1995年9月1日のオンエア情報です。

今週分は「オアシスvsブラーの結果発表」という時代を象徴するような放送ということで、ネット上にはCM付き放送動画が上がっています。
それをここに貼ってしまえば済むのですが、動画が消される可能性を念頭に置き、いつものようにデータ起こしに励んでゆきます。
時間があれば動画も観て、懐かしさに浸ってみてはいかがでしょうか。


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字
はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
日本語の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません。ご了承ください。
この週はネット上に動画がありました。


BEAT UK  September.01.1995 On Air 
Voice / Neil Fox

TOP 20
20   Boyzone / So Good
19   Diana King / Shy Guy
18 N Happy Clappers / Hold On
Hot on the heels of their debut chart success 'I Believe', comes the Newcastle band's second hit single.
ハッピー・クラッパーズは1994~97年くらいに活動していたハウスグループで、この曲は95年にリリースされた2ndシングルです。グループの最も有名な曲は1stシングルのI Believeで、何度か再発されていたり、グループの解散後の2002年にアメリカ人DJのChris Coxによるリミックスがヒットしています。
この曲はオフシャルチャートで最高27位になりました。

17 N The Real McCoy / Come And Get Your Love

This is the Germany based group's latest hit dance track following their last smash hit single 'Runaway'.
アメリカ進出を機にMC Sar名義を取り、リアル・マッコイ名義になったドイツのグループです。メンバーはフロントマンのO-JayことOlaf Jeglitzaと何人かのヴォーカリストがいますが、この時代にはKarin Kasarという人がアルバムの女性声パートをやっています。

16   Seal / Kiss From A Rose
15 N Michelle Gayle / Happy Just To Be With You
The former soap star returns to the charts with her third single, sampling a bassline from the '70s band Chic.

14   The Connells / '74-'75
13   The Outhere Brothers / Boom Boom Boom
12   Deuce / On The Bible
11 N Xpansions / Move Your Body
The original of this Xpansions track was a hit back in 1991, this remix is fronted by singer Lizzie D.


ON STAGE
The Charlatans / Just When You're Thinkin' Things Over
1995年7月16日(日)、Phoenix Festival '95の4日目からのステージ。シャーラタンズの最新シングル曲です。動画は一応あったのですが個人撮影のものらしく、放送と同じ動画ではありませんでした。おとなしく放送のモノ見てくださいってことですか。


NEW RELEASES
Lenny Kravitz / Rock And Roll Is Dead

The US musician returns to the charts with a brand new single from his fourth album 'Circus'.
レニー・クラヴィッツの4thアルバムCircusが9月にリリースされますが、この曲は7月リリースの先行シングルです。イギリスでの人気が先行していた感じもありますが、アメリカでも認知度が上がり、アルバムチャートで初めてTOP10に入りました。
この曲は日本でも車のCMソングとなっていたので、聞き覚えのある方も多いと思います。

Ali Campbell / Let Your Yeah Be Yeah
UB40's frontman Ali, has released his 2nd solo single, but continues to work on UB40's next album.
UB40のキャンベル兄弟の弟で、ソロとしては3rdシングルになります。これはジミー・クリフが作りThe Pioneersというグループがヒットさせたもののカバー曲です。

Mike And The Mechanics / Another Cup Of Coffee
Mike and his Mechanics return with the 3rd single from their successful 'Beggar On A Beach Of Gold' album.
ジェネシスのメンバーであるマイク・ラザフォードのバンドです。サイドプロジェクト的扱いを受けていますが、80年代にはヒット曲も出し、コンスタントにアルバムを出して活動しているバンドで、2017年にもニューアルバムをリリースしています。この曲は95年の3月リリースのアルバムBeggar on a Beach of Goldからの4thシングルです。
2000年に活動休止しましたが、2010年にメンバーを一部替えて復活しています。


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
21  REM / Automatic For The People
20  Celine Dion / Colour Of My Love
19  The Offspring / Smash
18  Alison Moyet / Singles
17  Del Amitri / Twisted  (Driving With The Brakes On)
16  Van Morrison / Days Like This
15  The Cranberries / Everybody Else Is Doing It, So Why Can't We?
14  Bjork / Post  (Army Of Me)
13  Goldie / Timeless
12  The Lightning Seeds / Jollification
11  REM / Monster
10  Take That / Nobody Else
  9  Seal / Seal II
  8  TLC / Crazy Sexy Cool
  7  The Cranberries / No Need To Argue
  6  Pet Shop Boys / Alternative
  5    Blur / Parklife
  4    Oasis / Definitely Maybe  (Cigarettes & Alcohol)
  3    Supergrass / I Should Coco
  2    Paul Weller / Stanley Road
  1    Black Grape / It's Great When You're Straight...Yeah  (In The Name Of The Father)


WORLD ALBUM CHART
VIENNA
Bon Jovi / These Days
Guru / Jazzmatazz, Vol. 2: The New Reality
Neil Young / Mirror Ball
Live / Throwing Copper
Therapy? / Infernal Love

AMSTERDAM
Michael Jackson / HIStory - Past, Present And Future - Book 1
Live / Throwing Copper
Bjork / Post
Bon Jovi / These Days
Deep Forest / Boheme

PARIS
Michael Jackson / HIStory - Past, Present And Future - Book 1
Celine Dion / D'eux
Indiens - Sacred Spirit / Chants Des Indiens D' Amérique
The Cranberries / No Need To Argue
Otis Reading / The Very Best Of


REQUEST
James / Sit Down

このPVは1990年12月8日に、ジェイムスの地元マンチェスターのG-Mexホールで撮影された映像を編集したものです。元の映像はCome Home LiveというVHSとしてリリースされているものです。
VHSは日本でもリリースされていて、冒頭のインタビューには日本語字幕が付けられていました。
オリジナルの1989年版PVはこちら


CHART BREAKERS
Nuttin' Nyce / Froggy Style
Already a hit the US, this trio are set to release the second single from their debut album 'Down 4 Whateva'.

CJ Lewis / R To The A
The ex DJ, CJ, is currently planning a tour of Japan this month to coincide with the releases of his second album.

Cut 'N' Move / I'm Alive
After leading the way in Denmark's dance scene, this single from their third LP, is now released in the UK.


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Bjork / Lycabettus Theatre - Athens, Greece  2 September
Green Day / Sporthalle - Hamburg, Germany  4 September
Chris Isaak / Rockefeller Music Hall - Oslo, Norway  6 September

ASIA
Sleeper / Club Quattro - Tokyo, Japan  5/6 September
Diana King / Liquid Room - Tokyo, Japan  7 September /
 Diamond Hall - Nagoya, Japan  8 September

NORTH AMERICA
Amy Grant / Hollywood Bowl - Los Angeles, California, USA  3 September
Soul Asylum / Garden State Arts Center, New Jersey, USA  4 September
PJ Harvey / Blossom Music Center - Cleveland, Ohio, USA  4 September
Eric Clapton / Miami Arena - Miami, Florida, USA  5/6 September


FEATURE
SUMMER '95 MONSTER DANCE HITS
This summer has seen European Dance Music continually topping the charts, here is the Beat UK guide...

