15  The Lightning Seeds / Dizzy Heights
14  Kula Shaker / K
13  Jamiroquai / Travelling Without Moving
12  Lighthouse Family / Ocean Drive
11  Manic Street Preachers / Everything Must Go

10  George Michael / Older
  9  The Beautiful South / Blue Is The Colour
  8  Bush / Razorblade Suitcase
  7  Skunk Anansie / Stoosh
  6  Daft Punk / Homework  (Da Funk/Musique)
  5  Spice Girls / Spice
  4  No Doubt / Tragic Kingdom
  3  Suede / Comming Up
  2  Various Artists / Evita - OST
  1  Reef / Glow  (Place Your Hands)


WORLD ALBUM CHART
PARIS
Various Artists / Evita - OST
Daft Punk / Homework
No Doubt / Tragic Kingdom
Toni Braxton / Secrets
Jamiroquai / Travelling Without Moving

OSLO
D'Sound / Spice Of Life
Suede / Coming Up
Toni Braxton / Secrets
Spice Girls / Spice
No Doubt / Tragic Kingdom

TOKYO
Jamiroquai / Travelling Without Moving
Koshi Inaba / Magma
Blur / Blur
Stevie Wonder / Song Review A Greatest Hits Collection
David Bowie / Earthling

 →1997年2月14日付の世界8か所チャート


REQUEST
KRS One / Sound Of Da Police


CHART BREAKERS
Jimi Tenor / Outta Space
"Outta Space" is the second part in a trilogy of short filmes from the Finnish oddball, the third will charter his antics in the seedy clubs of New York!
“Outta Space”は、フィンランドの社会不適応者による3部作短編映画の2作目で、3作目はニューヨークのみすぼらしいクラブを舞台にした奇怪作になる予定。

Adam F / F Jam
His reputation as 'the next big thing' in drum 'n' bass circles gained by 'legendary' sets at 'Metalheadz' in London has led to offers of work from Goldie & EBTG.
伝説的なメタルヘッズのロンドン・ギグに侵入したアダムは、ドラムンベース界で「こいつが次にくる!」的な評判を得、ゴールディとEBTGも彼に仕事を依頼した。

Labradford / Midrange

Hailing from Virginia USA, this trio who formed back in 1992 release their third album "Labradford" this month, for US alternative label 'Blast First'.
1992年にアメリカ・ヴァージニアで結成された3人組からの3枚目のアルバム“Labradford”が、今月アメリカのオルタナティブ系レーベル・Blast Firstからリリースされる。
アメリカの3人組ポストロックバンド、ラブラドフォードのバンド名を冠した96年11月リリースの3rdアルバムからの曲です。シングルカットという形でのリリースではありませんが、PVが製作されています。
テロップにあるレーベルのBlast Firstは、英国のインディーレーベルMute Recordのサブレーベルで、アメリカではシカゴのKrankyというところからずっとリリースしています。このバンドはKrankyの第一弾アーティストでもあります。
次回作4thアルバムは、97年11月にリリースされます。


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Blur / Divan Du Monda - Paris, France  15 February

Longpigs / University Great Hall - Cardiff, UK  17 February

NORTH AMERICA
Toni Braxton / US Air Arena - Washington D.C., USA  15 February /
 Omni Atlanta - Georgia, USA  18 February

ASIA
Nas / Club Citta Kawasaki - Yokohama, Japan  15 February /
 Liquid Room - Tokyo, Japan  16 February
Bob Dylan / Century Hall - Nagoya  16 February /
 Festival Hall - Osaka, Japan  17 February /
 Koseinenkin Kaikan - Osaka, Japan  18 February
2月9日~24日にかけて、福岡から札幌を巡る来日ツアーでした。

Audio Active / Bay Side Jenny - Osaka, Japan  21 February


FEATURE
THE DIVINE COMEDY

In October last year the band played live at the Shepherds Bush Empire in London with a 30 piece orchestra. Here's a look at some of the highlights.
The day before the Empire show, the band recorded a mini-LP,"A Short Album About Love" (released this week to coincide with St. Valentines Day) entirely live.

