1995年8月18日のオンエア情報です。
オアシスとブラーのニューシングルが1995年8月14日にリリースされました。
曲はオアシスがRoll With Itで、ブラーがCountry Houseです。
映像はBBCのニュース映像で、国民的な話題になっていたことが伺えます。
これがクリスマス週の争いなら可愛いものだったのでしょうが、それぞれが象徴するもの、イングランド北部と南部だったり、階級のなんちゃらとか、ブリットポップに含まれるかそうでもないかなど、色々な比較がなされていました。
しかもこのバンドらの仲の悪さや発言も相まって、ものすごい騒ぎになりBattle Of Britpop、ブリットポップの戦いとして後年まで語られることになります。
今ではお互いにリスペクトし合うなど、関係は良くなっているパフォーマンスを見せる場面もあったようです。
先週からのランキングの
↓ はダウン
↑ はアップ
→ は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。
英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
日本語の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません。ご了承ください。
BEAT UK August.18.1995 On Air
Voice / Neil Fox
TOP 20
20 ↓ Edwyn Collins / Girl Like You
19 ↓ Tricky / Hell EP (PVはHell Is Round The Corner)
18 N Mary Kiani / When I Call Your Name
This single is a debut from Mary, a Sioux Indian descendant who is due to marry John Reid of Nightcrawlers.
メアリー・キアニはThe Time Frequencyでヴォーカルをしていましたが、94頃にはグループを離れてソロ活動を始めていました。この曲は彼女のソロキャリアで初めてチャートインした曲で、プロデューサーはナイトクローラーズです。シングルにはナイトクローラーズやハードフロアのミックスも入っています。以後90年代にいくつかのヒットを出し、1stアルバムは97年にリリースされます。
正確な表記はMäry Kiani とするそうです。
17 ↓ Supergrass / Alright
16 ↓ U2 / Hold Me, Thrill Me, Kiss Me, Kill Me
15 ↓ Corona / Try Me Out
14 ↑ TLC / Waterfalls
13 ↓ Black Grape / In The Name Of The Father
12 N Julian Cope / Try Try Try
His first chart hit since 1992, Try Try Try has become Julian's second biggest solo hit ever.
ジュリアン・コープは若い頃はエコー&バニーメンのイアン・マッカロクなどとパンクバンドを組んでいたこともあり、ポストパンク・ネオサイケバンドのThe Teardrop Explodesを組んでいたりしました。83年からはソロ名義で活動を始め、毎年アルバム出してるんじゃないかってくらいの活動をしています。その割にシングルはあまり出さないのですが。
この曲は95年8月末リリースのアルバム20 Mothersからの先行シングルです。このアルバムからのシングルはこの曲だけです。
11 N The Connells / '74-'75
Originating from Georgia, USA, this video has greatly contributed to the band's first ever hit.
アメリカのノースカロライナ州出身のコネルズは、1984年結成のオルタナティヴロックバンドです。この曲は93年にリリースされたシングルで、95年にヨーロッパを中心にチャートインし大ヒットしました。
PVは93年にバンドの地元であり、フロントマンのコネルズ兄弟の弟Davidが卒業した高校における、1975年度卒業生の今昔をフォーカスしたものになっています。(撮影も高校で行っている)
2015年には卒業40周年ということで、出演していた卒業生が更に年齢を重ねている新PVが製作されました。バンドメンバーの今昔も踏まえた感慨深いPVになっています。
→2015年版PVはこちら
ON STAGE
Suede / Metal Mickey
1995年7月14日(金)、Phoenix Festival '95の二日目のメインステージからの映像です。フェニックスフェスは4日間開催で、メインステージは2日目が初日でした。スウェードはこの日のヘッドライナーです。
NEW RELEASES
Oasis / Roll With It
Currently on tour in Europe & then on to Japan at the end of August, this is Oasis's brand new single.
1995年8月14日、オアシスのRoll With Itがリリースされました。これは10月にリリースされる2ndアルバム(What's the Story) Morning Glory?の先行2ndシングルです。1stシングルSome Might Sayは4月リリースだったので、曲が出来次第シングルにしていたのでしょう。この時点で既に2ndアルバムのレコーディングは終わっていて、そのプロモーションを含めたシングルだったと思うのですが、国内を巻き込むえらい騒ぎになってしまいました。
Blur / Country House
The first off their new LP 'The Great Escape', Blur are in a race with fellow rivals Oasis for the number one spot.
1995年8月14日。それを大騒ぎに持っていったのはブラーの方です。元は1週違いだったシングルリリース日をブラーかレーベルのどちらの意向かはわかりませんが、オアシスのRoll With Itと同日に移動させ、対決ムードになってゆきました。あちらではなんと夕方のニュースでもこの対決が取り上げられ、日本でも音楽誌を中心に、かなりこの話題が伝わってきていました。
Michael Jackson / You Are Not Alone
With his new bride Lisa Marie Presley appearing in the video, this is Michael's latest from 'HIStory'.
UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
21 Elastica / Elastica
20 Pulp / His 'n' Hers
19 Michael Jackson / HIStory - Past, Present And Future - Book 1
18 Bjork / Post
17 Alison Moyet / Singles
16 REM / Out Of Time
15 Wet Wet Wet / Picture This
14 Tricky / Maxinquaye (Aftermath)
13 The Offspring / Smash
12 REM / Automatic For The People
10 Radiohead / The Bends (High & Dry)
9 Take That / Nobody Else
8 Blur / Parklife
7 Edwyn Collins / Gorgeous George
6 Seal / Seal II
5 The Cranberries / No Need To Argue
4 Oasis / Definitely Maybe
3 REM / Monster
2 Paul Weller / Stanley Road (You Do Something To Me)
1 Supergrass / I Should Coco (Lenny)
マーキュリー・プライズの影響でしょうか、過去作が多く入っています。しかも(アメリカのバンドなので)ノミネートされるはずのないREMの直近3作まで爆上げしています。何かあったのでしょうか。
WORLD ALBUM CHART
VIENNA
1 Bon Jovi / These Days
2 Guru / Jazzmatazz, Vol. 2: The New Reality
3 Therapy? / Infernal Love
4 Live / Throwing Copper
5 Neil Young / Mirror Ball
AMSTERDAM
1 Michael Jackson / HIStory - Past, Present And Future - Book 1
2 Live / Throwing Copper
3 Bjork / Post
4 Bon Jovi / These Days
5 Deep Forest / Boheme
TOKYO
1 Aswad / Greatest Hits
2 Miki Imai / Love Of My Life
3 Scatman John / Scatmans World
4 Diana King / Tougher Than Love
5 Soul II Soul / Volume V - Believe
REQUEST
Right Said Fred / I'm Too Sexy
CHART BREAKERS
Oui 3 / Crazy
Their 2nd single released from their forthcoming album 'Threedon', this track is full of happy summer videos.
The Groove Corporation / Twist & Change
Formally known as Electribe 101, this band has resurfaced minus the Diva vocals without losing the energy.
Therapy? / Loose (Photex Mix)
Released alongside the original track, this remix by North London Disc Jockey Photex is a surprise hit in the clubs.
先週回で紹介されたセラピー?のシングルにはフォーテックのリミックスが入っていて、そのバージョンが単独で紹介されました。もうこの頃にはドラムンベースという言葉があったのか、それともまだジャングルと言っていたのかはわかりませんが、原曲を上手く取り込みつつも大きく乖離した、凄いミックスです。
PVは原曲のものをそのまま使っているようです。
WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Green Day / RDS Concert Hall - Dublin, Ireland 24 August
Dreadzone / Pukkelpop - Kiewit, Hasselt, Belgium 26 August
プッケルポップフェスは95年度より2日間のフェスになり、巨大化が進んでいます。
Ned's Atomic Dustbin / Paris, France 30 August
95年にニューヨークでのライヴ(おそらく95年8月18日)をもって解散したはずなので、この公演は行われなかった可能性が高いです。
ASIA
Oasis / Club Citta Kawasaki - Yokohama, Japan 21 August
Faith No More / Club Quattro - Nagoya, Japan 22 August
Dance Matrix '95
Velfarre - Tokyo, Japan 22 August / Soul Velvet - Tokyo, Japan 25 August
このイベントの21・22日にプロディジーが来日していました。
NORTH AMERICA
Amy Grant / John F Savage Hall - Toledo, Ohio, USA 22 August
Tom Petty & The Heartbreakers / Patriot center - Fairfax, Virginia, USA 23 August
Sheryl Crow / Deer Creek Music Center - Noblesville, Indiana, USA 25 August
FEATURE
ALL STAR ACID JAZZ JAM IN AID OF KOBE DISASTER FUND
Asid Jazz musicians & fans met at London's Blue Note Club to support the victims of the Kobe earthquake.
アシッドジャズ・レーベルのミュージシャンが行ったライヴイベント特集です。
このイベントはロンドンのクラブBlue Note(同名のジャズ・クラブとは関係ない)にて行われたもので、1995年の阪神淡路大震災の復興支援する趣旨がありました。
今回は全て会場でのライヴ映像だったので、同じ映像が発見できませんでした。
Akimbo - featuring Marie Jamilla & guitarist Simon Bartholomew / Car Wash
Blue Note Club All Stars (featuring James 'Plunky' Branch) / Plunky's Tune
Over 3 night, old & new Acid Jazzers from Robbie Gordon & James 'Plunky' Branch to Corduroy jammed all night.
Corduroy / Electric Soup
Mother Earth / To War
An album of the event, 'Peace Wired' is due for release in the UK and Japan with proceeds to the Kobe Disaster Fund.
この模様はアルバムPeace Wiredとして、イギリスと日本でリリースされました。文面からするとチャリティーアルバムだったのでしょうか。ありがたいことです。
ON STAGE
Shootyz Groove / Soul Freak
1995年7月15日(土)、Phoenix Festival '95からのステージです。同じ映像は発見できませんでした。
OTHER CHART HIGHLIGHTS
SOUL
Isaac Hayes / Fragile
While Diana King holds onto the top, this Sting cover from '70's soulman Hayes is climbing Straight up.
ROCK
The UK Rock charts are turning strongly Irish this week with Therapy?, Ash, Wormhole and Whipping Boy.
アイルランドのロックバンド、ウイッピング・ボーイは92年にデビューしたシューゲイザーバンドです。知名度はおそろしく低いですが、シューゲ好きであればぜひ聴いてもらいたいバンドです。(1stのシングルカットもされたFavourite Sisterとかもう最高)
95年にはメジャー契約を果たし、11月には2ndアルバムHeartwormがリリースされます。この曲はそこからの先行1stシングルです。流石にもうシューゲの時代ではないのでディストーションは抑えられていますが、それでもなおシューゲの香りがするアルバムになっています。この時点では知名度が低すぎてチャートインしませんでしたが、更にシングルを2枚リリース後、96年にこの曲を再発しチャートインしています。
バンドは一度解散しますが、2005年に復活。現在はメンバーの入れ替えはあったもののライヴ活動を続け、2012年には新曲の発表もありました。
TOP 10
10N The Cranberries / Ridiculous Thoughts
Just coming to the end of their extensive world tour, the band score their second hit of the year.
クランベリーズのロングセラーとなっている2ndアルバムNo Need To Argueからの4thシングルです。大規模なアメリカツアーの成功もあり、既に世界的なバンドになっています。PVでもアメリカでのツアーの様子が入っています。
一方、廃墟で走り回る青年の映像も差し込まれていますが、この俳優はロード・オブ・ザ・リングでフロド役だったイライジャ・ウッドです。このPVへの出演は有名なのでしょうが、貴重なものを見た気になってしまいました。
9 ↑ Pet Shop Boys / Paninaro '95
8 N Felix / Don't You Want Me
First released 3 years ago by Rollo Armstrong, this track is released yet again with brand new mixes.
フェイスレスのロロ・アームストロングは、92年リリース時にこの曲のプロデューサーをしていました。今回もリミックスに携わっています。
7 ↓ Diana King / Shy Guy
6 ↑ Seal / Kiss From A Rose
5 N Levellers / Hope Street
The Brighton boys are back after a year's absence with this new single promising to be poppy but earthy.
レベラーズが8月末にリリースする4thアルバム、Zeitgeistからの先行1stシングルです。
バンドは94年に地元ブライトンの使われていなかった工場を買って、そこにスタジオや事務所を作ったり、地元のバンドや芸術家の為のスペースを作りました。今作はそこで製作されたアルバムです。
前作はThis Gardenなどグルーヴィーな曲もありましたが、今回はブリットポップを意識したのでしょうか、フォーク色を残しつつもロックテイスト強めになっています。それが当たったのか、バンドの中では最もヒットしたアルバムになりました。
4 N Boyzone / So Good
Take that's only competition in the charts have done it again with this their third hit single in a row.
アイルランドのボーイズグループ、ボーイゾーンの4thシングルです。デビューして結構経っていると思うのですが、ようやく8月21日に1stアルバムSaid and Doneがリリースされます。ボーイゾーンは日本でも人気があり、日本限定シングルなんてのもあったそうです。意外だと思うでしょうが、日本は全世界のCD売り上げの20%くらいを担っているそうで、海外アーティストでも人気があれば日本限定版・日本独自盤が結構出ていたのでした。
3 N Ash / Girl From Mars
All just 18 years old, this young Irish band are due to star in a Sci-Fi comic strip action movie and a beer advent.
北アイルランド出身のバンド、アッシュは92年結成、94年にシングルデビューしています。94年10月にはミニアルバムTrailerをリリースし、95年6月にはアメリカでもリリースされています。アメリカで売り出す際に、PVを改めて作ったようですが、自分的にはUK版PVしか知りませんでした。バンドとしてはこちらのUK版PVをあまり気に入っていない、とも聞いたことがあります。
この曲は7月末にリリースされたシングルで、バンド初のTOP20に入り、96年の1stアルバム1977に収録されます。
アメリカでも多少は知られていたのか、この曲はNASAで電話の保留音に使われているそうです。現在でも使われているかはわかりません。
→US版PVはこちら
2→ The Outhere Brothers / Boom Boom Boom
ON STAGE
Suede / Daddy's Speeding
前半のステージと同じく、フェニックス・フェスティバルより。 →当日のセットリスト
NO.1
→ Take That / Never Forget
ブログランキング参加しています。記事がお気に召しましたらよろしくお願いします。
オアシスとブラーのニューシングルが1995年8月14日にリリースされました。
曲はオアシスがRoll With Itで、ブラーがCountry Houseです。
映像はBBCのニュース映像で、国民的な話題になっていたことが伺えます。
これがクリスマス週の争いなら可愛いものだったのでしょうが、それぞれが象徴するもの、イングランド北部と南部だったり、階級のなんちゃらとか、ブリットポップに含まれるかそうでもないかなど、色々な比較がなされていました。
しかもこのバンドらの仲の悪さや発言も相まって、ものすごい騒ぎになりBattle Of Britpop、ブリットポップの戦いとして後年まで語られることになります。
今ではお互いにリスペクトし合うなど、関係は良くなっているパフォーマンスを見せる場面もあったようです。
先週からのランキングの
↓ はダウン
↑ はアップ
→ は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。
英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
日本語の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません。ご了承ください。
BEAT UK August.18.1995 On Air
Voice / Neil Fox
TOP 20
20 ↓ Edwyn Collins / Girl Like You
19 ↓ Tricky / Hell EP (PVはHell Is Round The Corner)
18 N Mary Kiani / When I Call Your Name
This single is a debut from Mary, a Sioux Indian descendant who is due to marry John Reid of Nightcrawlers.
メアリー・キアニはThe Time Frequencyでヴォーカルをしていましたが、94頃にはグループを離れてソロ活動を始めていました。この曲は彼女のソロキャリアで初めてチャートインした曲で、プロデューサーはナイトクローラーズです。シングルにはナイトクローラーズやハードフロアのミックスも入っています。以後90年代にいくつかのヒットを出し、1stアルバムは97年にリリースされます。
正確な表記はMäry Kiani とするそうです。
17 ↓ Supergrass / Alright
16 ↓ U2 / Hold Me, Thrill Me, Kiss Me, Kill Me
15 ↓ Corona / Try Me Out
14 ↑ TLC / Waterfalls
13 ↓ Black Grape / In The Name Of The Father
12 N Julian Cope / Try Try Try
His first chart hit since 1992, Try Try Try has become Julian's second biggest solo hit ever.
ジュリアン・コープは若い頃はエコー&バニーメンのイアン・マッカロクなどとパンクバンドを組んでいたこともあり、ポストパンク・ネオサイケバンドのThe Teardrop Explodesを組んでいたりしました。83年からはソロ名義で活動を始め、毎年アルバム出してるんじゃないかってくらいの活動をしています。その割にシングルはあまり出さないのですが。
この曲は95年8月末リリースのアルバム20 Mothersからの先行シングルです。このアルバムからのシングルはこの曲だけです。
11 N The Connells / '74-'75
Originating from Georgia, USA, this video has greatly contributed to the band's first ever hit.
アメリカのノースカロライナ州出身のコネルズは、1984年結成のオルタナティヴロックバンドです。この曲は93年にリリースされたシングルで、95年にヨーロッパを中心にチャートインし大ヒットしました。
PVは93年にバンドの地元であり、フロントマンのコネルズ兄弟の弟Davidが卒業した高校における、1975年度卒業生の今昔をフォーカスしたものになっています。(撮影も高校で行っている)
2015年には卒業40周年ということで、出演していた卒業生が更に年齢を重ねている新PVが製作されました。バンドメンバーの今昔も踏まえた感慨深いPVになっています。
→2015年版PVはこちら
ON STAGE
Suede / Metal Mickey
1995年7月14日(金)、Phoenix Festival '95の二日目のメインステージからの映像です。フェニックスフェスは4日間開催で、メインステージは2日目が初日でした。スウェードはこの日のヘッドライナーです。
NEW RELEASES
Oasis / Roll With It
Currently on tour in Europe & then on to Japan at the end of August, this is Oasis's brand new single.
1995年8月14日、オアシスのRoll With Itがリリースされました。これは10月にリリースされる2ndアルバム(What's the Story) Morning Glory?の先行2ndシングルです。1stシングルSome Might Sayは4月リリースだったので、曲が出来次第シングルにしていたのでしょう。この時点で既に2ndアルバムのレコーディングは終わっていて、そのプロモーションを含めたシングルだったと思うのですが、国内を巻き込むえらい騒ぎになってしまいました。
Blur / Country House
The first off their new LP 'The Great Escape', Blur are in a race with fellow rivals Oasis for the number one spot.
1995年8月14日。それを大騒ぎに持っていったのはブラーの方です。元は1週違いだったシングルリリース日をブラーかレーベルのどちらの意向かはわかりませんが、オアシスのRoll With Itと同日に移動させ、対決ムードになってゆきました。あちらではなんと夕方のニュースでもこの対決が取り上げられ、日本でも音楽誌を中心に、かなりこの話題が伝わってきていました。
Michael Jackson / You Are Not Alone
With his new bride Lisa Marie Presley appearing in the video, this is Michael's latest from 'HIStory'.
UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
21 Elastica / Elastica
20 Pulp / His 'n' Hers
19 Michael Jackson / HIStory - Past, Present And Future - Book 1
18 Bjork / Post
17 Alison Moyet / Singles
16 REM / Out Of Time
15 Wet Wet Wet / Picture This
14 Tricky / Maxinquaye (Aftermath)
13 The Offspring / Smash
12 REM / Automatic For The People
11 The Lightning Seeds / Jollification
10 Radiohead / The Bends (High & Dry)
9 Take That / Nobody Else
8 Blur / Parklife
7 Edwyn Collins / Gorgeous George
6 Seal / Seal II
5 The Cranberries / No Need To Argue
4 Oasis / Definitely Maybe
3 REM / Monster
2 Paul Weller / Stanley Road (You Do Something To Me)
1 Supergrass / I Should Coco (Lenny)
マーキュリー・プライズの影響でしょうか、過去作が多く入っています。しかも(アメリカのバンドなので)ノミネートされるはずのないREMの直近3作まで爆上げしています。何かあったのでしょうか。
WORLD ALBUM CHART
VIENNA
1 Bon Jovi / These Days
2 Guru / Jazzmatazz, Vol. 2: The New Reality
3 Therapy? / Infernal Love
4 Live / Throwing Copper
5 Neil Young / Mirror Ball
AMSTERDAM
1 Michael Jackson / HIStory - Past, Present And Future - Book 1
2 Live / Throwing Copper
3 Bjork / Post
4 Bon Jovi / These Days
5 Deep Forest / Boheme
TOKYO
1 Aswad / Greatest Hits
2 Miki Imai / Love Of My Life
3 Scatman John / Scatmans World
4 Diana King / Tougher Than Love
5 Soul II Soul / Volume V - Believe
REQUEST
Right Said Fred / I'm Too Sexy
CHART BREAKERS
Oui 3 / Crazy
Their 2nd single released from their forthcoming album 'Threedon', this track is full of happy summer videos.
The Groove Corporation / Twist & Change
Formally known as Electribe 101, this band has resurfaced minus the Diva vocals without losing the energy.
Therapy? / Loose (Photex Mix)
Released alongside the original track, this remix by North London Disc Jockey Photex is a surprise hit in the clubs.
先週回で紹介されたセラピー?のシングルにはフォーテックのリミックスが入っていて、そのバージョンが単独で紹介されました。もうこの頃にはドラムンベースという言葉があったのか、それともまだジャングルと言っていたのかはわかりませんが、原曲を上手く取り込みつつも大きく乖離した、凄いミックスです。
PVは原曲のものをそのまま使っているようです。
WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Green Day / RDS Concert Hall - Dublin, Ireland 24 August
Dreadzone / Pukkelpop - Kiewit, Hasselt, Belgium 26 August
プッケルポップフェスは95年度より2日間のフェスになり、巨大化が進んでいます。
Ned's Atomic Dustbin / Paris, France 30 August
95年にニューヨークでのライヴ(おそらく95年8月18日)をもって解散したはずなので、この公演は行われなかった可能性が高いです。
ASIA
Oasis / Club Citta Kawasaki - Yokohama, Japan 21 August
Faith No More / Club Quattro - Nagoya, Japan 22 August
Dance Matrix '95
Velfarre - Tokyo, Japan 22 August / Soul Velvet - Tokyo, Japan 25 August
このイベントの21・22日にプロディジーが来日していました。
NORTH AMERICA
Amy Grant / John F Savage Hall - Toledo, Ohio, USA 22 August
Tom Petty & The Heartbreakers / Patriot center - Fairfax, Virginia, USA 23 August
Sheryl Crow / Deer Creek Music Center - Noblesville, Indiana, USA 25 August
FEATURE
ALL STAR ACID JAZZ JAM IN AID OF KOBE DISASTER FUND
Asid Jazz musicians & fans met at London's Blue Note Club to support the victims of the Kobe earthquake.
アシッドジャズ・レーベルのミュージシャンが行ったライヴイベント特集です。
このイベントはロンドンのクラブBlue Note(同名のジャズ・クラブとは関係ない)にて行われたもので、1995年の阪神淡路大震災の復興支援する趣旨がありました。
今回は全て会場でのライヴ映像だったので、同じ映像が発見できませんでした。
Akimbo - featuring Marie Jamilla & guitarist Simon Bartholomew / Car Wash
Blue Note Club All Stars (featuring James 'Plunky' Branch) / Plunky's Tune
Over 3 night, old & new Acid Jazzers from Robbie Gordon & James 'Plunky' Branch to Corduroy jammed all night.
Corduroy / Electric Soup
Mother Earth / To War
An album of the event, 'Peace Wired' is due for release in the UK and Japan with proceeds to the Kobe Disaster Fund.
この模様はアルバムPeace Wiredとして、イギリスと日本でリリースされました。文面からするとチャリティーアルバムだったのでしょうか。ありがたいことです。
ON STAGE
Shootyz Groove / Soul Freak
1995年7月15日(土)、Phoenix Festival '95からのステージです。同じ映像は発見できませんでした。
OTHER CHART HIGHLIGHTS
SOUL
Isaac Hayes / Fragile
While Diana King holds onto the top, this Sting cover from '70's soulman Hayes is climbing Straight up.
ROCK
Whipping Boy / Twinkle
アイルランドのロックバンド、ウイッピング・ボーイは92年にデビューしたシューゲイザーバンドです。知名度はおそろしく低いですが、シューゲ好きであればぜひ聴いてもらいたいバンドです。(1stのシングルカットもされたFavourite Sisterとかもう最高)
95年にはメジャー契約を果たし、11月には2ndアルバムHeartwormがリリースされます。この曲はそこからの先行1stシングルです。流石にもうシューゲの時代ではないのでディストーションは抑えられていますが、それでもなおシューゲの香りがするアルバムになっています。この時点では知名度が低すぎてチャートインしませんでしたが、更にシングルを2枚リリース後、96年にこの曲を再発しチャートインしています。
バンドは一度解散しますが、2005年に復活。現在はメンバーの入れ替えはあったもののライヴ活動を続け、2012年には新曲の発表もありました。
TOP 10
10N The Cranberries / Ridiculous Thoughts
Just coming to the end of their extensive world tour, the band score their second hit of the year.
クランベリーズのロングセラーとなっている2ndアルバムNo Need To Argueからの4thシングルです。大規模なアメリカツアーの成功もあり、既に世界的なバンドになっています。PVでもアメリカでのツアーの様子が入っています。
一方、廃墟で走り回る青年の映像も差し込まれていますが、この俳優はロード・オブ・ザ・リングでフロド役だったイライジャ・ウッドです。このPVへの出演は有名なのでしょうが、貴重なものを見た気になってしまいました。
9 ↑ Pet Shop Boys / Paninaro '95
8 N Felix / Don't You Want Me
First released 3 years ago by Rollo Armstrong, this track is released yet again with brand new mixes.
フェイスレスのロロ・アームストロングは、92年リリース時にこの曲のプロデューサーをしていました。今回もリミックスに携わっています。
7 ↓ Diana King / Shy Guy
6 ↑ Seal / Kiss From A Rose
5 N Levellers / Hope Street
The Brighton boys are back after a year's absence with this new single promising to be poppy but earthy.
レベラーズが8月末にリリースする4thアルバム、Zeitgeistからの先行1stシングルです。
バンドは94年に地元ブライトンの使われていなかった工場を買って、そこにスタジオや事務所を作ったり、地元のバンドや芸術家の為のスペースを作りました。今作はそこで製作されたアルバムです。
前作はThis Gardenなどグルーヴィーな曲もありましたが、今回はブリットポップを意識したのでしょうか、フォーク色を残しつつもロックテイスト強めになっています。それが当たったのか、バンドの中では最もヒットしたアルバムになりました。
4 N Boyzone / So Good
Take that's only competition in the charts have done it again with this their third hit single in a row.
アイルランドのボーイズグループ、ボーイゾーンの4thシングルです。デビューして結構経っていると思うのですが、ようやく8月21日に1stアルバムSaid and Doneがリリースされます。ボーイゾーンは日本でも人気があり、日本限定シングルなんてのもあったそうです。意外だと思うでしょうが、日本は全世界のCD売り上げの20%くらいを担っているそうで、海外アーティストでも人気があれば日本限定版・日本独自盤が結構出ていたのでした。
3 N Ash / Girl From Mars
All just 18 years old, this young Irish band are due to star in a Sci-Fi comic strip action movie and a beer advent.
北アイルランド出身のバンド、アッシュは92年結成、94年にシングルデビューしています。94年10月にはミニアルバムTrailerをリリースし、95年6月にはアメリカでもリリースされています。アメリカで売り出す際に、PVを改めて作ったようですが、自分的にはUK版PVしか知りませんでした。バンドとしてはこちらのUK版PVをあまり気に入っていない、とも聞いたことがあります。
この曲は7月末にリリースされたシングルで、バンド初のTOP20に入り、96年の1stアルバム1977に収録されます。
アメリカでも多少は知られていたのか、この曲はNASAで電話の保留音に使われているそうです。現在でも使われているかはわかりません。
→US版PVはこちら
2→ The Outhere Brothers / Boom Boom Boom
ON STAGE
Suede / Daddy's Speeding
前半のステージと同じく、フェニックス・フェスティバルより。 →当日のセットリスト
NO.1
→ Take That / Never Forget
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