1995年10月27日のオンエア情報です。

イギリスの最新曲をチェックするのにBEAT UKは多大な助けになり、アメリカのチャートとは違った音楽をたくさん知ることができました。
色々と記事書いたり調べたりしているのですが、個人的に最も注目したいのはCHART BREAKERSコーナーだと思っています。
ここから人気の出るアーティストもいますが、イギリス以外のヨーロッパ圏のアーティストや、知名度はなくとも通なアーティストが多く紹介されるので、今更ながらこんなアーティストいたんだなと思わせてくれます。


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字
はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
日本語の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません。ご了承ください。


BEAT UK  October.27.1995 On Air 
Voice / Neil Fox

TOP 20
20 N The Shamen / Transamazonia  PVなし
this is the follow up to their huge comeback single 'Destination Eschaton' taken from their album 'Axis Mutatis'.

19 R Smokie / Living Next Door To Alice
18 N 2 Unlimited / Do What's Good For Me
After a break of over a year, the Dutch couple return to regain their crown as the top European dance act.

17   N-Trance / Stayin' Alive
16   Michael Jackson / You Are Not Alone
15 N Beverly Knight / Flavour Of The Old Skool
R&B singer Don-E's 22year old cousin from Wolverhampton, debuts with her own blend of funland swingbeat.

14 N Marion / Let's All Go Together

After a successful stint supporting Morrissey on his recent tour, the Mancunians release their latest single.
マリオンの4thシングルで、バンドの中では代表曲といえるものです。マリオンは93年結成のグラムロック色の強いバンドで、94年にラフ・トレードからデビューします。その後すぐロンドンレコードと契約し、96年には1stアルバムをリリースします。
バンドはアルバム2枚で解散してしまいますが、ギタリストのフィル・カニンガムは後にニュー・オーダーに加入します。拾われた、みたいな書かれ方をされることもありますが、この時すでにレーベルメイトでもありますし、2ndアルバムのプロデューサーだったジョニー・マーとのつながりを経て、エレクトロニックで一緒にツアーを回った実績もあるので、相応の信頼があったからこそなのでしょう。
バンドは再結成していますが、解散以前からのヴォーカルのジェイミーの薬物依存は根深く、逮捕されツアーがキャンセルになったりしています。

13   The Rembrandts / I'll Be There For You
12 N Soul II Soul / I Care
Back after a two year absence, Jazzie B and the crew return to the charts with the 2nd single from their new LP.

11   Mariah Carey / Fantasy


ON STAGE
Spearhead / Positive
1995年7月16日(日)、Phoenix Festival '95四日目からのステージです。同じ映像は発見できませんでした。


NEW RELEASES
Tears For Fears / Raoul And The Kings Of Spain
With a career spanning 14 years, Tear For Fears continue their success with this title track from their new LP.

East 17 / Thunder
The lads from Walthamstow return with this new single from their next LP written by frontman Tony Mortimer.

New Power Generation / Count The Days
Featuring vocals from the uncredited Prince, this single is the latest to be released from the NPG's self titled LP.


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
21  Fleetwood Mac / Time
20  Dubstar / Disgraceful  (Anywhere)
19  Shaggy / Boombastic
18  AC/DC / Ballbreaker
17  Prince / The Gold Experience
16  Iron Maiden / The X Factor
15  TLC / Crazy Sexy Cool
14  Celine Dion / D'eux
13  Alanis Morissette / Jagged Little Pill
12  Menswear / Nuisance  (Stardust)
11  The Beautiful South / Carry On Up The Charts
10  Wet Wet Wet / Picture This
  9  k.d. lang / All You can Eat
  8  Green Day / Insomniac
  7  Blur / The Great Escape
  6  Michael Bolton / Greatest Hits 1985-1995  (Can I Touch You There?)
  5    Paul Weller / Stanley Road
  4    Mariah Carey / Daydream
  3    Janet Jackson / Design Of A Decade
  2    Oasis / (What's The Story?) Morning Glory
  1    Simply Red / Life  (Fairground)


WORLD ALBUM CHART
PARIS
Mariah Carey / Daydream
Celine Dion / D'eux
Tears For Fears / Raoul & Kings of Spain
Simply Red / Life
Janet Jackson / Design Of A Decade

TOKYO
Mariah Carey / Daydream
Oasis / (What's The Story?) Morning Glory
Janet Jackson / Design Of A Decade
Scatman John / Scatman's World
Simply Red / Life

