1995年5月12日のオンエア情報です。

ここのところ興味のある過去のライヴ情報を探す機会があるのですが、流石に20年以上前のライヴの詳細を調べるのは苦労します。
会場、日時、出演者、曲目全部そろうことはまれで、何ひとつわからないことも多いです。
しかしそこはネット社会。ご丁寧に載せてくれている方もいらっしゃいます。有名アーティストともなるとウィキペディアにライヴ一覧ページや、ライヴ日程や出演TV番組を記録したファンサイトがありますし、アーティストのオフシャルページに会場と日時全て載せている場合もあります。
実際にはそんなこと調べても、ましてや海外のライヴ情報なんてほとんどの人には共感しようもないのですが、調べて、情報をすり合わせて、自分なりに推測する、というのが楽しくなってしまったのでした。


先週からのランキングの
  はダウン
  はアップ
 → は変化なし
N はNew Entry、R はRe-Entryです。
太文字
はアーティスト名で、/ の後に曲名が続きます。
基本オンエアそのままの表記ですが、スペルミスや追記が必要そうなときはその都度調整します。
ミュージックビデオはPV(プロモーションビデオの略称)と表記します。

英語テロップはBEAT UKの放送から引用しています。
日本語の説明部分は自分の感想であり、翻訳ではありません。ご了承ください。


BEAT UK  May.12.1995 On Air 
Voice / Neil Fox

TOP 20
20 N Runrig / As Ubhal As Airde
'As Ubhal As Airde' meaning 'The Highest Apple', is taken from their latest 'The Cutter And The Clan'.

19 N Love City Groove / Love City Groove
This London 4 piece are the choice for the UK entry for the Eurovision Song Contest hosted in Ireland this month.

18   Grace / Not Over Yet
17   (MC Sar) & The Real McCoy / Love & Devotion
16 N The Wildhearts / I Wanna Go Where The People Go

Currently searching for a new guitarist, Ginger & Co release this first single from their LP 'P.H.U.Q.'.
ワイルドハーツの2ndアルバムP.H.U.Q.(ファッキュー)が95年5月にリリースされますが、これはそこからの先行1stシングルです。アルバムはバンド最大のヒットになり、この曲はワイルドハーツの代表曲ともいえます。しかしバンドはメンバーの脱退やレーベルとの関係悪化など、あまり上手くいっていませんでした。ただ、ツアーは非常に盛り上がり大成功だったようです。

15   Brownstone / If You Love Me
14   Portishead / Sour Times
13   Let Loose / The Best In Me
12   Bryan Adams / Have You Ever Loved A Woman
11   The Outhere Brothers / Don't Stop (Wiggle Wiggle)


ON STAGE
The Boo Radleys / Wake Up Boo!

最新作Wake Up! からの大ヒットシングルです。このステージは94年にやったステージとは衣装が違ったので、直近のライヴだと思われます。可能性が高いのは、1995年4月25日にロンドンのAstoria2 で行われたものではないかと思われます。
 

NEW RELEASES
Duran Duran / White Lines (Don't Don't Do It)

The 2nd single released from their 'Thank You' LP was originally written by Grandmaster Flash & Melle Mel.
デュラン・デュランのカバーアルバムThank You からの2ndシングルです。原曲は1983年のGrandmaster Flash & Melle Mel による同名曲で、麻薬の危険性を啓蒙する曲だそうです。原曲を活かしたロックアレンジになっていて、日本でもよくこの曲は流れていました。

Urban Cookie Collective / Spend The Day
Awarded the best showcase band in Singapore, Urban Cookie release this from 'Tales From The Magic Fountain'.

The Orb / Oxbow Lakes
The 2nd single from their latest LP uses film of recent demonstrations to help save the English countryside.