95年度夏のダンスヒット特集です。
1995年の夏はダンス系、とりわけユーロダンス系のチャートアクションが大きい時期でした。イギリスのみならずヨーロッパを中心として、DJプロデューサーが主催するものからアイドル系まで色々あります。
95年はブリットポップの喧騒の方が記憶に残っている方も多いかもしれませんが、実際のヒットチャートは打ち込み系の方が多いのです。

The Outhere Brothers / Boom Boom Boom
アメリカのシカゴ出身のコンビ。本国ではヒットしなかったものの、ヨーロッパを中心に大ヒットしました。この曲はイギリス、アイルランド、ドイツではチャート1位になり、これの前のシングルDon't Stop (Wiggle Wiggle) もイギリスでチャート1位になる大ヒットになっています。
音楽的にはラップ+ハウスで、歌詞は下ネタ満載です。

Eurogroove / Dive To Paradise

ユーログルーヴは日本のミュージシャン・プロデューサーの小室哲哉氏が実験的に行っていた、日本発の多国籍ダンスプロジェクトです。日本ではTRFやプロデューサー業など商業的に成功していた彼が、海外クラブシーンに向けコアなサウンドを製作し、世界進出を図る計画があったようです。
「日本の音楽は何故輸出できないのか」、という企画意図があったようですが、日本は世界第二位の音楽産業国で、海外進出しなくともヒットすれば豪奢に暮らせて、実験のための音楽まで余裕持ってできると体現してますよね。できないんじゃなくて、海外に力入れなくとも問題ないので、視野にすら入っていないと言うべきでしょうか。
基本的に英語圏以外では母言語の音楽産業の規模が小さいので、売るなら英語詞必須ですし。輸出するなら最初から英語詞にするとか、誰もやってない独特なものにするか、シーンの先を行くか…それでもヒットは難しいところです。あとはコネクションとか、今ならジャスティン・ビーバーをフィーチャリングさせるとかなのかな。

Jaki Graham / Absolute E-Sensual

ジャッキー・グラハムはR&B系シンガーで、主に80年代にヒットを出したアーティストです。この曲は94年のアルバムReal Lifeからのシングルカットで、シングルとしては彼女の最後のシングルになっています。
以降はコンピ盤・ベスト盤などを含むアルバムリリースやライヴ活動などを現在でも続けています。

Strike / U Sure Do
ロンドンで結成された3人組で、FreestylersというグループのMatt Cantor、Aston Harveyと、女性ヴォーカルのヴィクトリア・ニュートンで構成されています。この曲はグループの最大のヒットとなり、オフィシャルチャートでは4位に入りました。更に1999年と2006年にこの曲のリミックスされたシングルがリリースされています。

Black Box / Not Anyone
ブラックボックスはイタリアのユーロダンスグループです。1989年のデビューシングルRide On Timeがヨーロッパを中心にヒット、以後アメリカでもヒットしました。初期にヴォーカルをしていたのはアメリカのシンガー、マーサ・ウォッシュだったのですが、彼女のルックスがいまいちだったので、表舞台には別のモデルがリップシンク、つまり替え玉ヴォーカルをしていたのでした。C+C Music Factoryでもこの人がヴォーカルをした大ヒット曲で、同じく替え玉が判明していました。以降両グループ共力強いヴォーカルを失い、人気は下がってしまったようです。

Alex Party / Don't Give Your Life
イタリアのユーロダンスグループで、Livin' Joy という別グループも同時進行でやっているPaoloとGianni のVisnadi 兄弟のグループです。

Newton / Sky High
イギリス人のビリー・マイヤーズという男性シンガーで、ジグゾーの名曲カバーです。この曲がデビューシングルです。

BEAT UK
A Beat UK CD featuring many of these artists is due out soon.  WIN A COPY!!  Send a postcard, fax or e-mail to: (以下割愛)
先週回に引き続き、カッティング・エッジ版第一弾となるBEAT UKコンピ盤プレゼント告知です。ここで紹介した中では、アレックス・パーティとストライクの曲が入っています。宣伝を兼ねたコーナー企画だったのでしょうか。


ON STAGE
Paradice Lost / The Last Time

1995年7月15日(土)、Phoenix Festival '95の3日目からのステージです。この曲は動画の2曲目です。


OTHER CHART HIGHLIGHTS
R&B
Aaliyah / The Thing I Like
Swing Beat is still going strong with TLC topping the charts and new entries from Nuttin' Nyce & Aaliyah.

ROCK
The Geraldine Fibbers / Dragon Lady
While Lenny sings about Rock's death, new entries are in from Oasis, Alanis Morissette & The Geraldine Fibbers.


TOP 10
10N Clock / Everybody
Successful European dance troupe Clock, have notched up 3 consecutive top twenty hits over the past year.

 9 N Bjork / Isobel
 
The unique vocals of Icelandic queen Bjork return on this 2nd single from her latest LP 'Post'.
ビョークの3ndアルバムPostからの2ndシングルです。歌詞はアイルランド人の詩人・小説家のSjónとの共作によるものです。この曲は前作アルバムDebutからのシングル「Human Behaviour」に続く物語として描かれ、更に次のアルバムHomogenicからのシングル「Bachelorette」へとストーリーが続いてゆく三部作構成になります。
PVは1stシングルのArmy Of Meと同じくミシェル・ゴンドリー監督によるものです。三部作ストーリーのPVは全てこの人が製作することになります。

 8   Take That / Never Forget
 7   TLC / Waterfalls
 6   JX / Son Of A Gun
 5   The Original / I Luv U Baby
 4 N The Charlatans / Just When You're Thinking Things Over
The Charlatans have crashed into the charts with their second biggest single taken from their fifth album.

 3 N Madonna / Human Nature

Ten years into her career spanning 35 top ten hits, Madonna has defied her critics with yet another huge hit.
マドンナの94年のアルバムBedtime Storiesからの4thシングルです。92年リリースの前作アルバムEroticaがあまりにもきわどいコンセプトだったために、マスコミなどからバッシングを受けていたようで、この時期もまだ若干そういう空気がありました。この曲はそういうものに対するアンサーソングになっています。PVはSMをイメージしたものになっていて、後にクリスティーナ・アギレラやリアーナがこのPVにインスパイアされたPVを製作しています。

 2 N Oasis / Roll With It

The Manchester lads have now scored a hat trick of top three hits with this second single off their latest album.
売り上げ対決というのは週の売り上げシングル枚数を競うもので、おそらく月~日曜(この場合は14~20日)の売り上げを集計する形になるはずです。
オアシスは労働者階級・イングランド北部(マンチェスターのバンドなので)を象徴したアイコンとなり、イングランドを巻き込んだ対決ムードに染まっていました。
オアシスの初週売り上げは216,000枚で、ここでの対決には負けてしまいましたが、2ndアルバムからは名曲Wonderwallなどを輩出しアメリカでもヒット、長期的にはオアシスが勝利した結果となりました。


ON STAGE
The Charlatans / Soul Saver
前半と同じ、Phoenix Festival '95からのステージです。同じ映像は見つからなかったので、放送動画をどうぞ。


NO.1
   N  Blur / Country House

The winners in the battle of the Britpop bands enter straight in with their first British number one single.
オアシスとブラーの対決は、事実上オアシスがブラーに吹っ掛けられた対決でした。最初に発売日を8月14日に設定していたのはオアシスで、ブラーが便乗した形でした。
ブラーは中産階級とイングランド南部(ロンドンのバンドなので)を象徴するアイコンとなり、イングランド全体を巻き込んだ舌戦を繰り広げることになりました。
結果はブラーが274,000枚の売り上げで勝利し、ブラーは初めてのシングルチャート1位になりました。集計方法についての詳細は非公表だったのですが、ブラーはこのシングルを通常バージョン(CD、7インチ、カセット)とライヴバージョン(CDのみ)の2種類出していて、これが合算された結果なのかはわかりませんでした。ファンなら両バージョン買うよねぇ。



ブログランキング参加しています。記事がお気に召しましたらよろしくお願いします。

TETSUYA KOMURO PRODUCE THE BEST OF EUROGROOVE NON-STOP MIX
オムニバス
カッティング・エッジ
1995-12-25




    mixiチェック

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット