1997年2月7日のオンエア情報です。

先日Spotifyのことを書きましたが、ストリーミングサービスも日々更新されています。
機能が増えたりはもちろんのこと、以前はなかった過去のアーティストが聴けるようになったりというのもあります。
年末に色々探していたら、94年に解散した英国のバンド、アドラブルの曲が追加されていました。これ、Spotify始めてすぐ探した程聴きたかったバンドです。
You Tubeにアルバムごと違法アップロードされてるのは知ってるのですが、どうせなら正規のやつがいいわけで。しかも1stアルバムの中古が若干高くて手に入りにくいというね。
そうやって調べていたら、なんと1stアルバムが2018年にアナログ盤のみですが再発されているそうで。
これはもはや買うべきなのか…しかしレコードプレイヤーを持っていない…!

今週のヘッドライン
ノエル・ギャラガー、ドラッグについて不適切発言
マニックス、NMEアワード席巻!読者から熱い支持
U2、大規模ワールドツアーを予定


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
緑字の部分は旧公式サイトからの引用です。
日本語黒字の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません…が、時々適当に訳してることもあります。ご了承ください。

BEAT UK  February.07.1997 On Air 
Voice / Neil Fox

TOP 20
20 N  The Braxtons / So Many Ways

Having waited 7 years, this group of 3 sisters, who became the launchpad for sister Toni's career finally achieve UK chart success in their own right.
7年間の待ち時間を経て、シスター・トニの名声の発射台として評判を得ていた3姉妹が、とうとうヒットを達成した。
アメリカの女性グループブラクストンズは、ブラクストン姉妹による5人グループとして始まりました。実際に兄弟姉妹は全員で6人で一人男兄弟がいるそうですが、姉妹5人でのグループです。
デビューは1990年で、正直成功したとは言えませんでした。すぐに長女のトニ・ブラクストンがソロデビューし脱退、四女のトレイシーは少し前に妊娠し脱退ということで、この頃は3人になっています。
96年8月に1stアルバムSo Many Waysをリリースし、この曲はそこからの1stシングルです。
なお、グループは99年に解散しましたが、2015年に5人姉妹が揃い復活しています。

19 ↓   Suede / Saturday Night
18 ↓   Backstreet Boys / Quit Playing Games (With My Heart)
17 ↓   Reef / Come Back Brighter
16 ↓   Madonna / Don't Cry Me Argentina
15 ↓   Ginuwine / Pony
14 N  Bally Sagoo / Tum Bin Jiya

This single from the LP 'Rising From The East' was written, produced & engineered by Bally Sagoo & features a re-mix by jungle maestro, Grooverider.
アルバム“Rising From The East”からのこのシングルは、作詞/作曲、プロデュース、ミックス、エンジニアを全てBally自身が担当し、リミックスにはJungle Maestro、Grooveriderがフィーチャーされている。
バリー・サグーはインド生まれでバーミンガム育ちのミュージシャンで、DJ、プロデューサー、リミキサーとしても活動しています。特に80年代からインド系などの内輪のみで親しまれていたバングラビートを世に知らしめたことが有名です。
メジャーレーベルからは3作目となるRising From The Eastが96年7月にリリースされ、この曲はそこからのシングルです。
インド系ミュージシャンとして欧米でのヒットの先駆けとなった彼は、マイケル・ジャクソンのHIstoryツアーで一緒にインドを回ったりするなど、インドでは英雄扱いだったようです。

13 N  Gene / We Could Be Kings

Gene claim that their second full album, "Drawn To The Deep End" is more musically ambitious and will finally kill of all comparisons to The Smith.
今月末に発売されるジーンのセカンドアルバム“Drawn To The Deep End”について彼らは、より音楽的野望に満ち溢れた作品で、今後ザ・スミスと比較されることはなくなるだろう、と主張している。
ジーンの2ndアルバムDrawn To The Deep Endのリリースは3月頭になるのですが、先行2ndシングルがリリースされました。96年にリリースされた1stシングルのFighting Fitは力強いロックサウンドでしたが、今回はヴォーカルを抑えて来ました。
ジーンはとにかくポスト・スミス(こう言われたバンドは数多あるが)とか、スミスと比較とか、とにかく枕詞にスミスって付けなきゃ発禁されるのかっていうレベルの紹介のされ方をしていますが、もはやそれだけとは言わせません。ジーンを聴き込んでる人程「スミスと似てるとは言えない」って思うようですが、そういう言い方すらもうやめたい。

12 N  Babybird / Candy Girl

Babybird have been nominated for Brit Awards in the categories of 'Best British Newcomer' & 'Best British Single' for last year's "Your Gorgeous".
ベイビーバードは、ブリット・アウォードの‘ベスト・ブリティッシュ・ニューカマー’に、“You're Gorgeous”が‘ベスト・ブリティッシュ・シングル’にそれぞれノミネートされている。
ベイビーバードがバレンタインを意識して製作したと思われるEP扱いのシングルで、96年のアルバムUgly Beautifulからのシングルカットです。このシングルにはヒット曲You're Gorgeousのアコースティックバージョンが収録されていました。
このEPのジャケットがチョコレートまみれなのを見てバレンタインだな、と発想してしまいましたが、よく考えたらこの発想は日本限定だったかも…

11 ↓   No Mercy / Where Do You Go


ON STAGE
Kula Shaker / Hush

Kula Shaker will be releasing this single in March and were recently nominated for Brit Awards in the categories of 'Best British Album & Group'.
1996年8月24日(土)、Reading Festival '96二日目からクーラ・シェイカーのステージです。ディープ・パープルのカバー曲で、シングルカットもされます。ライヴ放送中珍しくテロップがあり、ブリット・アワードのベストアルバムとベストグループ部門にノミネートされているとあります。
動画は削除されているように見えますが、ちゃんと見られます。


NEW RELEASES
Nick Cave & The Bad Seeds / Into My Arms

This latest offering has been described as their most elaborate love song to date, and taken from the forthcoming album, "The Boatman's Call".
このニック&バッド・シーズからの新曲は、ニックのピアノの弾き語りによるもので、間もなく発売になる彼らのニューアルバム“The Boatman's Call”の中で最も念入りに唄い上げられたもの。
ニック・ケイヴ&バッド・シーズの97年1月にリリースされた新曲で、3月にリリースされる10thアルバムThe Boatman's Callの先行シングルです。
この曲はニック・ケイヴと96年に別れた妻か、短期間恋人だったと言われるPJハーヴェイに向けた曲という説があります。
アルバムはこの曲のような音色少な目のものが多く、ニック・ケイヴ自身が精神的にも落ち込んでいた所以かも知れません。
あと97年11月に若いころからの友人だったINXSのマイケル・ハッチェンスが亡くなった際、葬儀でこれを歌ったそうです。

LL Cool J / Ain't Nobody
LL Cool J's latest offering is a cover of the classic Rufus hit and lifted from the orriginal soundtrack to the movie, "Beavis and Butthed Do America".
LLのニューシングルは、Rufusの昔の曲をカバーしたもので、映画“Beavis And Butthead Do America”のサントラからカットされた。

Bjork / I Miss You
This video was created by Ren and Stimpy cartoonist John Kricfalusi after Bjork found him drawing her while backstage at one of her shows.
この曲のヴィデオは、“Ren And Stimpy”のアニメーション・クリエイター、John Kricfalusiによるもので、彼がビョークのライヴの時バックステージで彼女の似顔絵を描いていたところを目に留められたことがきっかけ。


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
21  Simply Red / Greatest Hits
20  Ocean Colour Scene / Moseley Shoals
19  Toni Braxton / Secrets
18  Robert Miles / Dreamland
17  George Michael / Older
16  Crowded House / Recurring Dream
15  Celine Dion / Falling Into You
14  The Lightning Seeds / Dizzy Heights
13  No Doubt / Tragic Kingdom  (Don't Speak)
12  Lighthouse Family / Ocean Drive
11  Sheryl Crow / Sheryl Crow  (Everyday Is A Winding Road)
10  Skunk Anansie / Stoosh
  9  Kula Shaker / K
  8  Manic Street Preachers / Everything Must Go
  7  The Beautiful South / Blue Is The Colour
  6  Suede / Coming Up
  5    Jamiroquai / Travelling Without Moving
  4    Spice Girls / Spice
  3    Daft Punk / Homework
  2    Bush / Razorblade Suitcase  (Swallowed)
  1    Various Artists / Evita - OST  (You Must Love Me)


WORLD ALBUM CHART
BARCELONA
Rosana / Lunas Rotas
Simply Red / Greatest Hits
Spice Girls / Spice
Crowded House / Recurring Dream
Los Rodriguez / Hasta Luego

BRUSSELS
Various Artists / Evita - OST
Toni Braxton / Secrets
No Doubt / Tragic Kingdom
Jamiroquai / Travelling Without Moving
Daft Punk / Homework

TOKYO
Jamiroquai / Travelling Without Moving
Stevie Wonder / Song Review A Greatest Hits Collection
The Yellow Monkey / Sicks
Adiemus / Adiemus II: Cantata Mundi
Spice Girls / Spice

 →1997年2月7日付の世界7か所チャート


REQUEST
Method Man & Mary J Blige / I'll Be there For You (You're All I Need To Get By)


CHART BREAKERS
Tiger / On The Rose   →PVはこちら(短いです)

This brand new single from roaring rockers Tiger was due to be released in January but had to be put back as the wrong a-side was cut on the 7 inch!
景気上々ロッカー、タイガーのニューシングルは、1月に発売される筈だったが、誤った曲がA面にカットされていたため回収された。
タイガーの1stアルバムWe Are Puppetsからの3rdシングルです。
NMEアワードでは前哨戦と宣伝を兼ねたBrat Bus Tourという、NMEが推す新人4バンドによる英国内ライヴツアーを95年度から行っていますが、タイガーは97年度その一角に食い込みました。NMEは革新的なロックの発掘に余念がない雑誌なので、彼らに新しい要素を感じていたのでしょう。
歪んだギターが強いサウンドですがシンセが入り、メロディーはポップな感じですが、こちらのシングルは更にポップになっています。しかしこのシングルもマイナーヒット止まりでした。
あと以前ファッションセンスを揶揄されたせいか、PVでは服装も気を使っています。こちらに貼ったのはライヴ映像ですが、流石にチェックのシャツはやめたようです。

Daft Punk / Da Funk/Musique
This video from the Parisian dance duo who lifted their name from an old Melody Maker live review, was directed by the infamous Spike Jones.
ダフト・パンクはその名を古いメロディー・メイカー紙のライヴレビューから取っているが、今回、悪名高きスパイク・ジョーンズをディレクターに迎えたデビューシングルをリリースする。

Yatsura (Urusei Yatsura) / Strategic Hamlets

Scottish lo-fi rockers Yatsura provide a sneak preview of their forthcoming LP, which is due out in September with this single, "Strategic Hamlets".
ウルセイが、彼らにとって97年初のシングルを、今年9月発売予定のタイトル未定のニューアルバムからリリース。
グラスゴーのバンド、ウルセイ・ヤツラの新曲です。やかましいギターロックからポップ寄りになっています。
2ndアルバムは98年になってからのリリースになり、この曲はそこに収録されますが、97年にはシングル&B面集コンピ¡Pulpo!がリリースされることになり、まずはそこに収録されることになります。
BEAT UK公式サイトではバンド名がUrusei、日本語解説では「ウルセイ」と表記されていますが…国外向けに省略したのはそっちじゃないんだよなぁ。


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
De La Soul / Capitol - Hannover, Germany  8 February /
Conradsohm - Dombim, Austria  11 February
Audioweb / Fleece & Firkin - Bristol, UK  9 February /
 Hannover Grand - London, UK  10 February
Silver Sun / Joiners - Southampton, UK  10 February /
The Point - Oxford, UK  13 February

NORTH AMERICA
Sheryl Crow / Ryman Auditorium - Nashville, Tennessee, USA  9 February /
 Palace Theater - Louisville, Kentucky, USA  11 February /
 Taft theater - Cincinnatti, Ohio, USA  12 February

ASIA
Boyzone / On Air East - Tokyo, Japan  11 February


FEATURE
NME BRAT AWARDS

1997年度・NMEアワードの結果発表です。
音楽誌NME主催の賞レースであるNME "Brat" アワードは、1953年から現在まで続く歴史ある賞です。
93年度の休催を経て、94年度からはブリット・アワードのパロディ的意味合いを込めて"Brat"が入れられます。そして95年度からは賞レースの宣伝を兼ねた新人4バンドによる英国内ライヴツアー、Brat Bus Tour(後にNME Tourという名になる)が行われるようになりました。
1997年度は1月28日にロンドンのカムデンセンターにて授賞式が行われました。


こちらは授賞式と、会場にいたアーティストのインタビュー映像です。(BEAT UKでは放送されていません)
英国レコード協会主催のブリット・アワードよりNME誌主催のアワードの方が歴史がありますが、こちらの方がショーとしては地味です。
ショー的要素で比較するならば、ティーン雑誌Smash Hitsの賞レースの方がTV向けで、ブリット・アワードより更に派手です。
この頃は直前に宣伝ライヴも行われるようになり、NMEアワードもフルTV中継はないものの大きなイベントになりました。

またBEAT UK公式サイト上では、97年1月14日付HO HOUでノミネート情報が掲載されていました。
ちなみに賞の対象になる期間は、前年度の1月2週目辺りから一年間のようです。

以下のノミネートのうち、太字は受賞アーティストです。
(カッコ内)は、番組内で放送されたPVです。

Vibes Award For Best Dance Act (Voted by NME Writers)
NME誌のライター投票によるダンスアクト賞
 The Chemical Brothers
 DJ Shadow
 Orbital  (Belfast/wasted)
 The Prodigy
 Underword

BEST DANCE ACT (Voted by NME readers)
NME誌の読者投票によるダンスアクト賞
 The Chemical Brothers
 Orbital
 The Prodigy  (Poison)
 Tricky
 Underworld

NME Best Album (Voted by NME Writers)
NME誌のライター投票によるアルバム賞
 Ash / 1977
 Beck / Odelay  (Where It's At)
 Manic Street Preachers / Everything Must Go
 Super Furry Animals / Fuzzy Logic
 Suede / Coming Up

NME Best Solo Artists (Voted by NME Writers)
NME誌のライター投票によるソロアーティスト賞
 Alanis Morissette
 Beck
 Bjork
 Paul Weller
 Tricky

On Award For Best New Band (Voted by NME Writers)
NME誌のライター投票による新人賞
 Geneva
 kenickie
 Super Furry Animals  (Hometown Unicorn)
 Tiger
 Urusei Yatsura

BEST Single (Voted by NME readers)
NME誌の読者投票によるシングル賞
 The Charlatans / One To Another
 Manic Street Preachers / A Design For Life  (A Design For Life)
 Oasis / Don't Look Back In Anger
 The Prodigy / Firestarter
 Suede / Trash

Live Act Of The Year (Voted by NME readers)
NME誌の読者投票によるライヴアクト賞
 AC/DC
 Manic Street Preachers
 Oasis
 The Prodigy
 Suede

Best Album (Voted by NME readers)
NME誌の読者投票によるアルバム賞
 Ash / 1977
 Kula Shaker / K
 Manic Street Preachers / Evrything Must Go
 Suede / Coming Up
 Super Furry Animals / Fuzzy Logic

The Manic Street Preachers scooped the most awards at this year's Brats, for their acclaimed LP, "Everything Must Go", and it's resulting singles.
97年度はマニック・ストリート・プリーチャーズが読者投票による賞を、シングル・アルバム・ライヴアクトの3つ獲得しました。

Miller Genuine Draft Best new Band  (Voted by NME readers)
NME誌の読者投票による新人賞
 Geneva
 Kula Shaker  (Tattva)
 Space
 Spice Girls
 Super Furry Animals

BAND OF THE YEAR (Voted by NME readers)
NME誌の読者投票による年間バンド賞
 Kula Shaker
 Manic Street Preachers
 Oasis  (Shakermaker)
 Pulp
 Suede

Other winners included:-
 Spice Girls / Wannabe (Worst Single of 1996)
 Suede (Radio 1 "Evening Session" of 1996)
 The Prodigy / Firestarter (Best Video of 1996)
 Oasis at Knebworth (Musical Event of The Year)
 Trainspotting (Best Film of 1996)
 Jarvis Cocker (Godlike Genius Award for services to music)

上記にその他の受賞もざっと紹介されていますが、こちらでも独自に記載します。
各賞は新設のもの、その年度または短期間しか存在しない賞などもあり、これから挙げる賞以外にも実際にはもっと部門があったかも知れません。
ノミネートリストがわからないものは、受賞者だけ記載します。
 *以下受賞者はアーティスト別索引に記載しません。

Musical Event Of The Year
ベスト・ミュージカル・イベント賞
 Jarvis vs Michael Jackson at Brit Award  ブリット・アワードのマイケルvsジャーヴィス
 Oasis at Knebworth  ネブワースでオアシスの大規模ライヴ
 Phoenix Festival  フェニックス・フェスティバル
 Reading Festival  レディング・フェスティバル
 T In The Park  T・イン・ザ・パーク・フェスティバル

Best Video
ベストビデオ賞
 Jamiroquai / Virtual Insanity
 Oasis / Don't Look Back In Anger
 The Prodigy / Firestarter
 Spice Girls / Say You'll Be There

Best single
NMEのライター投票によるベストシングル
 Underworld / Born Slippy

Musical Moment Of the Year
最も盛り上がった音楽
 Skinner, Baddiel and the Lightning Seeds / Three Lions
地元開催されたサッカー・ユーロ '96大会のイングランドチーム公式テーマソングでした。ライトニング・シーズは自身のアルバム制作を中断してこの曲を作りました。

Best Radio Show
ベストラジオ番組
 Radio 1 Evening Session
BBC Radio 1の番組で、こちらは昨年度に続く受賞です。

Radio 1 Evening Session Of The Year
BBC Radio 1の番組、Evening Sessionで放送された中からのパフォーマンス賞
 Suede
有名なブリットポップ系バンドは大抵出演歴があります。

Most Desirable Person
最も魅力的な人物賞
 Louise Wener
アイドル系として英国で最も人気があったルイーズです。

Best Film
ベスト映画賞
 Trainspotting
ダニー・ボイル監督と主演のユアン・マクレガーの出世作になったカルト映画、トレインスポッティングです。サントラもヒットしました。

Best TV Show
ベストTV番組賞
 Shooting Stars
ヴィック・リーヴスとボブ・モルティマーがメインホストのバラエティ番組です。

Best Club / Venue
ベストライヴ会場賞
 Brixton Academy
95年、96年に続き3年連続の受賞です。

Godlike Genius Award for services to music
年間で最も素晴らしい行動をした音楽賞
 Jarvis Cocker
マーキュリー賞(秋に行われるアルバムの賞)を受賞した際に、賞金に2万ポンド上乗せした額をチャリティーとして寄付した行動によるものだと思われます。

以下はワースト各賞です。

Worst Single
ワーストシングル
 Fugees / Killing Me Softly
 Los Del Rio / Macarena
 Peter Andre / Mysterious Girl
 Robson & Jerome / What Becomes Of The Broken Hearted?
 Spice Girls / Wannabe
NMEはロック系びいきなので、ポップ系大ヒットは大抵ここです。

Worst Band
ワーストバンド
 Oasis
1997年新設の賞です。アメリカツアーのトラブルや数々のビッグマウスなどで、ゴシップがマスコミの格好のネタになっていました。

Arse Of The Year
Arseは「尻」の意味ですが、最低人物賞的な意味のようです。
 Liam Gallagher
ノエルの言うこと聞いてればいいのになぁ…

Worst Dressed Person
ワーストドレッサー
 Liam Gallagher
リアムは元々ファッショナブルですが、96年に高級ブランドのモデルになったことでやっかみも含まれているでしょう。96年度にはあったベストドレッサー賞は表記がありませんでした。

Biggest Disappointment
最大の残念賞
 The Stone Roses breaking up
ストーン・ローゼズの解散が最も残念な出来事になりました。

The Brat's were originally set up as an alternative to the Brat Awards by the NME who felt they didn't reflect what was really happening in today's music.
英国のレコード協会主催のブリット・アワードがメジャーレーベル主体の賞だったこともあり、ヒットしてもインディー系がノミネートしにくい「実情に合っていない」ものでした。
それに対抗してパロディーのような「Brat」を付け、より実情に合った音楽賞にしている経緯があります。
ただNMEアワードは雑誌単体主宰であり、以前から紙面カラーの性質上受賞がロック系に偏っています。ゆえにポップ系はワースト関連以外受賞機会が少なく、実情云々はお互い様のようです。
最近でも「NMEアワードは女性受賞者が少ない」と揶揄されたことがあります。ロック系は男性が多いので、仕方ないところもあるでしょうか。

歴代NMEアワード勝者一覧  - wikipedia(英語、97年度はワーストバンドと最低人物賞が間違っている)


OTHER CHART HIGHLIGHTS
R&B
The Roots / What They Do
The production team behind The Roots' album, "illadelph halflife" are called Grand Nagaz, and got their name from an alien life-form in Star Trek!

ROCK
U2 / Discotheque
U2's first single, "Discotheque" from their new album "Pop" was produced by Flood and heavily influenced by the current UK dance music scene.


TOP 10
10N  Skunk Anansie / Hedonism (Just Because You Feel Good)

Skunk Anansie have been nominated for a Brit Award in the category of 'Best British Newcomer' alongside Ash, Babybird, Space & the Longpigs.
スカンク・アナンジーは、アッシュ、ベイビーバード、スペース、ロングピッグスなどと並んで、ブリット・アウォードの‘ベスト・ブリティッシュ・ニューカマー’にノミネートされている。
スカンク・アナンシーの2ndアルバムStooshからの3rdシングルです。この曲はシングルチャート最高13位になり、この時点でのバンド最高位になっています。
シングルもそうですがアルバムもヨーロッパで広くヒットしていて、ライヴではこの曲が良く演奏されていたそうです。

 9 ↓   Tori Amos / Professional Widow (It's Got To Be Big)
 8    En Vogue / Don't Let Go (Love)
 7 N  Gabrielle / Walk On By

Gabrielle decided to record this song as a single after it went down a storm when she performed it live on popular UK music TV show, "TFI Friday".
ガブリエルは、英国の人気音楽番組TFI Fridayでこの曲を演奏したところ、嵐のような評判が巻き起こったため、シングルとしてこれをレコーディングすることを決めた。
R&Bポップシンガーのガブリエルが自身の名を冠した2ndアルバム、Gabrielleから最後となる5thシングルカットです。この曲はアメリカのR&Bシンガー、ディオンヌ・ワーウィック(ホイットニー・ヒューストンのいとこ)が1964年にリリースしたシングルのカバーです。
テロップの話は、96年3月26日のTFI Fridayでの放送だったようです。97年にはTop of the Popsでもこの曲を演奏しています。

 6 ↓   Texas / Say What You Want
 5 N  Blue Boy / Remember Me

The Blue Boy are a collective of producers from Scotland who have created this track around the vocals from a long-lost Marlene Shaw b-side.
ザ・ブルーボーイは、長い間失われていたMarlene ShawのB面からのヴォーカルのあちこちからこの曲を創り上げた、スコットランドのプロデューサー集合体。
ブルーボーイはイギリスのAlexis 'Lex' BlackmoreというDJによるシングルです。95年頃まではThe Blue Boyという名義でした。クラブ系のミュージシャンは色々な名義でリリースしていますが、彼の最もヒットした曲でしょう。
この曲は元々リミックスコンピレーションのいち楽曲に過ぎませんでしたが、Jive Recordの目に留まりシングルリリースされることになりました。
この曲はヨーロッパを始めアメリカでも広くヒットし、各国のダンスチャートやシングルチャートに入っています。
これ、聴いていると頭の中でループするんですよね。派手な曲ではないですが、くせになるスルメ曲と言えます。
イギリスには同じ名前のバンドBlueboyがいますが、無関係です。

 4 N  Placebo / Nancy Boy

彼らのアイドル、デビット・ボウイは、先日ニューヨークで行われた、彼の50歳の誕生日記念コンサートへの出演を依頼することによって、プラシーボのアメリカでのキャリア向上を手助けした。
プラシーボは94年に結成されたロックバンドで、マンチェスターのIn The Cityという新人バンドコンテストで1995年度に1位になる実力を持っています。この年のコンテストではクーラ・シェイカーも1位になっていて既にヒットを飛ばしていますが、プラシーボもようやくシングルチャート上位に入って来ました。
この曲は96年7月の1stアルバムPlaceboからの4thシングルで、英国シングルチャート4位に入りました。曲がヒットしたので1stアルバムが更に売れ、後にゴールド認定を受けました。
「ナンシーボーイ」とは男性同性愛者の蔑称のことで、歌詞もセクシュアリティ色が濃く、またPVもなかなかインパクトが強い尖ったもの(PVに棘の使用率が多いということも含めて)になっています。この曲はスウェードのブレットがかつて発言した「自分は同性愛経験のないバイセクシャルだ」という言葉に影響を受けたもののようです。

 3 N  George Michael / Older / I Can't Make You Love Me   PVはOlder

This, George's 4th single and title track from the album, "Older" is released with a CD Rom package which reveals his plans to launch a record label.
アルバム“Older”からの4曲目のカットで、タイトル曲となるこのシングルは、明らかに彼が自分のレコードレーベルを発足させようという計画を示唆するCD Romパックと共にリリースされた。
ジョージ・マイケルの96年5月リリースの3rdアルバムOrlderからのタイトルトラックです。このシングルはThe Older EPという体でリリースされ、I Can't Make You Love Meと両A面シングルになっています。
先のシングルカット3枚がチャート1位だったのですが、流石に4枚連続とはゆかず、この曲は最高3位となっています。しかしシングルカット曲が全て3位以内というのは快挙で、後にリリースされるシングルカットもそれに続くことになります。

 2 ↓   White Town / Your Woman


ON STAGE
The Prodigy / Their Law

1996年7月18日(木)、Phoenix Festival '96からプロディジーのステージです。


NO.1
     N     Blur / Beetlebum

Blur's long awaited return to the live circuit is taking place in smaller venues mainly because the band prefer it play in more intimate surroundings!
デーモンは、ブラー待望のライブツアーは、彼らが更に私的な環境の中で、単純にもっとハッピーにプレイ出来るよう、小さな会場で行われるだろう、と説明している。
今週回でNMEアワードの結果発表特集がありましたが、ブラーは何も引っかかりもせず、このまま終わってしまうのかとも思える程でした。
人気がある故にマスコミのイエロー・ジャーナリズムに晒されたことも影響しているようで、バンド内の雰囲気も悪く一時活動停止していたほどでした。
しかし話し合いの結果メンバーが和解し、アメリカのオルタナティブロック志向に寄せたサウンドになり、97年の1月にこのシングルをリリースしました。
とは言っても、これから行くぜ!!的な曲ではなく、beetleというおくすりの中毒になったbum(クズ野郎)の歌です。
歌詞は当初デーモン自身のことなのかと思ったのですが、実際にはデーモンの彼女であるエラスティカのジャスティーンのことだったようです。この頃97年リリース予定の2ndアルバム製作をしていたはずのエラスティカですが、既におくすりにハマってレコーディングどころではなかった模様。
それはさておき、ブラーはこのシングルでチャート1位を獲得し、97年2月10日には5thアルバムをリリースします。



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