UK ALBUM CHART
アルバムタイトルの後の(カッコ内)は、放送されたPVです。
21  The Prodigy / Music For The Jilted Generation
20  Weezer / Weezer
19  Terence Trent D'arby / Vibrator
18  Nirvana / Nevermind
17  Green Day / Dookie
16  Sheryl Crow / Tuesday Night Music Club
15  Aphex Twin / I Care Because You Do  (Ventolin)
14  Bob Dylan / Unplugged
13  Elastica / Elastica
12  Del Amitri / Twisted
11  Blur / Parklife  (End Of A Century)
10  Nirvana / Unplugged In New York
  9  The Boo Radleys / Wake Up!
  8  Oasis / Definitely Maybe
  7  Celine Dion / Colour Of My Love
  6  Annie Lennox / Medusa
  5    REM / Monster
  4    The Cranberries / No Need To Argue
  3    Bruce Springsteen / Greatest Hits Vol.1
  2    Portishead / Dummy  (Glory Box)
  1    Wet Wet Wet / Picture This  (Julia Says)


WORLD ALBUM CHART
FRANKFURT
Take That / Nobody Else
Die Prinzen / Schweine
Bruce Springsteen / Greatest Hits Vol.1
Annie Lennox / Medusa
Various Artists / Dance Now 10

AMSTERDAM
Vangelis / 1492: Conquest of Paradise  (映画「1942 コロンブス」のサントラ)
Celine Dion / Colour Of My Love
The Cranberries / No Need To Argue
Bruce Springsteen / Greatest Hits Vol.1
Freakpower / Drive Thru Booty

TOKYO
Diana King / Tougher Than Love
Doop / Circus Doop
Terence Trent D'arby / Vibrator
Original Love / The Very Best Of
Snow / Murder Love


REQUEST
Queen / Bohemian Rhapsody  →動画を見る
今更ですが、一度は見ておくべきPVであり、一度は聴いておくべき曲じゃないでしょうか。


CHART BREAKERS
Montell Jordan / This Is How We Do It
Montell Jordan has been No.1 in the R&B charts for six weeks with his debut single 'This Is How Do It'.

The Cardigans / Carnival

This is the third single from these Swedish Indie rockers who have had enormous success with this track.
スウェーデンのロックバンド、カーディガンズの95年3月にリリースされた2ndアルバムLifeからの1stシングルで、カーディガンズの代表曲の一つです。日本でもヒットしたので、この頃洋楽を聴いていれば自然と耳に入って来たと思います。もしかしたらイギリスよりも、日本での知名度の方が高いかも知れません。レトロモダンなサウンドは当時流行していた「渋谷系」音楽との相性が良かったのだろうと思います。

Jeff Buckley / Last Goodbye

Jeff Buckley emerged from the New York underground Cafe scene and now releases this from his LP 'Grace'.
ジェフ・バックリィはアメリカのシンガーソングライターで、この曲は94年8月リリースの1stアルバム、Grace からの2ndシングルとして95年の1月にリリースされています。このアルバムの評価は現在でも非常に高く、彼の今後の活動がとても期待されていました。
詳しい方はご存知だと思いますが、1997年に遊泳中の事故で彼は亡くなってしまったため、Graceが唯一の公式アルバムであり、95年1月末~2月の来日ツアーが最初で最後の日本公演になってしまいました。


WORLD GIG GUIDE
EUROPE
Tanita Tikaram / Royal Concert Hall - Glasgow, Scotland  16 May
Wet Wet Wet / Terminal One - Munich, Germany  17 May /
 August Schärttner Halle - Hanau, Germany  19 May  (色々間違ってたので修正済)
Celine Dion / Symphony Hall - Birmingham, UK  19 May

ASIA
Warren G / Bottom Line - Nagoya, Japan  16 May
Bon Jovi / Tokyo Dome - Tokyo, Japan  19 May
Whiteout / Penny Line - Sapporo, Japan  18 May /
 On Air East - Tokyo, Japan  19/20 May

NORTH AMERICA
The Cranberries / The Strand Providence - Rhode Island, USA  14 May
Spin Doctors / Merriweather Post Pavilion - Columbia, USA  20 May


FEATURE
UK BOY BANDS
The UK has joined the battle for the best boy band in the world, so here is our guide to some of the UK's best...

