1995年6月9日のオンエア情報です。

19950609_1この時期フジテレビ深夜の番組前アイキャッチは「ストレイシープ」シリーズですが、BEAT UKの前は忘れられているのか軽視されているのか、たまにしか流れませんでした。
ところが95年4月からは流される率が増え、今週回からは第三弾のMerry-Go-Round編が始まりました。
これからは毎週アイキャッチが流れるようになります。


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字
はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
日本語の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません。ご了承ください。


BEAT UK  June.09.1995 On Air 
Voice / Neil Fox

TOP 20
20   Tina Arena / Chains
19 N Jimmy Somerville / Hurt So Good
Releasing his first solo album in '89 and his Greatest Hits in '91, this single is from his new album 'Dare To Love'.

18   Incognito / Every Day
17 N Radiohead / Fake Plastic Trees

Oxford band Radiohead, who recently toured Japan, release this epic ballad from their latest album 'The Bends'.
ブリットポップというのはムーブメントであって厳密な音楽ジャンルではありません。しかしブリットポップの普遍的なイメージとして「インディーっぽさのあるギターロック」であったり「シニカルなポップロック」だったりするのではないでしょうか。レディオヘッドはこの頃ブリットポップ扱いをされていたかもしれませんが、この曲を聴くと歌詞を含めてかなり異質な感じがします。レコーディングは最初エレキギターで普通にレコーディングをしたらしいのですが、結局アコースティックギターでのバージョンになったようです。

16 N Wayne Marshall / Spirit
Starting his career in reggae & then moving to soul, newcomer Wayne has already won 5 awards in London.

15   Oasis / Some Might Say
14   Nightcrawlers / Surrender Your Love
13   Celine Dion / Only One Road
12 N Reef / Naked

Personally invited by Paul Weller to support him on his tour, this is from their debut album 'Replenish'.
リーフの5月にリリースされた2ndシングルです。1stアルバムReplenishのリリース直前です。これまでにもローリング・ストーンズ、ポール・ウェラーなどのサポートアクトを務め、メジャーレーベルとも契約し、期待が高まっていたと思います。一度解散して再結成しますが、新しいアルバムはまだ出ていません。(コンピ盤やシングルは何曲か出ている)
またこの曲はイギリスで、ソニー製MDのCMソングになっていました。

11   Livin Joy / Dreamer


ON STAGE
dEUS / Suds & Soda
同じ動画は発見できませんでしたが、おそらくこちらと同じ日のステージだったと思われます。
また95年3月にロンドンのアストリアで行われたライヴ映像もありました。観客の雰囲気は大体同じ感じで盛り上がっていました。


NEW RELEASES
Gene / Be My Light
First on the Costermonger label, the band have now signed to Sub Pop re-releasing this single & new video.

Bon Jovi / This Aint A Love Song

Bon Jovi release this single from their latest album 'These Days' to coincide with their UK tour dates.
95年6月に6thアルバム、ジーズ・デイズが日本先行発売されますが、この曲は先行シングルとして5月にリリースされたものです。B面にはスペイン語バージョンのComo Yo Nadie Te Ha Amadoという曲が入っていて、後年スペインのシンガー、ユリディアがカバーしヒットさせています。

Dodgy / Staying Out For Summer
Taking their name from a local club, Dodgy release this new re-mixed cut from their album 'Homegrown'.


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
21  Bruce Springsteen / Greatest Hits Vol.1
20  Offspring / Smash
19  ABBA / Gold - Greatest Hits
18  Chris Isaak / Forever Blue  (Somebody's Crying)
17  Boy George / Cheapness and Beauty
16  Annie Lenox / Medusa
15  Green Day / Dookie
14  Oasis / Definitely Maybe
13  Wet Wet Wet / Picture This
12  The Cranberries / No Need To Argue
11  Portishead / Dummy
10  Take That / Nobody Else
  9  Deep Forest / Boheme  (savana Dance) 前作アルバムからのPVです。
  8  Supergrass / I Should Coco
  7  Celine Dion / Colour Of My Love
  6  The Stone Roses / Complete
  5    Sheryl Crow / Tuesday Night Music Club
  4    Bob Marley / Natural Mystic: The Legend Lives On  (Keep On Moving)
  3    The Wildhearts / P.H.U.Q.
  2    Alison Moyet / Singles
  1    Paul Weller / Stanley Road  (Changing Man)


WORLD ALBUM CHART
BARCELONA
Various Artists / Pulp Fuction OST
The Cranberries / No Need To Argue
Sacred Spirit ‎/ Cantos Y Danzas de Los Indios Americanos
Bruce Springsteen / Greatest Hits Vol.1
Green Day / Dookie

AMSTERDAM
The Cranberries / No Need To Argue
Vangelis / 1492: Conquest of Paradise  (映画「1942 コロンブス」のサントラ)
Celine Dion / Colour Of My Love
Various Artists / Pulp Fuction OST
Deep Forest / Boheme

TOKYO
Diana King / Tougher Than Love
Adiemus / Songs Of Sanctuary
Incognito / 100° And Rising
Take That / Nobody Else
The Cardigans / Life


REQUEST
Beck / Loser


CHART BREAKERS
Skunk Anansie / I Can Dream
Formed in 1994, Skin, Ace, Caz & Robbie release this new single to follow their last 'Selling Jesus'.

Out Of My hair / Mr. Jones

Playing solo for many years, front man Simon decided to form this '60s inspired retro band in early 1991.
アウト・オブ・マイ・ヘアーはイギリスのバンドで、94年にデビューしました。この曲を聴くと「懐かしい、当時流れてた」と思う日本の洋楽ファンもいると思いますが、実は日本でしか受けず本国ではさっぱりだったようです。唯一この曲だけがオフシャルシングルチャートの73位に入っています。いい曲なのに勿体ない。
1stアルバムのDrop The Roof は日本先行で95年12月にリリースされますが、日本以外では売れなかったようで、本国では96年リリース後チャートにすら入りませんでした。
日本盤アルバムジャケットに合わせたバージョンのPV

Ronni Simon / Take You There
London based Ronni's second single is the title track from his forthcoming LP 'Take You There'.


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Freakpower / Astoria - London, England  14 June
Blur / The Boo Radleys / Dodgy / Mile End Stadium - London, England  17 June
これはブラーが主催したライヴで、他にもJohn ShuttleworthSparksThe Cardiacsが出演しました。

Terence Trent D'aeby / Metropol - Vienna, Austria  12 June /
 Serenadenhof - Nurunurg, Germany  18 June

NORTH AMERICA
Des'ree / Riverbend Music Center - Cincinati, Ohio, USA  12 June /
 Veterans Memorial Auditorium - Cleveland, Ohio, USA  13 June

ASIA
The Stone Roses / Nihon Budokan - Tokyo, Japan  12/13 June /
 Koseinenkin Kaikan - Osaka  14 June
これらの来日公演は、ジョン・スクワイアが骨折したため9月に延期されています。大阪公演は会場も変わりました。

EMF / On Air East - Tokyo, Japan  15/16 June
PJ Harvey / Liquid Room - Tokyo, Japan  14/15 June


FEATURE
A LOOK AT DUB
Originally a reggae influenced style of remixing dance tracks, Dub borrows from other recent dance trends also.

ダブ・ミュージックの特集です。
ダブはレゲエから発展した音楽で、1968年頃に発明されました。レゲエ原曲のリズムを強調して、エコーやリバーブをかけたりする「リズムはっきり、その他は曖昧」な感じに偶然加工したのが始まりです。ダブは現在における「リミックス」の元祖だと言われています。
音楽の中では主要なジャンルではありませんが、現在でも元祖であるレゲエ由来のダブもあれば、他ジャンルのアーティストがダブの手法を取り入れたり、電子系アーティストが更に発展させたりと、ルーツが古い割には発展の余地のある音楽スタイルです。

Dreadzone / Zion Youth

ドレッドゾーンは1993年デビューで、ジュリアン・コープのエンジニアだったティム・ブランと、元クラッシュのミック・ジョーンズのバンドのビッグ・オーディオ・ダイナマイトの初期メンバーだったダン・ドノヴァンが作ったエレクトロ・ダブグループです。
クリエイション・レコードからのデビューで、95年5月リリースの2ndアルバムSecond Lightはヴァージンに移籍してリリースしています。
この曲は正統派ダブですが、アルバムは流行色も取り入れたエレクトロな仕上がりで聴きやすいです。今でもコンスタントに新曲を出し、2017年2月にもアルバムを出しています。

Bomb The Bass / Dark Heart

ボム・ザ・ベースのダブ色の強い曲。ティム・シムノンはアシッド系やヒップホップなど色々なダンス・ミクスチャーを作る人ですが、94年のこのシングルではダブを取り入れて来ました。95年のアルバムClearでは、他にも流行りのダークなブリストル系を取り込んだりと貪欲に、かつ自分流に作り上げています。

Sabres Of Paradise / Wilmot

セイバーズ・オブ・パラダイスはダブのグループというより、実験色の強い電子系グループと言えます。このグループのベースになるのはアシッドハウスやテクノであり、レゲエではありません。しかしダブ・ミュージックをより発展させたのは、こういった実験色の強い人たちが新しいものを求めたからなのだと思います。
なお、セイバーズ・オブ・パラダイスは95年突然解散してしまいました。

Renegade Soundwave / Thunder

レネゲイド・サウンドウェーブは80年代後半から活動する3人組で(この頃は二人組)、様々な要素のダンスミュージックを取り入れているグループです。80年代からサンプリング技術を駆使し、後のビッグ・ビートへ繋がる基礎になっている感じの音楽性でした。この曲が収録されている90年リリースのアルバムIn Dubが一番ダブ要素の強い時期だったのではないでしょうか。

Orbital / Belfast / Wasted
アシッドテクノやエレクトロ要素の強いオービタルがダブなのか、と言われるとどうかな…と思うところがあります。アルバムによって音楽性に若干の違いがある彼らですが、3rdアルバムSnivilisationでは色々なジャンルを取り入れており、特にアルバム前半にはダブ要素を取り入れたアンビエント・ダブ的な曲があります。

Rockers Hi Fi / Push Push

Along with Massive Attack's all Dub LP 'No Protection', bands Rockers Hi Fi & Dreadzone are recent rising sters.
彼らのデビューは91年で、この曲も91年に初出でした。その頃はOriginal Rockersと名乗っていましたが、94年に現在の名前に改名し、このクラブヒットした曲は95年に再発されました。レゲエから生まれたダブは進化を続け、交じり合い、パンク、シューゲイザー、ジャングル、トリップ・ホップ等様々な音楽に取り入れられ、発展して行ったのでした。

日本にもかつてミュート・ビートというダブグループがいまして、リアルタイムでは知らなかったのですが、これ今見るとメンバーがとても豪華なんですよね。それだけメンバーが後年活躍しているということなのでしょう。


ON STAGE
Earthling / Infinite M

同じ映像を発見しました。The BEAT 由来のようです。


OTHER CHART HIGHLIGHTS
BLUES
Gary Moore / Need Your Love SO Bad
As Clapton, John Lee Hooker & Buddy Guy Still chart, Gary's tribute to '60s UK bluesman Peter Green may follow.

RAP
Smooth / Mind Blowin'
The rap charts are a mixed bag this week with the likes of Smooth and Method Man featuring Mary J Blige.


TOP 10
10N Pulp / Common People
Formed in '77 as Arabicus Pulp, Javis, who was then 14, is only member of the original band still remaining.

 9   Montell Jordan / This Is How We Do It
 8   Billy Ray Martin / Your Loving Arms
 7   Ali Campbell / That Look In Your Eye
 6   Scatman John / Scatman (ski-ba-bop-ba-dop-bop)
 5 N Therapy? / Stories
From the upcoming LP 'Infernal Love' this is co-written by frontman Andy Cairns & bassist Michael McKeegan.

 4   McAlmont & Butler / Yes
 3   Perez Prado / Guaglione
 2 N Baby D / (Everybody's Got to Learn Sometime) I Need Your Loving

Originally performed by the Korgis, this is Baby D's follow up their dance hit 'Let Me be Your Fantasy'.
この曲はカバーで、原曲はThe Korgisによる1979年のEverybody's Got to Learn Sometimeです。非常にたくさんのアーティストがカバーする名曲で、電子系アーティストがアレンジしやすい曲なのかもしれません。彼らは今まで何枚かシングルを出してきましたが、それらをまとめた1stアルバムDeliverance は96年2月にリリースされます。


ON STAGE
dEUS / Gimme The Heat
前半と同じステージです。放送の映像と服装が全員同じだったので、こちらと同じ日のステージだったと思われます。これと同じ映像も見つかりませんでした。残念。


NO.1
  →  Robson & Jerome / Unchained Melody





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ドロップ・ザ・ルーフ
アウト・オブ・マイ・ヘアー
BMGビクター
1995-12-16

    mixiチェック

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