デヴァイン・コメディの特集です。
1996年10月20日、ロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイアにおいて、ニール・ハノン率いるバンドであるディヴァイン・コメディが、オーケストラをバックにライヴを行いました。
以前BEAT UKでも「共演するオーケストラを募集している」と紹介されていましたが、それがここに現実のものとなったのであります!
以後デヴァイン・コメディはこの路線を踏襲することになり、現在でもオーケストラ・ポップというべきジャンルで活動しています。


こちらは実際のライヴの模様で、曲はIn Pursuit of Happinessです。97年2月にバレンタイン・ミニアルバムA Short Album About Loveのリリース前日に、ライヴの完全版が公開されました。


こちらも同日のステージで、曲はSomething For The Weekendです。衣装替えもしていたようです。


The Divine Comedy / Something For The Weekend

Neil Hannon recorded his first album in 1990, but it was 1996's "Something For The Weekend" which establish him as a fully-fledged Top 20 pop star.
デヴァイン・コメディの1stアルバムリリースは1990年のFanfare for the Comic Museで、93年に2nd、94年に3rdアルバムをリリースしますが、これらは全くヒットしませんでした。
そして96年にシングルSomething For The Weekendが初めてチャートインし、14位につけます。これがデヴァイン・コメディがヒット街道を邁進する始まりとなったのです。

The Divine Comedy / Becoming More Like Alfie - Live


The Divine Comedy / Someone - Live
こちらは同じ映像が見つかりませんでした。

The Story So Far...
The Divine Comedy by have undergone various line-up changes & released 4 albums to date:- "Fanfare for the Comic Muse", "Liberation", "Promenade" and "Casanova".

Their last album "Casanova"' (released in Japan next week) established songwriter Neil Hannon as a heart-breaking sex god with the UK's press 3rd public - a persona the hithertp shy rething type can't beleve "they actually swallowed"!

His current five piece band include 2 former school-friends from Derry, Northern Ireland - bassist Bryan Mills and guitarist Ivor Talbot.

これまでのストーリー
デヴァイン・コメディは1989年に結成されたロックバンドで、当初は各パートもいるオルタナティヴ・ロックバンドでしたがヒットに恵まれず、92年頃にフロントマンのニール・ハノン以外のメンバーが全員抜けて一人バンドになってしまいます。
しかし彼はバンドを解散せずに、その後もサポートを入れたりしつつ一人で楽曲を発表し続けました。
その後96年にSomething For The Weekendが注目された際、ニール・ハノンのきっちりスーツを着こなすダンディなスタイルが注目され、新しいタイプのセックスシンボルとして取り上げるメディアもあったようです。

日本盤Casanovaは、97年2月21日にリリースされます。

ここで紹介したライヴには、ニール・ハノンの地元である北アイルランド・デリーの学友Bryan Mills(ベース)と、Ivor Talbot(ギター)が参加しています。以後Bryanは2000年頃まで、Ivorは2005年頃までバンドに参加しています。

The Divine Comedy / Everybody Knows - Live
こちらは同じ映像が見つかりませんでした。

Discography
Albums:-
Fanfare for the Comic Muse (1990)
Liberation (1993)
Promenade (1994)
Casanova (1996)
A Short Album About Love (Feb 1997)

Singles:-
Timewatch (1991)
Lucy (1991)
Europop (1992)
Indulgence No. 1 (1993)
Indulgence No. 2 (1993)
Something For The Weekend (1996)
Becoming More Like Alfie (1996)
The Frog Princess (1996)

The Future...
"Everybody Knows" will be the next single The band hope to tour Japan sometime around June or July, although no dates have been confirmed as yet.
The next album which Neil hopes to recerd in Eastern Europe will be ready by the end of the year.