イギリスでヒットしているボーイズ(アイドル)グループの特集です。
この当時のイギリスは男性ポップスグループがたくさんチャートインしています。イギリスのグループだけではなく、アメリカやアイルランドのグループも加わり、しのぎを削っています。
グループと言っても様々で、ダンス系ポップやバンド形態などもいます。アメリカではR&B系コーラスグループがとてもヒットしていますが、コーラス系はボーイズグループではあるがアイドルではない、という扱いです。
ルックスが良いバンドなど、例えば80年代にデュラン・デュランがアイドル扱いをされたこともありますが、そもそも世界初の男性アイドルはフランク・シナトラだったと言われており、キャリアを重ねてお堅い皮肉屋な評論家が認めれば本物のアーティストと言われる、のかも知れません。

East 17 / Steam

From London, East 17 are branded as the bad boys of pop but they constantly crash the Top Ten.
イースト17はラップ+ポップスを主体としたボーイズグループで、トニー・モルティマーがレーベル契約する際に組まされたグループです。テイク・ザットを正統派とするならイースト17はヤンチャ系、みたいな扱いで比較され、いいライバルでした。

Let Loose / One Night Stand

Currently in The Beat UK Top 20 with their latest single 'Best In Me', Let Loose prepare for their 1st UK tour.
レットルーズは、リードヴォーカルのリッチー・ワーメリングが主に作詞作曲をする3ピースバンドです。ルックスが良くてメロウな曲が多かったので女性受けが良かったのですが、偏見なく普通に聴いてもいい曲が多いバンドだったと思います。

Slamm / That's Where My Mind Goes

Slamm was formed when the guys left school, since then they have had numerous hit singles around Europe.
スラムは92年デビューのバンド形態のグループです。残念ながら95年にアルバムを出さずにレーベルを離れ、その後The Children という名義で活動していたようです。2013年になって今までの楽曲を集めたSlamm名義のアルバムがリリースされました。

Boyzone / Love Me For A Reason

Currently the No.1 Irish pop band, they are best known for their cover of The Osmond's 'Love Me For A Reason'.
ボーイゾーンはアイルランドのグループで、「アイルランド版テイク・ザットを探せ」というオーディション企画で、1993年に結成されました。アイルランドではもちろん、イギリスでも非常に人気の出たグループになりました。

Take That / You Are The One (Live)

And these five lads from Manchester are still the most successful boy band in the UK, so... Take That !
この頃イギリスで最大級の人気を博していたテイク・ザット。そのベルリン公演の模様です。放送でもこれと同じ映像が流れていました。

アイドル系としてデビューしたものの、すぐ解散するグループもいます。この辺はロックバンドやダンスプロジェクト等でも同じなわけですが、作詞作曲するグループでなければ当然最初から売れ線ポップソングを提供してもらい、プロモーションもお金を使っているので、売れなければ見切りが早まるのか、それともプレッシャーやストレスで疲れて酒や薬で終わりが早まるのか…理由は様々だと思います。
以前BEAT UKのこのコーナーで特集したボーイズグループBad Boys Inc.94年6月18日回)、バンド系のOuch!94年6月4日回)は既に解散しています。


ON STAGE
The Aloof / Favelas
アルーフは1990年から活動する電子系バンドです。ブリストル系が流行っていることもあり、ダブミックスを多用する彼らにも注目が集まっていたのだと思います。この曲は最新シングルでした。
残念ながら同じ映像は発見できませんでした。


OTHER CHART HIGHLIGHTS
ROCK
Chage & Aska / Something There

Film scores are doing well in these charts with help from Bryan Adams, Hole and Japan's own Chage & Aska.
チャゲ&飛鳥の95年のアルバムCode Name.1 Brother Sunからのシングルで、初めて英語詞に挑戦した曲です。ハリウッド映画「ストリートファイター」のエンディングテーマやJALのCMソングにもなりました。海外でヒットしたかはわかりませんが、英語で歌われたにもかかわらず日本では50万枚以上を売り上げています。

COUNTRY
Bonnie Raitt / You Got It
This soundtrack cover is riding high in the charts alongside George Strait Randy Travis and Garth Brooks.


TOP 10
10  Tina Arena / Chains
 9 N Perez Prado / Guaglione

Performed by Cuban artist Perez Prado, 'Guaglione' was released due to the success of a beer commercial.
ペレス・プラード楽団の名をご存じない方は多いかもしれませんが、実は一度は聴いたことのある曲の多いミュージシャンだと思います。「マンボ」シリーズや、日本では「タブー」(8時だョ!全員集合の「ちょっとだけよ」の元ネタ)も有名でしょうか。
この曲は1956年にイタリアで作られた曲を、58年にペレス・ブラード楽団がマンボアレンジをして演奏したもので、94年~95年にギネスビールのCM曲になって再びヒットしました。

 8   Bobby Brown / Two Can Play That Game
 7   MN8 / If You Only Let Me In

 6 N Paul Weller / The Changing Man

Winner of the 1995 Brat Awards, this is the 1st single from his third solo album titled 'Stanley Road'.
日本では既に先行発売されていますが、95年5月15日にはにソロ3rdアルバムStanley Road がリリースされ、そこからの2ndシングルです。もうベテランの域に入っているポール・ウェラーですが、この頃はブリットポップのムーブメントがあって、若いロックバンドからリスペクトされまくりだったのでした。グランジが流行ってた頃に、ニール・ヤングが若いバンドにリスペクトされてたのと似ているかも知れません。

 5   Boyzone / Key To My Life
 4 N Weezer / Buddy Holly

Rising US stars Weezer release this 2nd single from their current LP which has just entered the charts at No.20.
ウィーザーの飛躍のきっかけになったこの2ndシングルは、94年9月のリリースです。この曲を作ったリバースによると「最初はとてもチープな曲だと思った」ということですが、秀逸なPVと合い強烈な印象を残しました。PVはビースティー・ボーイズの「サボタージュ」などを手掛けたスパイク・ジョーンズ監督で、1970~80年代のアメリカのTV番組「ハッピーデイズ」からのシーンを使っています。

 3 N Bjork / Army Of Me

The Icelandic queen is back with her new album with this single as the lead in the new movie 'Tank Girl'.
ビョークの2ndアルバムPost が95年6月にリリースされ、この曲はそこからの先行シングルですが、映画「タンクガール」のサントラ収録が初出でした。映画はヒットしなかったためにPVに映画のシーンは入れず、毎度やりすぎミシェル・ゴンドリー監督が製作しています。
曲は808ステイトのグラハム・マッシーとビョークの共作で、ゴリゴリのテクノ調になっています。

 2   Take That / Back For Good


ON STAGE
The Boo Radleys / Find The Answer Within
同じ動画は見つかりませんでしたが、前半と同じステージだと思われます。同じ日に出演したであろうバンドの面々は、後日ON STAGEで見ることができます。  →推定される当日のラインナップ


NO.1
   N   Oasis / Some Might Say

Having just completed a mini tour in Europe & starting work on their new LP, Oasis storm straight into No.1.
オアシスが初めて全英シングルチャート1位になった曲で、10月リリースの2ndアルバムに収録されます。今回はPVがちゃんとできていなかったのか、編集版PVという感じでかなり短く、で英文テロップの後すぐ次回日時予告→エンドロールと短い1位になっていて残念でした。
しかし、よく見るとこの編集版PVはなかなかいい感じです。公式PVが全編モノクロに対し今回はカラー映像が多く入っているので、この時は作りかけの暫定版PVだったのではないかと思われます。
19950515_1
こちらが色ありverの画像です。
映像自体はモノクロのものとだいたい同じなのですが、放送時間が超短かったので、映像自体の時間が短かったのかも知れません。
あと完成版に入っていたライヴステージ映像が暫定版には入っていなかったり、完成版ではカットされた場面があるなど、若干の違いがあります。

*追記
このバージョンは、SupersonicのUS版PVでした。見比べるとSome Might SayのPVとかなりの映像を共有していることが伺えます。手抜きなのか、ついでなのか、ファンにはたまらないのか、その辺は人によって違ってくるでしょう。



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グレース+EPs
ジェフ・バックリィ
SMJ
2009-06-10


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