1995年8月11日のオンエア情報です。

次回予告になりますが、ブリットポップ時代最大の山場、オアシスvsブラーのシングル対決のリリース日が95年8月14日に迫ってきています。
リリース週にいきなりチャートに登るわけではありませんが、次週新曲が公開になり、BEAT UKで結果が出るのは9月頭になります。
当時の狂乱といってもいいくらいの盛り上がりを思い出すと楽しくなってきますが、あの頃は何故皆尖っていたのだろう…とも思えます。若さゆえなのか、イギリスと日本の若者では纏う雰囲気からして違うからなのか、それとも自分も含め齢とったということなのでしょうか。


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字
はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
日本語の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません。ご了承ください。


BEAT UK  August.11.1995 On Air 
Voice / Neil Fox

TOP 20
20 N Faithless / Salva Mea
Released on the new dance label 'Cheeky', Salva Mea, Italian for save me, is set to be a sure fire hit.

19   Shaggy / In The Summertime
18 N Pet Shop Boys / Paninaro '95
With this remix if the B side of 'Suburbia' the boys have proved they can still score a top 20 hit.

17 N TLC / Waterfalls

This 2nd single from their 5 million selling LP, is released as TLC go on tour in the USA with Boyz II Men.
TLCの2ndアルバムCrazySexyCoolからの3rdシングルです。アメリカでは5月にシングルリリースされていましたが、イギリスでは8月にリリースされました。TLCの曲の中では最も有名な曲であり、当時のCGを使った秀逸なPVとしても知られています。
曲の内容はドラッグとHIVについて歌われ、PVでもそのことについて描かれています。こういう啓蒙的な歌詞は説教臭くなったり、大真面目でつまらないものになってしまいがちですが、うまいことポップソングにしているところは素晴らしいと思います。

16 N New Order / Blue Monday '95

Originally released back in 1983, this German duo remix is set to become a top 5 hit for the 3rd time.
ニュー・オーダーのブルーマンデーです。元曲は1983年リリースで、1988年にも再発しています。
この曲は前身バンド、ジョイ・ディヴィジョンのヴォーカルだったイアン・カーティスが亡くなったことを知った時のことを歌詞にしたものです。
当時は、このミックス…ハードフロアっぽいなぁ、と思ったら本当にそうで、ファンなんだろうな!とか思っていた記憶があります。シングルには他にもジャム&スプーンのミックスや、ジャスティン・ロバートソンの1963ミックスなどがあって、テクノ好きにとっての豪華な面々が参加していました。

15   Dana Dawson / 3 Is Family
14   Edwyn Collins / Girl Like You
13 N Therapy? / Loose

The UK rockers return to the charts with only their 2nd single this year taken from their LP 'Infernal Love'.
セラピー?の5thアルバム(メジャー3rd)Infernal Loveからの2ndシングルです。シングルはパンクメタル路線の曲が多いですが、このアルバムは同郷のデヴィッド・ホルムスの作品とリンクするコンセプトがあり、彼が作ったと思われる環境音などがInsanityという名目でちょこちょこ入っています。
日本盤のアルバムにはこれらがごっそり抜かれ、代わりにボーナストラックが2曲入っています。曲単体の聴きやすさをとるか、アルバムコンセプトをとるか…好みはあるでしょうが、購入する日本のファンからすれば悩ましいところです。

12   Corona / Try Me Out
11   Method Man Feat Mary J Blige / I'll Be There For You


ON STAGE
Powder / Afrodisiac
95年7月21日回と同じステージのようでした。同じ映像は見つかりませんでしたが、同日ステージの別の曲の映像がありました。


NEW RELEASES
The Shamen / Destination Eschaton

After scoring hits like 'Ebeneezer Goode' & 'L.S.I.' 3 years ago, the Scottish lads are back in the charts.
シェイメンの新作が久々にリリースされました。95年の11月リリースの2枚組アルバムAxis Mutatisの先行シングルです。
シェイメンは80年代半ばにバンドとして出発し、ロックとダンスミュージックを融合させたグループです。EMFやポッピーズと似たテイストですが、90年代からシェイメンはかなりハウスやテクノに寄った音楽性になっています。
前作、92年のアルバムBoss DrumとシングルEbeneezer Goodeはメインストリームでも大ヒットし、クラバーからは小馬鹿にされたり賛否あったようです。
新作はシェイメンのテイストはそのままに、進化を感じる作品になっています。

The Offspring / Gotta Get Away

The US rockers have collaborated with the legendary punk producer Thom Wilson for this new single.
オフスプリングの3rdアルバムSmashからの3rdシングルです。アルバムはインディーズとしてはギネス級の売れ行きになったのですが、この曲はアルバムの締め切りに追われ、プレッシャーの中で作った曲だそうです。作った時はまさかこれほど売れるとは思っていなかったでしょう。この曲はものすごいヒットしたわけではありませんが、オルタナ系ラジオだと定番です。
あと関係ない話なのですが、95年のヒット映画「バットマン・フォーエヴァー」のサントラにオフスプリングが参加し、ダムドのSmash It Upをカバーしています。これはシングルカットもされていますが、PVは多分ないです。このカバーが当時の自分には非っ常にツボだった記憶があります。

The Charlatans / Just When You're Thinkin' Things Over

Taken from their new self titled LP, they are now planning an extensive UK & Japanese tour in the autumn.
95年の8月末にリリースされるシャーラタンズの4thアルバムは自身のバンド名を冠し、ブリットポップの盛り上がりもあったと思うのですが、とても気合の入ったものになりました。この時点でまだアルバムはリリースされていませんが、既に3枚の先行シングルを配し、アルバムリリースに十分備えています。
このシングルには、ケミカル・ブラザーズのミックス曲が入っています。これは彼らのシングルにもなる曲Life Is Sweetにヴォーカルのティムがフィーチャリングされている(PVにも出てる)縁があるからでしょう。


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
21  Sheryl Crow / Tuesday Night Music Club
20  Van Morrison / Days Like This
19  The Rolling Stones / Jump Back: Best of 71-93
18  Blur / Parklife  (Parklife)
17  The Offspring / Smash
16  Alison Moyet / Singles
15  The Lightning Seeds / Jollification
14  The Chemical Brothers / Exit Planet Dust
13  REM / Automatic For The People
12  Michael Jackson / HIStory - Past, Present And Future - Book 1
11  Bjork / Post
10  Bon Jovi / These Days
  9  Pulp / His 'n' Hers  (Common People)  このアルバムには入っていません。
  8  The Cranberries / No Need To Argue
  7  Wet Wet Wet / Picture This
  6  Take That / Nobody Else
  5    REM / Monster  (What's The Frequency Kenneth?)
  4    Edwyn Collins / Gorgeous George
  3    Oasis / Definitely Maybe
  2    Paul Weller / Stanley Road
  1    Supergrass / I Should Coco  (Lenny)


WORLD ALBUM CHART
PARIS
Celine Dion / D'eux
Michael Jackson / HIStory - Past, Present And Future - Book 1
Indiens - Sacred Spirit / Chants Des Indiens D' Amérique (修正しました)
Otis Reading / The Very Best Of
The Cranberries / No Need To Argue

DUBLIN
The Cranberries / No Need To Argue
Supergrass / I Should Coco
Blur / Parklife
REM / Automatic For The People
REM / Monster

TOKYO
Miki Imai / Love Of My Life
Scatman John / Scatmans World
Diana King / Tougher Than Love
Kyosuke Himuro / The singles
Guru / Jazzmatazz, Vol. 2: The New Reality


REQUEST
Kylie Minogue / Put Yourself In My Place


CHART BREAKERS
Scarce / Freakshadow
This 3 piece from Rhode Island, are touring with Hole to coincide with the release of their debut LP 'Deadsexy'.

Felix / Don't You Want Me  →動画を見る
This single is the latest remix to be released from the new record label compilation LP 'Deconstruction Classics'.
フェリックスはイギリスのDJ、プロデューサーのFrancis Wrightのプロジェクトです。この曲は92年の大ヒットで、今回はリミックスバージョンとして再発しました。この曲がヒットする前は普通の仕事をしていたそうですが、以後はDJやプロデューサー業に専念することになったようです。
さすが名曲だけあり、再びチャートに登ることになります。また、96年にも再発して再々度のチャートアクションを見せました。PVは92年verと同じでした。

Boyzone / So Good
Dublin's celebrated fivesome return to the charts with the follow up to their hit single 'Key To My Life'.


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Supergrass / Hultsfred Festivalen - Hultsfred, Sweden  12 August
Dreadzone / Spektrum - Oslo, Norway  12 August
The Rollong Stones / Olympic Stadium - Berlin, Germany  17 August
 →当日のセットリスト

Neneh Cherry / Stadium - St Malo, France  18 August
Ben Harper / Rocky Mountain Folk Festival - Lyons, CO, USA  18 August
放送ではフランス開催となっていましたが、アメリカのフェスでした。

ASIA
Mary J Blige / Hattori Ryokuchi(服部緑地) Open Air - Osaka, Japan  13 August

NORTH AMERICA
Black Crows / Great Woods Centre - Mansfield, Massachussets, USA  12 August
 →当日のセットリスト

Boyz II Men / Neal S Blaisdell Center - Honolulu, USA  15-17 August
The Cramberries / Pine Knob Music Theatre - Clarkston, Michigan, USA  16 August
Bon Jovi / Red Rocks Amphitheatre - Morrison, Colorado, USA  18 August
 →当日のセットリスト


FEATURE
MERCURY MUSIC PRIZE NOMINATIONS 1995
1994's winner was M People's 'Elegant Slumming', with 10 albums nominated, this year is proving to be hard choice.
The 4th Mercury Music Prize Award will take place on September 12th, here are this year's hot contenders...

年間最優秀音楽アルバムを決める祭典、マーキュリー・ミュージック・プライズの特集です。
1992年に始まったこのイベントは95年度で4回目となり、BEAT UKでも毎回特集が組まれています。今回はノミネート作10作が出そろったので、その紹介となります。
今週はマーキュリー・プライズ関連の作品もいくつかアルバムチャートに登場し、とても盛り上がっていたことが伺えます。
結果は95年9月22日回で放送されます。(カッコ内)は今回放送されたPVです。

  M People / Elegant Slumming  (Moving On Up)
Mピープルのエレガント・スリミングは、94年度の受賞でした。

以下、1995年度のノミネート一覧です。

  Oasis / Definitely Maybe  (Live Forever)
  Supergrass / I Should Coco  (Alright)
  Elastica / Elastica  (Wake Up)
  PJ Harvey / To Bring You My Love  (C'mom Billy)
  Tricky / Maxinquaye  (Black Steel)
  Portishead / Dummy  (Glory Box)
  Leftfield / Leftism  (Original)

Other nominees: James MacMillan's '7 Last Words From The Cross', Guy Barker's 'Into The Blue', & Van Morrison's 'Days Like This'.
PV紹介はされませんでしたが、テロップにあるように、こちらもノミネートされています。

  James MacMillan / 7 Last Words From The Cross
  Guy Barker / Into The Blue
  Van Morrison / Days Like This

英語版Wikipediaには、ブー・ラドリーズのWake Up!もノミネートされていると書いてありますが、実際にはされていません。そのうち修正されるかな?


ON STAGE
Cornershop / Western Oriental Gentleman  →Wog
95年7月28日回と同じステージのようで、曲名は略さずに表記されていたみたいです。同じ映像は見つかりませんでした。


OTHER CHART HIGHLIGHTS
INDIE
The Wannadies / You And Me Song

The Swedish Wannadies enter the Indie charts, which are currently full of English acts like Pulp, Cast & Oasis.
スウェーデンのバンド、ワナダイズの代表曲です。ワナダイズは1988年から活動を始め、本国及び北欧周辺では早くから人気のあったバンドでした。
この曲は94年の3rdアルバムBe A Girlからの2ndシングルで、95年にイギリスのレーベルと契約し、このシングルがイギリスでもリリースされることになりました。イギリスでは96年にも再発し、更なるヒットになります。思わずサビの部分を歌いたくなっちゃうような、気持ちのいいパワーポップソングです。

DANCE
West End / Love Rules
Dance is enjoying a current surge in popularity with newcomers West End, Dive Eurogroove and Monica.


TOP 10
10N Leftfield / Afro Left

Leftfield's latest single is achieving great success after their nomination in the Mercury Music Prize Award.
レフトフィールドのアルバムLeftismからの最後のシングルです。シングル扱いになっていますが、EPとしてのリリースでした。今回はヴォーカルにDjum Djum名義のNeil Coleを起用しています。歌詞はアフリカの何語かじゃないかという話ですが、よくわかりませんでした。
とてもニッチなサウンドだと思うのですが、こういう曲がチャートに入って来るのは素直に嬉しいです。例えそれがマーキュリー・プライズのノミネート効果だったとしても。

 9 N Reef / Weird   →実際に放送されたバージョンのPV

This 3rd hit from their debut album 'Replenish' was released after a great performance at the Phoenix Festival.
リーフの3rdシングルです。6月に1stアルバムReplenishがリリースされたのだから、そこからシングルカットすればいいと思うのですが、この曲はシングルのみのリリースでした。
理由はわかりませんが、この曲はバンドからすると、完全にファン向けという位置付けのようです。きちんとしたPVも作られているし、限定発売というわけでもないし、謎です。2003年のベスト盤には収録されています。
貼った方のPVは95年のグラストンベリーフェスの模様を編集したもので、両方公式PVの様です。

 8   U2 / Hold Me, Thrill Me, Kiss Me, Kill Me
 7   Seal / Kiss From A Rose
 6   Supergrass / Alright
 5 N Tricky / Hell EP  (PVはHell Is Round The Corner)

Tricky now releases his latest single after successful performances at UK festivals Glastonbury & The Phoenix.
トリッキーのこのEPは、アメリカのヒップホップグループGravediggazとのコラボ作品です。
この曲はポーティスヘッドのGlory Boxじゃないか、と思った方は正しいです。これはサンプリング元であるアイザック・ヘイズのIke's Rap 2が同じ…なのではなく、なんとGlory Boxからのサンプリングだったようです。しかも無断サンプリングだったようで、ポーティスヘッドとの関係が非常に悪くなってしまいました。(そりゃそうだ)

 4   Diana King / Shy Guy
 3 N Black Grape / In The Name Of The Father

Shaun Ryder's second single with his new band is taken from his new LP 'It's Great When You're Straight...Yeah!'.
ブラック・グレープの1stアルバムIt's Great When You're Straight...Yeah!がリリースされました。この曲はアルバムからの2ndシングルです。新人といってもハッピー・マンデーズの後継バンドみたいなものですので、知名度は充分、アルバムはいきなりチャート1位になりました。

 2   The Outhere Brothers / Boom Boom Boom


ON STAGE
Powder / Suburbia
前半のコーナーと同じステージだと思われます。同じ映像は発見できませんでした。


NO.1
   N   Take That / Never Forget

Their last single with band comedian Robbie was made with help from Jim Steinman & goes straight in at No.1.
テイク・ザットは95年7月にロビー・ウィリアムズが脱退し、4人体制になりました。しかしこちらのPVはまだロビーがいます。それどころか、5人体制のテイク・ザットの歴史を振り返るような構成になっていて、脱退を惜しむような気にさせられます。
この時点では全く想像できませんでしたが、その後しばらくしてからのロビーの活躍っぷりは凄まじいものがあります。



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Reverence (Reis)
Faithless
Cheeky / Sbme
2006-11-28


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