今後のこと
日程はまだ本決まりではないですが、6~7月に次のシングルEverybody Knowsのリリース予定があります…ということでしたが、実際には97年3月10日とかなり前倒ししてリリースされています。このシングルは2月にリリースされたミニアルバムからのシングルカットです。
次のアルバムは東ヨーロッパでレコーディングをするようで、年末には準備が整うとのことです。次作6thアルバムは98年8月にリリースされることになります。


OTHER CHART HIGHLIGHTS
R&B
New Edition / I'm Still In Love With You
The trademark harmonies that first established the quintet as a musical force, return with this latest from their long awaited comeback LP, "Home Again".

DANCE
Lamb / Gorecki

The latest offering from Louise Rhodes & Andrew Barlow is taken from their debut album recorded at 'The Toyhop' in their town of Manchester.
95年にマンチェスターで結成されたラムは、女性ヴォーカルLouise Rhodesと、プロデューサーのAndrew Barlowの二人組で、トリップホップやドラムンベースを主体とする電子系グループです。
この曲は96年9月末にリリースされた1stアルバムLambからの4thシングルで、英国シングルチャート30位に入りました。こちらはグループの代表曲的なものになり、ギネスビールのCMソングやゲームの挿入歌としても使われたことがあります。
グループは2000年代半ばに活動休止していましたが、2010年に活動再開しています。


TOP 10
10↓   En Vogue / Don't Let Go (Love)
 9    Skunk Anansie / Hedonism (Just Because You Feel Good)
 8    No Mercy / Where Do You Go
 7 ↓   George Michael / Older / I Can't Make You Love Me   PVはOlder
 6 ↓   Blue Boy / Remember Me
 5 ↓   White Town / Your Woman
 4→  Placebo / Nancy Boy
 3 ↓   Blur / Beetlebum
 2 N  The Orb / Toxygene

With a grand total of six albums under their belt, the Orb played their first British gig in over two years at London's Astoria Theatre last month.
すでに準備完了の、彼らにとって総計6枚目のアルバムに合わせ、先月、約2年ぶりのロンドン公演をアストリアでおこなった。
97年2月後半リリースのジ・オーブの4thアルバムOrblivionからの先行1stシングルです。
この曲は元々フランスのシンセサイザー奏者であるジャン・ミッシェル・ジャールの曲のリミックスとして始まったものでした。しかし出来上がったものは原曲がほとんど残っておらず、ジャン・ミッシェル・ジャールからカップリングの許可が出ませんでした。
そのような経緯で製作していたアレックス・パターソンはこのリミックスを自分たちの曲としてリリースすることにし、ジャン・ミッシェル・ジャールと皮肉の言い合いになっていたようです。
ちなみに元ネタとなるジャールの曲Oxygene 8も3月にBEAT UKチャートに登場します。
オーブはこの曲がヒットしたこともあって、英国の音楽番組Top of the Popsに出演しています。その時ステージで回転台に乗せられていたのですが、これ絶対気持ち悪くなるでしょ…と思いました。


ON STAGE
Beck / Loser

1996年7月19日(金)、Phoenix Festival '96二日目からベックのステージです。


NO.1
     N     LL Cool J / Ain't Nobody

James Smith a.k.a. LL Cool J finally achieves his first UK No.1 after a patient 9 year wait, with a cover version of Chaka Khan's 1984 Top 10 hit.
LL Cool Jことジェイムス・スミスは、9年間に及ぶ忍耐の日々を経て、1984年のチャカ・カーンのトップ10ヒット曲のカバーを以て、ようやくUKナンバー1を達成した。
これは元々ルーファス&チャカ・カーンの楽曲として1983年にリリースされたシングルで、今回のカバーはLL Cool Jが英国で初めてシングルチャート1位を獲得したものです。他にも91年のジャッキー・グラハム版、94年のダイアナ・キング版のヒットもあり、これ以後も何度かカバーヒットがあります。
今回のバージョンは、96年のアメリカのアニメ映画「劇場版 ビーバス&バットヘッド DO AMERICA」のサントラとして使用されたものです。
次のアルバムのレコーディングは既に始まっていて、97年10月にリリースされます。



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