BARCELONA
Gloria Estefan / Abriendo Puertas
Various Artists / Serrat... Eres Unico
El Ultimo De La Fila / La Rebelión de los Hombres Rana
Prince / The Gold Experience
Mariah Carey / Daydream


REQUEST
Supergrass / Caught By The Fuzz


CHART BREAKERS
Gavin Friday / Angel

The Dubliner has teamed up with Tim Simeon of Bomb The Bass fame on this latest track from his LP 'Shag Tobacco'.
ギャヴィン・フライデーはアイルランドのミュージシャンで、70年代後半から1986年までVirgin Prunesというポストパンクバンドを組んでいました。バンドはU2と縁が深く、メンバー同士幼馴染や兄弟だったりしますが、U2がメジャー路線だったのに対し、プルーンズは前衛的なバンドでした。バンド脱退後Maurice Seezerと組んで、1989年にソロデビューします。
この曲はネリー・フーパーがプロデュースした96年リリースの3rdアルバムShag Tobaccoからのシングルで、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ロミオ&ジュリエット」にも使われます。
ギャビン・フライデーは映画音楽にも色々関わっていて、93年の映画「父の祈りを」ではボノの伝手で3曲提供していました。

Mayte / If You Love Me Tonight
This is the debut single from Spanish born Mayte, who has been a member of Prince's NPG for over two years.

Understand / Southend
Originally from london, Understand are now based in Southend & have released this suitably titled single.


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Menswear / Roadmender Centre - Northampton, UK  31 October
Foo fighters / Zeleste - Barcelona, Spain  31 October
Cypress Hill / Elysee Montmartre - Paris, France  31 October

ASIA
Alanis Morissette / The Garden Hall - Tokyo, Japan  4 November
Lenny Kravitz / Osakajo Hall - Osaka, Japan  1 November
Blur / Koseinenkin Kaikan - nagoya, Japan  3 November

NORTH AMERICA
Shaggy / Majestic Theatre - Detroit, Michigan, USA  2 November
Ozzy Osbourne / Schnitzer Concert Hall - Portland, Oregon, USA  3 November
Pearl Jam / Spartan Stadium - San Jose, California, USA  4 November


FEATURE
OLD FACES NEW BAND

バンド今昔特集です。
デビューするバンドもいれば、解散するバンドもたくさんいます。新バンドといいつつ、過去に有名バンドのメンバーだった人がやっている、新人とは言えない人達も結構います。
今週はそんな新人とは言えない1995年デビューの新人と、その新人やバンドメンバーが過去在籍していた、または95年当時でも同時に在籍しているバンドの紹介です。
今回は旧バンドのPVを貼ってゆきます。

The La's / Feelin'

リヴァプールのバンド、ラーズは1983年結成で、デビューは1987年です。1990年に1stアルバムThe La'sをリリースするのですが、バンド側が納得しないままにレーベルが勝手にプロデューサーに完成させたものです。バンドとしては非常に不本意なリリースでしたが、世間の評価は非常に高く、現在においても名盤アルバムとして知られています。
91年末にベーシストのジョン・パワーが脱退し、解散状態になってしまいました。もう一人のフロントマンのリー・メイヴァースは、94~95年にかけてドッジーやオアシスのサポートアクトをしています。

Cast
/ Alright  →動画を見る
Liverpudlian John Power, formerly of the La's has formed a brand new band who are storming the charts.
ラーズを抜けたジョン・パワーは92年に新バンド、キャストを結成。95年7月にはデビューシングルFine Timeをリリースし、新人バンドのデビュー曲として初登場17位に入る華々しいデビューを飾ります(それまではオアシスのSupersonicの31位が最高位だった)。10月には1stアルバムAll Changeをリリースし、全世界で100万枚以上売れるヒットになりました。

その後ブリットポップの終息と共に、2001年キャストは解散し、2005年にラーズは再結成。サマーソニックにも出演しました。以後ラーズは散発的に活動と休止を繰り返しますが、新曲は未だ出していません。
キャストは2010年に再結成し、以後3枚アルバムをリリースしています。


Happy Mondays / Sunshine Of Love

マンチェスターのバンド、ハッピー・マンデーズは1984年結成、1985年にデビューします。マンチェスターというと、80年代後半から90年代初頭にかけてマッドチェスター・ムーブメントがありましたが、享楽的でダンス的要素のあるサイケロックバンドだったハッピー・マンデーズは、その中心的バンドでした。
93年にブーム終息と共に解散しています。

Black Greape / Reverend Black Grape  →動画を見る
Former members of the conroversial Happy mondays, Shaun & Bez return to the scene with a crisp new venture.
ハッピー・マンデーズを解散した93年に、バンドのフロントマンだったショーン・ライダーが、バンドメンバーだったベズなどと結成したバンドです。ハッピー・マンデーズを更にサイケにした感じのサウンドで、ほぼ後継バンドであります。相変わらずベズもいるし。

その後ブラック・グレープは98年に解散し、99年に金銭的事情でハッピー・マンデーズを再結成したところ、評判が良かったのでそのまま継続、2007年にはアルバムもリリースしています。
ブラック・グレープは2010年に一度再結成し、2015年からは本格的に再始動(ベズ抜き)、2017年8月には20年ぶりのアルバムを出しています。


Madness / House Of Fun

マッドネスは1976年に前身となるThe North London Invadersとして結成され、以後メンバー変更を経て1979年にマッドネスと改名し、デビューしました。
イギリスでは、レゲエから発展した2トーン・スカバンドが70年代後半から台頭し、マッドネスはその代表格のバンドです。この曲「House Of Fun」は1982年にシングルチャートで1位になりました。アメリカでは「Our House」がヒット、日本では車のCMに「In The City」が使われていました。マッドネスのバンドカラーを色濃く出しまくった、今考えるとすごいCMでした。
1986年に解散しましたが、88年に一部メンバーで再結成し、1992年にオリジナルメンバーで再結成、活動を継続しています。

Suggs / Camden Town  →動画を見る
Ex-frontman of the best two tone band ever, Suggs has returned from the 'dead' to pursue a solo career.
マッドネスのヴォーカリストであるグラハム・マクファーソンことSuggsのソロ作は、マッドネスの再結成後すぐに製作され、95年にデビュー。バンドメンバーもPVに出演するなど、良い関係を保っています。

その後Suggsはソロアルバムを3作リリースし、同時にマッドネスとしての活動も継続しています。また、イギリスではラジオDJ、テレビドラマ、プレゼンターとして出演するなど、活動の幅を広げてゆきます。


Nirvana / Come As You Are

ニルヴァーナは1987年結成、1988年デビュー。1990年にデイヴ・グロールが加入し、最終的なメンバー体制になります。1991年リリースの2ndアルバムNevermindが大ヒット、シングル「Smells Like Teen Spirit」はアルバムと共に音楽史に残る曲になっています。
1994年4月8日にフロントマンのカート・コバーンが亡くなり、バンドは解散しました。

Foo Fighters / I'll Stick Around

After the very sad departure of Kurt Cobain, Dave Grohl returns with his vibrant new project The Foo fighters.
ニルヴァーナの元ドラマー、デイヴ・グロールが1994年に活動開始。ニルヴァーナ時代から曲を書き溜めていたようで、ニルヴァーナ時代も一曲、彼の曲があります。95年6月に1stシングルThis Is A Call でデビューし、7月には1stアルバムFoo Fightrsをリリースしました。1st、2ndアルバムはほぼ一人で全ての楽器を担当したようです。

その後フー・ファイターズはしばらくバンドメンバーが安定しませんでしたが、1999年にほぼ固定。2017年までに9枚のアルバムリリース、音楽関連の賞多数など、とても成功したロックバンドとなりました。一時活動休止が宣言されましたが、休みもそこそこに新作を出すなど、非常に精力的な活動をしています。
また、ニルヴァーナは2014年にロックの殿堂入りをしています。


UB40 / Can't Help Falling In Love

UB40は1978年にバーミンガムで結成されたレゲエバンドです。70年代後半はレゲエから発展した2トーン・スカバンドが台頭していた時代で、UB40もその流れの中ロックやポップ要素を取り入れてヒットしますが、マッドネスやスペシャルズとは違い、レゲエ要素のより強いバンドです。
この曲は93年リリースのエルヴィス・プレスリーのカバーで、映画「硝子の塔」でテーマ曲となって、世界的ヒットになりました。

Ali Campbell / Let Your Yeah Be Yeah  →動画を見る
Recently split after many, many years together, Ali Campbell has gone solo and has already had a top 10 hit.
アリ・キャンベルはUB40のリードシンガーで、95年にソロデビューしました。ソロ活動をする前には、パト・バントンの曲で、キャンベル兄弟がゲスト出演もしています。同年1stアルバムLet Your Yeah Yeah Be Yeahをリリースしました。この曲はジミー・クリフが作った曲のカバーです。

その後UB40は解散せずに現在でも活動する、イギリスを代表するレゲエバンドであり続けています。
アリ・キャンベルはUB40を2008年に脱退し、ソロ活動へ専念します。UB40は新ヴォーカルとして、もう一人の兄ダンカン・キャンベルを加入させました。マキシ・プリーストがメインヴォーカルをとったこともあります。
2011年にはメンバーが運営していたレーベル閉鎖に伴い、破産宣告をしたりしていました。


Silverfish / Damn Fine Woman

シルバーフィッシュは1988年結成のパンク色の強いロックバンドです。1989年にデビューし、1991年にはクリエイション・レコードに移籍します。女性ヴォーカリストのレズリー・ランキンが歌うセクシャルな歌詞を特徴としていました。バンドは93年に解散しています。
今回放送された映像は、BEAT UKの93年6月26日回で放送されたON STAGEコーナーからのものでした。(PVはこちら

Ruby / Paraffin

Lesley Rankine formerly of Silverfish has come back with a completely new and surprising softer sound.
バンド解散後、アメリカのシアトルに渡ったレズリーは、スーパーバンドPigfaceでの活動で知り合ったマーク・ウォークと組んでRubyを始めました。この頃流行っていたトリップホップを取り入れた電子系音楽で、95年に1stアルバムSalt Peterでデビュー。この曲は1stシングルで、9月にリリースしたばかりです。シルバーフィッシュ時代とは全く違う、落ち着いたヴォーカルスタイルでした。

その後Rubyは2001年まで3枚のアルバム(うち1枚は1stのリミックス)をリリースしました。現在はレズリーのみの一人バンドとして活動し、2013年にニューシングル、2014年にニューアルバムをリリースしています。


ON STAGE
Pitchshifter / Triad

1995年7月15日(土)、Phoenix Festival '95三日目(メインステージは二日目)から、ピッチシフターのステージです。ミクスチャーメタルのバンドはなかなか紹介されないので貴重だと思います。映像は放送と同じものでした。


OTHER CHART HIGHLIGHTS
ROCK
Whatever / Hooked On Monday  →動画を見る
These Newcastle punk rockers enter the rock chart with their debut hot on the heels of Green Day & Offspring.

RAP
Coolio featuring LV / Gangsta's Paradise
Coolio is topping the charts in the US & now continues Rap's widespread popularity in the UK with this latest.


TOP 10
10→Louise / Light Of My Life  PVなし
 9   Nick Cave & The Bad Seeds with Kylie Minogue / Where The Wild Roses Grow
 8   Shaggy / Boombastic
 7 N Wild Child / Renegade Master  PVなし
Remixed, retitled & re-released, this single first hit club charts in May as 'Legends Of The Dark Black Part 2'.

 6 N Eternal / Power Of A woman

After the much publicised split with former member Louise, Eternal jump back with their 1st single as a 3 piece.
エターナルの2ndアルバムPower of a woman からの先行シングルとして10月はじめにリリースした曲です。唯一の白人メンバーだったルイーズが抜け、3人編成になってから初めてのシングルになります。ルイーズもチャートインしているので、多少は対抗意識もあったかもしれません。
2ndアルバムはチャート6位に入り、ますます勢いが付いています。

 5 N Ash / Angel Interceptor
These teenage rockers enter the top twenty with the third single from their exciting debut album 'Trailer'.

 4   Def Leppard / When love & Hate Collide
 3 N Josh Wink / Higher State of Consciousness  PVなし

Philadelphia based dance guru Josh is also renowned for his work with the likes of Rozalla & The Digable Planets.
ジョシュ・ウィンクは、アメリカのフィラデルフィア出身のDJプロデューサーで、ティーンの頃からDJをしていました。この曲は94年のコンピレーション盤に入っていたものが先にあり、95年にリミックスされシングルになりました。アシッドハウスをベースに、アンビエントやドラムンベースなどをも取り込み、以後も活躍することになります。
1stアルバムLeft Above The Clouds はWink名義で、日本盤も出ていました。

 2→ Simply Red / Fairground


ON STAGE
Spearhead / Piece Of Peace
前半と同じく、Phoenix Festival '95からのステージです。同じ映像は発見できませんでした。


NO.1
  →   Pulp / Mis-Shapes




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Shag Tobacco
Gavin Friday
Polygram Records
1996-01-23


    mixiチェック

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