1995年12月22日のオンエア情報です。

1995年度のチャート情報は今週回でラストになり、次週は年末総括になります。

1995年の英国音楽界を振り返ると、今でも忘れられない事件があります。
その事件とは1995年2月1日に起きた、マニック・ストリート・プリーチャーズのギタリストであるリッチー・エドワーズの失踪事件です。これに関しては出所不明の噂もたくさん流れていて、外国で見かけたといういくつかの証言もあったりして、当時大騒ぎになっていました。
95年にマニックスは活動を休止せざるを得なくなり、解散も視野に入れていたようですが見事復活、その後国民的バンドに成長しています。
リッチーは現在でも発見されておらず、2008年に死亡が宣告されました。


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字
はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
日本語の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません。ご了承ください。


BEAT UK  December.22.1995 On Air 
Voice / Neil Fox

TOP 20
20   Skee-Lo / I Wish
19   Enya / Anywhere Is
18   Blur / The Universal
17 N Mary J Blige / Natural Woman
Her 4th hit of the year is yet another cover after Rose Royce, Marvin Gaye Mary Jane Girls & thie Aretha cover.

16   Prince / Gold
15 N Pearl Jam / Merkinball  PVなし
Taken from the recent Neil Young/Pearl Jam album 'Mirror Ball' the boys release their 2nd single of the year.

14   Robson & Jerome / I Believe
13 N ChildLiners / Gift Of Christmas
The third of a succession of childrens charity releases is this featuring MN8, Boyzone, East 17 & Michelle Gayle.

12   Passengers / Miss Sarajevo
11   Mariah Carey & Boyz II Men / One Sweet Day


ON STAGE
Jhelisa / Friendly Pressure
ジュリサ・アンダーソンのステージです。95年6月2日回と、95年6月23日回で放送されたものと同じステージのようです。同じ映像は発見できませんでした。


NEW RELEASES
Ali and Kibibi Campbell / Somethin' Stupid
Having just recently launched his solo career, Ali releases his latest single featuring his eldest daughter.

Suggs / The Tune
Suggs is back again with the third single from debut album 'The Lone Ranger' produced by Tommy D.

Green Day / Stuck With Me
With their debut LP selling more than typical rock classics like 'Nevermind' & 'Zooropa' their 2nd is also doing well.


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
21  Bjork / Post
20  The Rolling Stones / Stripped
19  Def Leppard / Vault: Greatest Hits
18  Black Grape / It's Great When You're Straight...Yeah  (Kelly's Heroes)
17  Boyzone / Said and Done
16  The Lightning Seeds / Jollification
15  Michael Jackson / HIStory: Past, Present and Future, Book 1
14  Paul Weller / Stanley Road
13  Celine Dion / Colour Of My Love
12  Janet Jackson / Design Of A Decade
11  Mariah Carey / Daydream
10  Elton John / Love Songs  (You Gotta Love Someone)
  9  Blur / The Great Escape
  8  Enya / Memory Of Trees
  7  Madonna / Something To Remember
  6  The Beatles / Anthology 1
  5  Pulp / Different Class
  4    Simply Red / Life
  3    Queen / Made In Heaven  (Heaven For Everyone)
  2    Robson & Jerome / Robson & Jerome
  1    Oasis / (What's The Story?) Morning Glory  (Roll With It)


WORLD ALBUM CHART
AMSTERDAM
Queen / Made In Heaven
The Rolling Stones / Stripped
Simply Red / Life
Mariah Carey / Daydream
R. Kelly / R.Kelly

PARIS
Elton John / Love Songs
The Beatles / Anthology 1
Celine Dion / D'Eux
The Cranberries / No Need To Argue
Queen / Made In Heaven

TOKYO
My Little Lover / evergreen
Enya / Memory Of Trees
Ace Of Base / The Bridge
Queen / Made In Heaven
Madonna / Something To Remember


REQUEST
Van Halen / Jump (Live version)


CHART BREAKERS
Nicolette / No Government

Having recently been with Massive Attack on their latest LP, Nicolette releases her debut solo single.
1990年デビューのスコットランド出身のシンガー、ニコレットは様々な電子系アーティストのゲストヴォーカル(マッシヴ・アタックのSlyなど)で注目を集め、ようやくソロ作品が日の目を見る時代になりました。
この曲は92年のデビューアルバムNow Is Earlyからの曲で、95年にシングルとしてリリースされました。サウンドはヒップハウスユニットShut Up and Danceが製作しています。リリース当時は注目されていないようでしたが、これは「時代が追い付いていなかった」と言える典型です。まさにアルバムタイトルのNow Is Early、そのものです。

The Flaming Lips / Bad Days

Due to tour Europe in February '96 this is the first single from their forthcoming LP 'Clouds Taste Metallic'.
アメリカのバンド、ザ・フレーミング・リップスは1983年に結成されたロックバンドです。デビューは1986年で、92年の5thアルバムHit to Death in the Future Headから、大手レーベルのワーナーからリリースし、現在まで続いています。
この曲は95年9月にリリースされた7thアルバムClouds Taste Metallicからの1stシングルで、映画「バットマン・フォーエヴァー」でも使われています。
この5thアルバムは2015年にHeady Nuggs: Clouds Taste Metallic 20 Years Later: 1994-1997という、豪華な20周年記念盤がリリースされています。CDは3枚組ですが、アナログ盤はLPやEPが入っているマニアやファンには嬉しい仕様になっていました。

Baby D / So Pure
Baby D release their third single of the year taken from their debut LP 'Deliverance' out in the new year.


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Iron Maiden / IJsselhallen - Zwolle, Holland  23 December
  →当日のセットリスト

The Stone Roses / Sheffield Arena - Sheffield, England  28 December /
 Wembley Arena - London, England  29 December
 →29日のセットリスト 
 放送では日付が逆になっていました。両日とも同じ曲順です。

Black Grape / Ulster Hall - Belfast, Northern Ireland  30 December /
 Point Theatre - Dublin, Ireland  31 December
 30日は同じ会場でTherapy?、Ash、Joyrider(共に北アイルランドのバンド)の公演があったようですが、Black Grapeが出演したかはわかりませんでした。

NORTH AMERICA
BB King / The Coach House - San Juan Capistrano - California, USA  26 December /
 Strand Supper & Dance Club - Redondo Beach, California, USA  27 December
Lenny Kravitz / Blockbuster-Sony Music Entertainment Centre - Camden, New Jersey, USA  27 December

ASIA
Ray Charles / Geijutsu Gekijo - Nagoya, Japan  23 December /
 Hotel New Otani - Osaka, Japan  24 December


FEATURE
BATTLE FOR CHRISMAS NUMBER 1

1995年度のクリスマス・チャートNo.1レースの特集です。
毎年恒例、BEAT UKでも毎回特集しているクリスマス特集。英国のクリスマス週におけるシングルチャート1位というのは、特別なお祭りのようなムードがあります。
クリスマスだから、というのもあるでしょうが、何でも賭けの対象にする英国の「ブックメーカー」業者がクリスマス週のシングル1位を賭けの対象にしているのも大きいと思います。
現在では1位だけではなく、シングルチャート2位も賭けの対象になっているようです。

テロップにあるオッズの読み方は
2-1の場合、1賭けて当たれば3返って来る(2+1=3)
9-2の場合、2賭けて当たれば11返って来る(9+2=11)
3-5の場合、5賭けて当たれば8返って来る(3+5=8)
という具合です。外れれば何も返って来ません。

(カッコ内)は、英国公式シングルチャートのクリスマス週の順位です。BEAT UKチャートではありません。

Michael Jackson / Earth Song  (1位)
With Christmas fast approaching many artists are joining the race for the No 1 this being one of the top contenders.
英国シングルチャートでは、マイケル・ジャクソンのこの曲が12月9日週から1位です。この曲は6週連続の1位ということで、95年度のクリスマスNo.1でした。

Queen / A Winter's Tale  (13位)
In the UK people gamble on who is going to be number 1, this latest from Queen is at odds of 9-2.
クィーンのアルバムMade In Heavenからの2ndシングルです。クィーンは1975年と1991年のクリスマス週にBohemian Rhapsodyで1位になっています。

The Beatles / Free As A Bird  (8位) Frank Brunoは28位
Their first single for 25 years is this which has adds of 5-1, also in the running is Frank Bruno at 40-1.
ビートルズは1963~65年のクリスマス週に3年連続で1位、67年も1位、更に63年と67年にはワンツーフィニッシュを飾っています。
テロップにあるフランク・ブルーノはイギリスのプロボクサーで、この時期はWBCヘビー級王者でした。サバイバーのEye of the Tiger(ロッキー3のテーマソング)のカバー曲をリリースしていたようです。

ChildLiners / Gift Of Christmas  (11位)

主にアイドル系グループが集まって製作されたチャリティーソングです。曲はイースト17のトニー・モルティマーと、マネージャーのトム・ワトキンスが作り、ラップ部分はCJルイスが作っています。
参加者はイースト17、CJルイス、バックストリート・ボーイズ、ボーイゾーン、アルティメット・カオス、ダニー・ミノーグ、レットルーズ、MN8、チャイナ・ブラック、デュース、EYC、ウエストエンド、ミシェル・ゲイル、ナイトクローラーズ、ピーター・アンドレ、シーン・マグワイアなどです。

Michael Barrymore / Too Much For One Heart  (25位) Whigfieldは31位
Michael Barrymore is a popular UK TV presenter, his odds are 40-1 with Whigfield in at odds of 50-1.
マイケル・バリモアは有名なTV司会者で、1970年代から活躍しています。歌は専門ではないようですが、80年代にも2枚のシングルを出していたことがあります。チャートアクションは今回が一番高くなりましたが、最高位は25位でした。
ウィッグフィールドはワム!のLast Christmasのテクノカバーシングルを出しています。

Boyzone / Father And Son  (3位)

既にチャートに入り、公式シングルチャートでは5位付近をうろうろしていましたが、クリスマス前週には2位になっています。

The Mike Flowers Pops / Wonderwall  (2位)

This Oasis cover has odds of 5-2. Next week watch for who gets the Christmas number one spot.
マイク・フラワーズという人が中心となっているプロジェクトで、主にこの当時流行っている曲をレトロ・ラウンジ的にアレンジするバンドです。このカバー元はこの時期でもまだチャートに入っているオアシスの名曲Wonderwallです。ラジオ局BBC1では「この曲がオリジナルです」と冗談で紹介したところ、レーベルの人から作曲者のノエルに対し「本当に作ったのか」と尋ねられた、という話もあります。(本当かなぁ)
いくらワンダーウォールが名曲だからといってもどうなのこれ、期待値高すぎ…とお思いかもしれませんが、当時は結構話題になったのです。この曲はクリスマス週に初登場2位になりました。

ここでは英国オフィシャルシングルチャートのことを書きましたが、BEAT UK独自チャートはどうなるか、次週が楽しみです。
次週はもう年末特番に入ってしまうのでチャート情報はないのですが、次週エンディングでNo.1の曲を流すので、発表をお楽しみに!

英国のクリスマスNo.1シングルのリスト

2017年度は、エド・シーランのPerfectがクリスマスNo.1でした。→コメント


ON STAGE
Cornershop / 6AM Jullandar Shere

コーナーショップのステージです。動画元には1995年6月20日の公演と書かれていました。これは95年9月30日回のBEAT UK番組後のミニコーナーで取り上げられた公演と一致します。
このライヴは95年7月28日回でも放送されています。


OTHER CHART HIGHLIGHTS
RAP
Benz / Boom Rock Soul
With rap still holding tight in the charts, Coolio, Skee-Lo, Bones Thugs 'N' Harmony & this are all doing well.

ROCK
The Presidents Of The USA / Lump

In the rock charts this week alongside Garbage, Bon Jovi & Offspring is this new one from 'The Presidents of USA'.
1993年結成のアメリカのロックバンドです。正確にはThe Presidents of the United States of Americaと表記するのですが、長いのでPUSAとかPresidentsと略されます。
この曲は1stアルバムThe Presidents of the United States of Americaからの2ndシングルで、バンドの代表曲の一つであり、90年代オルタナティヴロックの中でもかなりヒットしたものになりました。
有名になったので、パロディーサウンド製作(オマージュと呼ぶべきかもしれないが)でお馴染みの ’ウィアード’・アル・ヤンコビックの餌食となり、サウンドはそのままに、映画「フォレスト・ガンプ」と組み合わされたパロディーカバーが製作され、PVもオマージュされています。
 →アル・ヤンコビックのパロディバージョン


TOP 10
10  Pulp / Disco 2000
 9→ Eternal / I Am Blessed
 8   Oasis / Wonderwall
 7→ Coolio featuring LV / Gangsta's Paradise
 6   Boyzone / Father And Son
 5   Everything But The Girl / Missing
 4   Bjork / It's Oh So Quiet
 3 N Luther Vandross & Janet Jackson / The Best Things In Life Are Free

Taken from the soundtrack of the '92 film 'Mo Money', Luther re-releases this track featuring Janet Jackson.
この曲はルーサー・ヴァンドロスとジャネット・ジャクソンによる1992年の曲で、映画Mo' Moneyで使用されたものです。95年にリミックスされ、クリスマスソングとして再発されています。リミックスはマンチェスターのハウスユニットK-Klassによるものです。PVは映画仕様になっていますが、リミックスバージョンでもPVは92年版と同じもののようです。

 2   Michael Jackson / Earth Song


ON STAGE
Jhelisa / Whirl Keeps Turning
前半と同じく、ジュリサ・アンダーソンのステージです。同じ映像は発見できませんでした。


NO.1
    N   The Beatles / Free As A Bird

This is their 27th top ten hit going straight in at No.1 making this their 18th No.1 beating Elvis who had 17.
ビートルズ名義としては25年ぶりのシングル曲です。この曲は既に亡くなっているジョン・レノンの未発表デモテープを元にして、残りの3人のセルフプロデュースで製作したものです。
アルバム「アンソロジー1」のオープニングナンバーでもあり、当時は未発表の音源が発見された!と、かなり話題になっていましたが、実際には1977年頃のデモ音源を元にしたもので、ビートルズとしての未発表音源ではなかったようです。
オフシャルシングルチャートでは、最高位2位になっています。



ブログランキング参加しています。記事がお気に召しましたらよろしくお願いします。

Now Is Early
Nicolette
K7
1998-06-16


    mixiチェック

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット